こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
当記事では、20年以上ハンターハンターを愛してやまない僕が考察&解説をしています。
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ゼノ=ゾルディックについて徹底解説
ゼノ=ゾルディックの概要 | |
---|---|
年齢 | 67歳(?) |
誕生日 | 不明 |
身長 | 161cm |
体重 | 58kg |
血液型 | A型 |
性格 | 温和 |
念系統 | 放出系(極) |
能力 | ドラゴンを模したオーラを放つ |
ゼノ=ゾルディックは、シルバの父親で『イルミ』『ミルキ』『キルア』『アルカ』『カルト』の祖父。
ネテロ会長とはビジネスパートナーのような関係だが、ゼノ個人というより、元々ゾルディック家と関わりがあったと思われる。
ゼノ=ゾルディックについて①:外見
中国マフィアを連想させる服を着用しており「一日一殺」や「生涯現役」などの言葉を掲げている。
また、白い髪をオールバックにした威厳ある老人といった見た目をしているが、シルバのような威圧感は放っていない。
おそらく、暗殺者とは思えない穏やかさが、親しみを生んでいると考えられる。
ゼノ=ゾルディックについて②:性格
キルアを除けば、ゾルディック家の中で最も話が通じる存在。
使用人のカナリアからも「ゼノ様がお出になられればあるいは・・・」と思われるくらいまとも。
暗殺に関してもビジネスと割り切っており、依頼人がいなくれば状況が有利であっても放棄する。
そのため、依頼以外での殺生をしたことはなく、東ゴルトーでコムギに致命傷を負わせてしまった際は落ち込んでいる様子を見せた。
ゼノ=ゾルディックについて③:強さ
作中でもかなりの実力者で、単純な接近戦ならクロロにも引けを取らない。
また、肉弾戦や念能力だけでなく、豊富な経験値もゼノの強さの要因となっており、クロロの動きを少し見ただけで未知の能力を把握し、主導権を握り続けた。
念の熟練度も高く『練』と『纏』の高等応用技である『円』が(現状)人間では、最高域の広さを誇る300m。
カイトですら50mなのを考えると、とんでもない広さである。
ちなみに『円』の広さランキング↓
ゼノ=ゾルディックについて④:念能力
ハンターズガイドには変化系能力者と記載されていたが、冨樫展で公開された『念能力設定資料』でゼノの念系統は放出系であることが判明した。
さらに『属性円』と呼ばれる系統の修練度を表す値は『極』と呼ばれる最高到達点に位置している。
作中でゼノが使用した能力は3つ。
- 龍頭戯画
- 牙突
- 龍星群
ゼノの念能力①:龍頭戯画
オーラを龍の形に変化させ、あらゆる技の起点にする。
技として使用するだけでなく、飛行させて乗り移動することも可能。
ゼノの念能力②:牙突
龍の頭を槍のように突き出して攻撃する技。
まるで龍が意思を持っているかのように自由に動かすことができ、避けても追従させることも可能。
クロロは龍の牙に捕えられていたが、並の使い手であれば噛まれた時点で絶命することも考えられる。
攻撃と捕縛が同時に行える優れた能力。
ゼノの念能力③:龍星群
上空から大量の龍を降らせて、広範囲を攻撃する技。
隕石を想起させるほどの威力があり、たった一度の攻撃で宮殿を崩壊させる破壊力を持つ。
一般人への襲撃であれば、一度の攻撃で十分に壊滅できる大技だが、ゼノは消耗している様子を全く見せていないため、連発が可能と考えられる。
ゼノ=ゾルディックについて⑤:声優
旧アニメ版でゼノ役を演じたのは『宮澤正』さん。
他の作品では
- 『さくらももこ劇場 コジコジ』(ハレハレの父/団子屋/カメ大明神)
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』(武藤双六/シモン・ムーラン)
- 『アイシールド21』(ドク堀出)
- 『オーバーロード』(リュラリュース・スペニア・アイ・インダルン)
などを演じている。
日本テレビ(新)版アニメ版でゼノ役を演じたのは『大竹宏』さん。
他の作品では
- 『DEATH NOTE』(ロジャー・ラヴィー)
- 『金田一少年の事件簿』(藤堂壮介)
- 『ドラゴンボール』(ニコチャン大王)
- 『キテレツ大百科』(ブタゴリラ)
などを演じている。
ゼノ=ゾルディックについて徹底考察
ここからはゼノの、まだ明かされていない謎や伏線・疑問について考察していくぞ!
僕が気になっている部分は、全部考察するつもりだけど「こんなところも気になる!」って意見があれば、お気軽にコメントやお問い合わせを待ってるぜ!
ゼノ=ゾルディックについて考察①:どのぐらい強い?
ゼノは、クロロとも渡り合える実力者だが、実際のどれぐらい強いのだろうか?
作中の描写から読み解いていこう。
まず、クロロとゼノが戦えば、十中八九ゼノが勝つらしい。
しかし、クロロが本気でやり合えば、ゼノは負けると自ら言っている。(もちろん、念の戦いに絶対はないため、状況によって勝敗が変わること前提)
ニュアンス的に、いい勝負はできるけど、クロロが本気を出せば負けてしまうといった感じだろう。
次にクロロはヒソカに圧勝している。
入念に準備したとはいえ結果だけ見れば、ヒソカはクロロに手も足も出せない状態だった。
では、ゼノとヒソカが戦った場合、どちらに軍配が上がるのだろうか?
総合的な実力はヒソカの方がやや上回っているが、戦った場合はゼノが若干有利になると予想している。
なぜなら、ヒソカにとってゼノの能力は相性が悪いからだ。
ヒソカの戦術は、バンジーガムで防御したり、引き寄せたり、飛ばしたり、避けたり、時にドッキリテクスチャーで心を揺さぶったりなどテクニカルに寄る部分が大きい。
一方、ゼノは状況に合わせて、シンプルに遠距離攻撃と近距離攻撃を使い分ける。
ゼノがヒソカの能力を見極めれば、冷静に離れて戦うだろう。
そして、鋭い牙を持つドラゴンランスや、とんでもない破壊力を持つドラゴンダイブは、おそらくバンジーガムで防ぐことができないため、防戦一方になることが予測される。
ゴトー戦のような戦いも『円』を発動されれば、場所を捕捉されて隙をつくこともできず、お得意の精神的な揺さぶりも経験を積みまくっているゼノには、よっぽど意表をつかなければ効果は薄いだろう。
ヒソカに残された戦術は肉弾戦になるのだが、離れて戦おうとする者を殴り合いに持ち込むのは、かなり厳しい。
現実のボクシングですら、逃げの一手しか考えていない者を殴るのは至難。
ましてや相手はクロロと肉弾戦ができるゼノとなると尚更。
つまり、相性が悪く、ヒソカは苦戦を余儀なくされるということだ。
ゼノ=ゾルディックについて考察②:クロロ戦の時間稼ぎってなに?
クロロ戦でゼノが言っていた「時間稼ぎが見え見えじゃ」とは、一体どういう意味だろう?
僕は当初、イルミが十老頭を始末してくれるための時間稼ぎだと思い込んでいた。
だが「時間を稼ぐだけなら、もっと逃げ回ることもできたんじゃない?」という考えに至った。
クロロほどの実力者なら、それも可能だろう。
さらにクロロは「殺さなくていいの?意外だな」と発言していることから、依頼主が死んだら攻撃を止めるとも思っていなかった点にも疑問が生まれる。
つまり、クロロは十老頭が始末されるための時間稼ぎをしていたわけではない。
では、何の時間稼ぎだったのだろうか?
僕が出した結論は『戦術を練るための時間稼ぎだった』だ。
よーく見ると、クロロVSゾルディックは短い戦いの中で、かなり高度な心理の読み合いが行われている。
まず、クロロがファンファンクロスを出したのは、ゼノを生け捕りにするため。
そのためには接近する必要があったが、一瞬でゼノに気づかれてしまい、生け捕りを諦めて本を閉じた。
そして、本を閉じれば能力が消えると知ったシルバとゼノは、新たな能力を出される前に半ば強引に仕掛けた。
固定の能力しか持たないゼノとシルバは、戦いが長引けば、自分たちの能力が分析されて不利になると理解していたのだ。
その結果、クロロを追い詰めることに成功。
もし、あのまま戦いが続いていれば、最初に戦術を誤った(能力を盗むことに固執した)クロロは負けていたと予想される。
だからこそ、最後にクロロは「一対一で闘ったら、オレとあんたどっちが勝つ?」と確認した。
そこでも、正確に答えられて(クロロが本気じゃないと見破られて)、「ありゃ盗めねーわ」と呟いた。
「能力を盗もうとしたこと自体間違っていた」と言い換えても良いだろう。
さすが、普通の使い手ではない2人である。
ゼノ=ゾルディックについて雑感 まとめ
キルアの祖父だけあって、何かと魅力の溢れるおじいちゃん!
バトル系マンガは年寄りというだけで、死亡フラグが立っているのだが、ゼノに関しては「なんか死ななさそう」と思わせる安心感がある。
その安心感は、やはり実力や実績から来るのだろう。
僕も年取ったら、こんなおじいちゃんになりたい!
そして、孫にちょい甘く接したい!(何の願望)
では、また次の記事で会おう!
絶対、服に「一日一殺」とか書かんけどw
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