こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
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ハンターハンターネタバレ一覧
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ハンターハンター13巻前半【感想・ネタバレ】

12巻の後半では、ゴンとキルアが幻影旅団に捕まってしまったが、クロロを捕らえたことで首の皮一枚繋がった。
そして、ヒソカはクロロと戦うためにイルミに助けを求めて、不穏な動きを見せる。
一体、物語はどこへと向かっていくのか!?
さまざまな思惑が交錯するヨークシン編、ついに完結!
そんな気になる13巻を見ていこう!
ハンターハンター13巻No.116:9月4日⑮【死の音】

相変わらずクロロは「今の(自分が拉致されている)状況は昼下がりのコーヒーブレイクなんら変わりない平穏なものだ」とクラピカを挑発し、耐えきれずボコボコにする。
憎き仇がバカにしてくるのだから冷静でいられるわけがない。
だけど、クロロの言っていることも事実。
幻影旅団にとって『死』は不安・恐怖の対象ではなく、毎日そばにあるもの。
鼓動が不気味という感覚は僕には分からないけど、クロロの異常性を見事に表現しているシーンだと思う。
さらにクロロは追い討ちをかけるようにウボォーの最期の言葉をクラピカに尋ねた。
「覚えていない」と返すが、ノータイムで嘘とバレるw
完全に冷静さを失うクラピカを見て、クロロは「使命より仲間を取る」と確信した。

その頃、アジトには何者かが侵入していた。
着物を身に纏った子ども、そうカルトだ。
窓から飛び降り、どこかへ去って行く。
ボノレノフが「追うか」とフランクリンに尋ねるが「全員が揃うまで待とう」と様子見。
実際はイルミとヒソカが入れ替わるための芝居だった。
撹乱は成功し、イルミとヒソカは無事に入れ替わる。
ハンターハンター13巻No.117:9月4日⑯交渉成立

1人で空港まで辿り着いたパクノダ。(後ろ姿ただのOL)
- 念能力の使用を一切禁止
- 旅団との接触を一切禁止
頭を潰せば幻影旅団は消えると思っていた。
しかし、頭を潰したとしてもクモは存在し続けることを知ったクラピカは「本当にこれでいいのか?」と迷うが、他に何も思いつかない。
それにゴンとキルアを無事に取り戻すことが今のクラピカの最優先事項。
パクノダは2つの条件を了承し、かつてウボォーを殺した鎖『律する小指の鎖』がクロロに刺される。
そして、次はパクノダ自身が受ける条件。
- ゴンとキルアを小細工なしで無事に解放すること
- クラピカの情報を一切漏らさないこと
これもパクノダは受け入れた。

もし、幻影旅団が本当に血も涙もない非情なだけの集団なら、最初からクロロを取り返すための取引は行われなかっただろう。
頭の良いクラピカは、幻影旅団がただの冷酷なだけの存在ではないと感じている。
少なくともパクノダは違う。
感じながら、気づかないフリをしているのだ。
もし、気づいてしまったら純粋な憎しみを向けることができないから・・・
センリツはクラピカの中の矛盾を鼓動で感じ取っていた。
確かにクモは悪かもしれない、だけど目の前にいるパクノダの「クロロを助けたい」という純粋な気持ちにつけ込むクラピカは悪じゃないと言い切れるのか?
「正義」の対義語は「悪」ではなく「もう一つの正義」なのかもしれない。

念の刃が刺されたパクノダはアジトに帰還するが、団長を連れて来ていないことと、ゴンとキルアを連れて行くと言い出したことにブチギレるフィンクス。
『クロロを助けたい派』と『掟を守る派』で不穏な空気が流れる。
ノブナガはまだ寝ていた。
ハンターハンター13巻No.118:9月4日⑰【影のまとめ役】

『クロロを助けたい派(マチ・パクノダ・コルトピ)』と『掟を守る派(フィンクス・フェイタン)』での言い合いが徐々にヒートアップしていく。
パクノダ以外は、クラピカが操作系か具現化系か知らないため「クラピカに操作されている」という可能性も捨てきれない。
だから、疑うのは無理もないけど・・・
今度はやり取りを見ていたゴンが「なぜ、仲間を助けたい気持ちがわからないんだ!」とブチギレた。
この純粋さがゴンの良いところであり、悪い部分でもある。
フランクリンがフィンクスとフェイタンを止めなければ、ゴンとキルアは殺されていたかもしれない。
シャルナークが想定するクモにとっての最悪のケースは「団長はすでに死んでいて、マチ・コルトピ・シズク・パクノダ・ノブナガ・ヒソカが操作されていること」
しかし、クモにとって最悪のケースは「クモが全滅すること」だとフランクリンは語る。
それ以外のケースは屁でもない。
だけど、旅団同士が揉めていたら本当に全滅しかねないので、パクノダを行かせてクロロが帰ってこなければ操作されてる奴をぶっ殺してクモ再生ということだ。
フランクリンは影のまとめ役になっているのかもしれない。
フランクリンの説得の甲斐あって、メンバーはパクノダを行かせることにしてことなきを得た。

順調に進んでいた話をぶち壊すように突然現れるヒソカ。
ヒソカの目的はクロロと戦うこと。
それ以外は興味がないためクラピカは許容し、クロロとゴンとキルアは無事に交換された。
戦うために岩山に残ったヒソカとクロロ。
さぁ、勝負の行方はいかに!?
⇨『ハンター試験』『ヨークシン編』『総選挙編』まで試しに読んでみる
ハンターハンター13巻No.119:9月4日⑱【パクノダよ永遠に】

旅団同士の争いは掟で御法度なので、ヒソカは自分がクモではないことをクロロに明かす。
メンバーじゃないと知ったクロロは念が使えなくなってしまったことを打ち明け、すっかり興味を無くしてしまったヒソカ。
そして、パクノダに本当の占いの結果だと「メンバーは半分になっていた。運命は少しずつズレてきている。さよなら」と告げた。

ヒソカの「さよなら」はこの後のパクノダのことを思っての言葉だったのかな?
そんな気がする。
ヒソカって本当によく分からない部分が多いよね。
どんな人生を歩むことがヒソカにとって幸せなのだろう。

アジトに戻ったパクノダ。
しかし、団長の姿がない。
フィンクスが「理由を説明しろ」と今にも襲い掛かりそうな動きを見せる。
パクノダは「信じて受け止めてくれる?」と結成時のメンバーに銃を向けた。
シズク・コルトピ・ボノレノフは後から入ってきたってことだね。
額に銃弾がヒットし、記憶と思いが伝えられる。
そして、ジャッジメントチェーンの誓いを破ったパクノダは永遠の眠りについた。
その頃、1人になったクロロは占いに出ていた東を目指す。
ハンターハンター13巻No.120:9月6日①【死後強まる念】

ゴンたちが無事帰還した後、クラピカは能力を長期間使用した反動で寝込んでいた。
誓約による反動なので治療ではどうにもならない。
しかし、クラピカが自由に動き回ると再び幻影旅団と揉めることになるため、ゴンとキルアはある意味ホッとしていた。
2人の問題はグリードアイランド。
そもそも、ヨークシンに来た本当の目的はグリードアイランドを手に入れるため。
以前、ゴンの考えた作戦を聞いたキルアは「8割方成功する!」と盛り上がる。
早速、オークションへ向かうと絶対に会いたくないクモと遭遇。

当然、一瞬で追いつかれるが、意外なことに彼らに戦意はなかった。
理由は『死後より強まる念』
念は人の思いによって作られていて、死ねば消えるとは限らず、むしろ強まる可能性さえある。
だから、団長の心臓から鎖が消えるまで無闇にクラピカを殺すことはできなくなり、ゴンたちを殺すつもりもないらしい。
パクノダの死を知ったゴンが悲しそうな表情を見せると、フィンクスは「パクはお前らに感謝してたぜ」と告げ去っていった。
パクノダの心境を知っているからこそ、二人は手を出されずに済んでいたのかもしれない。

この時のフェイタンの少し切なそうな顔は必見!
ハンターハンター13巻No.121:9月6日②【死ぬだけ】

目を覚ましたクラピカは、すぐにボスの安否確認を取る。
「ネットオークションに変わったからボスは帰った」という現状をセンリツから聞いたクラピカは、瞬時に嘘と見抜く。
しかし、実は全てが嘘というわけではない。
スクワラが殺された真実とボスが本当に無事だと知ったクラピカは安心したのか、再び眠りにつく。

その頃、ゴンたちはグリードアイランドのオークションを見ていた。
合図の意味を聞くために前の人と同じポーズを取ると『コール』と勘違いされ、240億円の支払いをするハメになる・・・
が、どうにか『大富豪バッテラ』のおかげで首の皮一枚で繋がった。
そう、ゴンの秘策とは自分でグリードアイランドを買うのではなく、買った人物にアプローチをかけてゲームに参加させてもらうというもの。
つまり、バッテラとの接触である。
ゴンの『現状で買えないなら、諦めるのではなく、どうすれば手に入れられるかを思考する』という考え方はとても大事。
オークションが終わり、早速バッテラに声をかける。
オークションに参加できたこと自体が特別な存在という証明をしているので、話を聞く価値はあると判断した大富豪バッテラ。
そして、グリードアイランドに挑戦する資格があるかを、バッテラの付き人の『ツェズゲラ(シングルハンター)』に見てもらう。
果たして結果は・・・

「プレイしても死ぬだけ」と厳しい現実を突きつけられる。
グリードアイランド入手失敗か・・・?

ツェズゲラの眉毛が炎上してる
ハンターハンター13巻前半【感想・ネタバレ】 まとめ
残念なことに幻影旅団の優秀な情報収集者で良心でもあったパクノダが死んでしまった。
パクノダを失ったクモはこれから情報収集に苦労するだろう。
結果として、クラピカは短い時間の中で2人も幻影旅団を殺したのだから、相当な強者だと認めざるを得ない。
そして、長かったヨークシン編が終わり、いよいよグリードアイランド編に突入かと思いきや「プレイしても死ぬだけ」というオチ。
やはり最低落札金額84億円の壁は伊達じゃないけど、2人の本来の目的が頓挫してしまっては元も子もない。
果たして、2人は目の前の厳しい現実をどう受け止めるのか!?
では、13巻の後半でまた会おう!
⇨ハンターハンター13巻を試し読みする

僕もグリードアイランドプレイしてみてー!
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