こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
当記事では、20年以上ハンターハンターを愛してやまない僕が考察&解説をしています。
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ゴン=フリークスについて徹底解説

- 年齢:12歳
- 性格:頑固・素直
- 誕生日:5月5日
- 身長:154cm
- 体重:49kg
- 血液型:B型
- 念系統:強化系
- 能力:ジャジャン拳
『ゴン=フリークス』はハンターハンターの主人公。
くじら島で叔母である『ミト』と『おばあちゃん』の3人で平和に暮らしていたが『カイト』と出会ったことがきっかけでハンターを目指す。
物語はゴンの父親である『ジン=フリークス』を親友の『キルア=ゾルディック』と探すことを主軸としており、その過程でさまざまな成長を遂げていく。
キメラアント編以降、ジンと出会ったことで作中から「主人公」の記述がなくなっただけでなく、念能力が消失したような描写もされているため、しばらく彼の活躍は見れないかもしれない。
ゴンについて①:外見

ゴンの外見は、トゲトゲ頭に緑の服がトレードマークの少年。
育ってきた環境が表れているのか『THE・わんぱく少年!』という印象を見た者に与え、卑屈さや淀みは一切感じられない。
世間から隔絶された『くじら島』で暮らしていた影響もあり、天然でお茶目な部分が目立つが、時折見せる大人びた顔に大きなギャップを抱く人も多いだろう。
父親のジンとは顔も漂わせる雰囲気もそっくりで、親子関係を知らないカイトや船長でさえ、ゴンを見てジンを連想した。
ゴンについて②:性格

ゴンの性格を一言で表すと『純粋』である。
良くも悪くも裏表がなく、怒り・悲しみ・喜びが分かりやすく表情や行動として現れるため、いつも仲間(特にキルア)がゴンの尻拭いをするハメになる。
一方、計算では真似できない行動が他人を引き寄せる魅力でもあり、他人への興味が薄いクラピカやキルアが仲間になったり、会ったばかりのノブナガに「幻影旅団に入らないか?」と誘われるなど、ゴンを気に入る者は後を絶たない。
不純物を含まない真っ直ぐな心ゆえに、ある意味では外部からの影響を最も受けやすい存在だろう。

まさにフローレス:傷のない状態
ゴンについて③:強さ

ゴンは師であるウイングから「1000万人に1人の才能」と評されるほどの才能を秘めており、レイザーに「怪物」と感じさせたり、ピトーから「コイツの牙は王の喉元に届き得る」と思わせるなど、若干12歳にして計り知れない力の一端を見せている。
まだまだ発展途上のため、作中では格上の相手に苦戦を強いられる場面が大半だが、自身への痛みを厭わない戦闘スタイルと戦闘中の急成長によって、思わぬ痛手を負う者も多い。
性格上、ゴンの力が最も発揮されるのは『誰かのために戦う時』であり、キメラアント編ではカイトを助けるために底知れぬポテンシャルを何度も見せている。
『制約と誓約』で強制的に成長したゴン、通称『ゴンさん』は作中屈指の強さを持つピトーでさえ、手も足も出せなかった。
成長すれば、間違いなく世界でも屈指の実力者となるだろう。
ゴンについて④:念能力

ゴンの系統は強化系で、能力は至ってシンプル。
オーラをジャンケンに見立てて、近距離・中距離・遠距離に使い分ける『ジャジャン拳』だ。
- グー:拳にオーラを集中させて殴る近距離攻撃
- チョキ:オーラを刃状に変化させて切り裂く中距離攻撃
- パー:オーラを放出する遠距離攻撃
オーラを溜めるための「最初はグー」と掛け声を出す無防備な時間が、ゴンの意図せぬまま制約のようになっており、威力を底上げしている。
今はまだグー以外は実戦であまり役に立たないが、将来的には威力が上がるだけでなく、能力に仕掛けなどもできるかもしれない。
例えば『パー』なら相手を追尾したり、『チー』ならムチのように形状を変化させたりなど。
今後の成長に期待したい。
ゴンについて⑤:声優

旧アニメ版でゴン役を演じたのは『竹内順子』さん。
竹内順子さんは『NARUTO』でナルト役も演じていて、どちらも主人公で大役。
昔、アニメでギド戦を見ていた時に「あれ?ナルトと同じ声だ」って感じたのを思い出した。
当時はネットとかなかったから、録画したビデオで声優を確認したことがあったっけ・・・

新アニメ版でゴン役を演じたのは『潘めぐみ』さん。
なんとゴン役が声優としてのデビュー作!潘めぐみさん自身もハンターハンターが大好きらしく、その主人公を演じるってすごい嬉しいよね。
他の作品には『NARUTO』のうちはオビト役(少年)と『ワンピース』のお玉役も演じている。
ゴン=フリークスを徹底考察

ここからは、ゴンについて徹底考察していくぞ。
僕が気になっていることは全て考察対象だけど、見落としてる部分とか気になる部分があれば、お問い合わせからお気軽に言ってほしい!
では、見ていこう!
ゴンの考察①:父親は本当にジンなのか?

ネット上では、ゴンとジンは親子ではない説が、たびたび話題になっている。
確かに父親じゃない可能性もあるが、ほとんどの考察は『根拠』というよりも『願望』が入っているだけに過ぎない。
作中でジン自身が「オレの息子」と明言してるうえに、否定するシーンは一切ないため『ジンが父親じゃない説』は、現段階では深読みのし過ぎと考えるのが妥当だろう。
作中には、ゴンのことをジンの息子だと感じている者も数多くいる。
- 1巻ミトさんとおばあちゃん
ハンターハンター1巻より おばあちゃんがゴンの目について話すシーン。
- 1巻カイト
ハンターハンター1巻より ゴンがジンの息子と知らず、目を見ただけでジンの息子だと感じるシーン。
- 1巻船長
ハンターハンター1巻より ゴンが船を降りた後のシーン。
いや、あんた誰だよ・・・
- 8巻ビスケ
ハンターハンター15巻より ジン(父)が開発したグリードアイランドのシステムについて考えたビスケが辿り着いた答えは、ゴン(子)を強く育てるためのゲーム。
- 17巻レイザー
ハンターハンター17巻より ゴンの練り出したオーラの凄さを目の当たりにしたレイザーの印象。
ジンも怪物みたいな存在なんだろうな。
- 30巻パリストン
ハンターハンター30巻より パリストンが挑発するようにジンに放ったセリフ。
なぜ、パリストンはゴンがジンの息子で、ゴンの状況が大変だと知っているのだろうか?
- 32巻チードル
ハンターハンター32巻より 会長選挙の途中で旅立とうとしたジンに対して言ったセリフ。
チードルとジンは、昔から付き合いがありそうなやり取りが見られた。
そもそも、ジンが本当の父親ではない説が出たのは『ドン=フリークス』という名前が登場したからで、突然出てきた正体不明の存在と、フリークスの名が妄想に拍車をかけ、さまざまな説がネットを盛り上げることになっただけだ。
おばあちゃんがジンの出生を明言してくれているため、ドン=フリークスとの関係は血筋だけの可能性が高い。

とはいえ、これだけでは考察として面白みもないので、ジンが父親ではない可能性を示唆していた場面もピックアップしてみる。
あんまりないけど。
- 8巻ゴンがジンを名前で呼び始める
ハンターハンター8巻より 親父よりもジンと呼ぶ方がしっくり来るとのこと。
おばあちゃんの顔が何だか意味深に見えなくもない。
- 33巻実際にジンにあった後のゴンのセリフ
ハンターハンター33巻より ずっと会っていなかったら、父親という実感が沸かないのも無理はない。
やっぱり、考察要素としては薄すぎる・・・
それよりも僕が気になるのは、ジンに息子がいるのが割と共通認識になっていること。
『息子がいる』ってだけならまだしも、ゴンがジンの息子だと知ってるのはなぜ?
こっちの方が物語的には重要な気がしてならない。
ゴンの考察②:ゴンの母親は誰なのか?

ゴンの母親が誰なのかについても、ネットでは色んな説が挙げられている。
- ビスケ説
- エレナ説
- リンネ説
- サンビカ説
- チードル説
- シーラ説
- 身重の石でジンが産んだ説
冨樫先生が「母親は既に作中で出ている」とインタビューで言ってたらしいけど、どこにも証拠がない。
それでも、100歩譲って作中に出ている女性キャラクターを時系列で考察してみよう。
- 21年前(1979年)ジンは11歳でくじら島を出る
ハンターハンター8巻より ゴンはまだ生まれておらず、ジンは11歳。
当時ビスケは33歳。
その他の女性は年齢が分からないが、おそらくジンと同じように10歳前後だろう。
リンネの年齢も不明だが、すでに100歳近いと推察できるため考察対象から除外。
- 13年前(1987年)グリードアイランドが発売される
ハンターハンター8巻より ジンは19歳前後。
まだゴンは生まれていないが、ジンは息子がグリードアイランドに来るとレイザーに話す。ん???
生まれる前から子どものことを考えていたのかな?
- 10年前(1989年)ゴンを連れて帰ってきたのが10年前
ハンターハンター8巻より 11歳からの10年後なので、ジンは当時21歳。
当時ビスケは44歳で、ジンとの年齢差などを考慮し、考察対象から除外。
- 現在(2000年)
ハンターハンター32巻より ジンは32歳になり、ゴンは12歳。
結局、除外できたのはリンネとビスケだけ。
最初から分かっていたことだけど、作中の描写では母親と思われる人物はいない。
何となくだけど、ゴンの母親は作中ではあまり追求されない気がする。
そして、ゴンの母親は不明のままというのが結論だ。
ゴンの考察③:ゴンの念は復活し再登場する?

ピトーを倒す際に、ある意味死よりも重い『制約と誓約』により、死にかけの状態になったゴン。
アルカの能力よって元の状態に戻れたものの、念能力が使えなくなってしまったような描写があった。
ジン曰く、オーラ自体は出ているが、ゴンにはオーラが視えなくなってしまっているだけだとか。
一時的なものなのか、永久的なものなのかは分からないが、ハンターハンターの世界では念能力が使えない=戦闘において無力といっても過言ではない。
念が使えない頃のクラピカも依頼の斡旋所では「ひよっこ以下」と言われており、念が使えない者は実質ハンターとして活動できないことを意味する。
ましてや、ゴンは頭を使うタイプではなく、戦闘に特化したキャラクターのため、このまま戦えない状態なら主人公としての存在意義が問われることになるだろう。
ちなみに32巻までは、登場人物紹介のページに『この物語の主人公』と表記されていたが、オーラが使えなくなったと発覚した33巻から『主人公』という表記がなくなっている。


果たして、念能力が使えなくなってしまったゴンは、復活し再登場するのだろうか?
個人的にはゴンが復活する可能性は高いと考えている。
その理由はジンのセリフだ。
「現状のお前がやれる事は何か見つけるいい機会だ」
念能力が使えなくなったゴンを思いやってのセリフとも捉えられるが、先を見越したセリフに思えなくもない。
深掘りする前にゴン復活のカギを握るキメラアント編を振り返りたいと思う。
ゴンの考察④:ゴンが嫌いな読者が増えたのには隠された秘密があった

キメラアント編でゴンのことが嫌いになった読者は多いではないだろうか?
少なくとも、見ていて気分の良い場面ではなかっただろう。
僕も当初は「キルアになんてヒドいこと言うんだ!可哀想だろ!ふざけんな!」と思ったし、今でも思わなくはない。
おそらく、冨樫先生はキメラアント編でゴンの悪い部分をあえて目立つように描いたのだと思う。
キメラアント編までのゴンは、キルアにとって光のような存在であり、友達思いなゴンのセリフに胸を熱くさせた読者も多いと思うが、実は逆である。
いつも胸を熱くさせていたのはゴンのセリフではなくキルアの反応なのだ。
前述した通り、ゴンは良くも悪くも純粋そのもの。
ゴンの言動を心の底から理解できる者は、同じ純粋さを持つ者だけ。
つまり、ゴンはとてつもなく感情移入がしづらいキャラクターといえる。
例えば、レイザーとのドッジボールで、キルアが手を腫らしていると知って尚「キルアじゃなきゃダメなんだ」というセリフは通常出ないし、読者の中には「ヒドい」と感じた人もいるのではないだろうか?
ゴンのセリフにキルアが感動したような描写があったからこそ、感動シーンとして成り立たせることができるのであって、ゴンのセリフが感動を呼んでいるわけではない。
しかし、そんなキルアにも『イルミの呪縛』という致命的な欠点があった。
欠点が大きければ大きいほど、克服できた時のインパクトはより強烈になる。
だからこそ、ラモットとの一騎打ちでキルアが覚醒したシーンは作中でも屈指の爽快感があり、僕の大好きなシーンだ。
さて、前置きが長くなってしまったが、ゴンが復活する可能性を握る重要なキーワードは2つ。
- ゴンの悪癖
- 欠点の克服
冨樫先生が欠点を克服するシーンをより強烈にするために、キメラアント編でゴンの悪い部分をワザと目立つように描いたのだとしたら、ジンの言った「現状のお前がやれること」というのは欠点の克服に繋がる可能性が高い。
ピトーの前で見せたゴンの気迫と鋭さは、欠点さえ克服すれば、破格のインパクトを物語に与えるだろう。
特に話が複雑な継承戦のような場面に(欠点を克服した)ゴンが参戦すれば、ヒーローのように劇的な活躍も期待できる。(可能性としては低いが)
そして、ジンは世界樹の上でも、ゴンの活躍を暗示するような「道草を楽しめ。大いにな」とも発言しているため、ゴンの一時的な退場は必須条件だったのかもしれない。
というわけで、僕はゴンの再登場を信じている!
ちなみにクラピカが本格的に再登場するまでにかかった時間は約14年・・・
それでも僕は信じているよ!
ゴンの考察⑤:覚醒した後遺症?ゴンが急に幼くなった理由

覚醒(ゴンさん)から元の姿に戻ったゴンだが、以前よりも幼くなった気がしないだろうか?
冨樫先生は描く時期によってキャラクターの絵が変わるから、ただの気のせいかもしれないけど、他のキャラと比較してもゴンだけ、随分と子どもっぽく見える。
考察というより、僕の個人的な感想でしかないかもしれないが、強制的な成長(ゴンさん)の後遺症のようなものかも?とちょっとだけ思っている。
ゴン=フリークスを徹底解説&考察 まとめ

主人公としては、やや不遇気味の印象を受けるゴンだが、これからの劇的な活躍を僕は期待している。
特にドン=フリークスという名前が出た以上、同じ姓を持つゴンとジンには大きな秘密が隠されているとしか思えない!
そもそも、ゴンはキルアよりも謎が多いキャラクターだということに記事を書いていて感じた。
いやー、早くゴンの復活もそうだけど、再開しないかなー!

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