こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
当記事では、20年以上ハンターハンターを愛してやまない僕が考察&解説をしています。
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ゲンスルーについて徹底解説

- 年齢:不明(30代?)
- 性格:冷酷・残忍
- 誕生日:不明
- 身長:不明(180cmぐらい?)
- 体重:不明(ヒョロそう)
- 血液型:不明(血も涙もない)
- 念系統:具現化系
- 能力:『一握りの火薬』『命の音』
グリードアイランドのベテランプレイヤー。
初登場時は『ハメ組』と呼ばれる、うだつが上がらない者同士で結成されたチームの初期メンバーだったが、その正体は『爆弾魔』と呼ばれる残忍かつ悪質なプレイヤー。
グリードアイランド内では上位の実力を持っており、ゲームクリアに大手をかけた。
しかし、ゴン・キルア・ビスケを甘く見た結果、戦いに敗れ捕らえられる。
ゲンスルーについて①:外見

ゲンスルーの外見は、テレビプロデューサーを想起させるような服装に三角メガネをかけた自信のなさそうな優男。
パッと見た感じの印象は「弱そう」だが、全てが演技であり、本性を表した後は見え方がガラリと変わる。
自信の有無が表情・仕草から滲み出ており、とんでもないインテリ強者サイコパスのよう見えた読者も多いだろう。
ハメ組および読者の誰1人としてゲンスルーが『爆弾魔』だと気づけなかったのは卓越した演技力の賜物だ。
ゲンスルーについて②:性格

ゲンスルーの性格を一言で表すなら『サイコパス』そのもの。
目的のために他人の顔を整形したり、命を失うリスクのある方法でカードを開封させたり、演技とはいえ、数年を共に過ごした仲間を平気で皆殺しにした後、高笑いするイカれた精神の持ち主。
他人に対しては、ある意味で幻影旅団よりも残酷な振る舞いを平気で行う。
しかし、真の仲間である『バラ』と『サブ』については、自分よりも優先して治療を受けさせようとしたり、特に意味もなく同じリスクを背負ったりなど、忖度抜きの強い絆で結ばれている様子。
いかに残酷で高い実力を持っていようと、仲間がいなければハンターハンターの世界では通用しないことを体現しているようなキャラクターなのかもしれない。
ゲンスルーについて③:強さ

ゲンスルーの戦闘力はかなり高く、その実力はシングルハンターの称号を持つ『ツェズゲラ』にすら「足元にも及ばない」と言わしめるほど。
- オーラの総量
- 頭の回転
- 念の技術
- 肉弾戦
作中の描写を見る限り、幻影旅団の非戦闘員と同等、もしくはそれ以上と考えて遜色ないレベルだと推察できる。
ゴンが勝てたのは、アベンガネの考察通り入念な準備と対策のおかげだ。
ツェズゲラ曰く、ゲンスルーの強さの根源には「明らかに殺傷目的で念を修めている」点が挙げられているが、ハンターハンターの世界で戦闘力の高さは非常に重要であるため、ゲンスルーの行動指針は決して珍しいものではない。
ゲンスルーについて④:念能力

ゲンスルの念能力は2つ。
- 一握りの火薬
- 命の音
実はゲンスルーの念系統は作中で明言されていない。
ハンターズガイドでは『具現化系』と書かれているが、毎度のことハンターズガイドはいかんせん信憑性が乏しいため、鵜呑みにはできない。
個人的に平気で嘘つく感じとか、肉弾戦をメインに戦っているあたり、変化系かな?と思わなくはない。
そんなゲンスルーの能力を1つずつ分解していき、念系統まで判別していこう。
ゲンスルーの能力①:一握りの火薬

『一握りの火薬』は手のひらで掴んだものを爆破する能力。
自身が傷つかぬように爆発の威力は大きくないが、防御せずに受けてしまった箇所は甚大なダメージが残る。
掴めるものは、バスケットボールぐらいまで。
ところで『一握りの火薬』の能力は、具現化系に属するだろうか?それとも変化系に属するのだろうか?
仮に具現化系だった場合、火薬を具現化させているわけなのだが、火薬を爆発させるには衝撃や熱などのキッカケが必要となる。
しかし『一握りの火薬』は掴んだ瞬間に爆発していて、熱や衝撃などのキッカケがない。
つまり、ゲンスルーは何かを具現化させて爆発を起こしているわけではなく、オーラそのものを爆発させている=オーラの性質を爆発に変化させているのだ。

書いてる途中で判明したんだけど、冨樫義博展の情報ではゲンスルーは具現化系らしい。
結論、ゲンスルー自身の念系統は具現化系だが『一握りの火薬』は変化系に属する能力ということ!
ゲンスルーの能力②:命の音

『命の音』は対象者に時限爆弾を取り付ける能力。
威力は『一握りの火薬』の10倍。
対象者の爆破させたい場所に触れながら「爆弾魔」と発言することで、爆弾を取りつけることができる。
ただし、取りつけただけでは爆弾を作動させることはできない。
爆弾を作動させるためには『命の音』を『取りつけるための条件』と『解除するための条件』を対象者に説明する必要がある。(先に能力の説明をしてから「爆弾魔」と言って触れても能力は発動可能)
爆弾の解除方法は、ゲンスルーに触れながら「ボマー捕まえた」と発言すること。
作動すると6000と表示された爆弾が具現化され、心拍数に連動して数字が減っていく。
健康的な人間の心拍数は60〜100回とされており、作動してしまうと短ければ1時間、長くても1時間40分ほどの猶予の中で解除の条件を満たさなければならない。
また、ゲンスルーとサブとバラの3人で親指を合わせながら「解放」と発言すれば、カウントの数字に関係なく爆発させることができる。
ゲンスルーについて⑤:声優

旧アニメ版でゲンスルー役を演じたのは『小山剛志』さん。
声もピッタリだったけど、写真を見てみたら小山さん自身がゲンスルーにちょっと似てるw
他の作品だと『刀語』の(校倉 必)役や『アカメが斬る!』の(オーガ)役などを演じている。

新アニメ版でゲンスルー役を演じたのは『吉野 裕行』さん。
旧アニメ版と声のギャップをあまり感じなかった。
イメージ通りって感じ?
他の作品だと『スケットダンス』の(藤崎佑介・ボッスン)役や『ヒロアカ』の(プレゼントマイク)役などを演じている。
ゲンスルーについて徹底考察
ここからはゲンスルーのまだ明かされていない謎や伏線・疑問について考察していくぞ!
僕が気になっている部分は、全部考察するつもりだけど「こんなところも気になる!」って意見があれば、お気軽にコメントやお問い合わせを待ってるぜ!
ゲンスルーについて考察①:その後どうなった?

ゴンたちに敗北したゲンスルーたち。
彼らがその後どうなったのかは全く描かれていないが、大きく分けると2つのパターンが存在する。
- 死亡している
- 生存している
個人的には生存している可能性が高いと思っているが、一応死亡している可能性も合わせて考察(ほぼ妄想)してみよう。
ゲンスルーたちのその後①:死亡パターン
ゲンスルーたちが仮に死亡していた場合、考えられる可能性は2つ。
- 拘束されたまま他プレイヤーに殺された
- 拘束を解かれた後に何者かに殺された
ゲンスルーたちよりも強い存在はハンターハンターの世界では少数派(特にグリードアイランド内)なので、仮に死んでいるなら拘束されたまま他のプレイヤーたちに殺されてしまったと考えた方が自然だろう。
殺されたとしても文句が言えないようなことをしているので、可能性は0じゃない。
ゲンスルーたちのその後②:生存パターン
ゲンスルーたちは生存している可能性の方が高いと考えている理由は3つ。
- ゲンスルーと関わりのある者はほとんど殺されてしまっている
- 命を奪おうとまで考えるキャラクターがいない
- 拘束された状態でも殺せるか不明
ゲンスルーと接触して生きていたのは、アベンガネ・モタリケ・名もなきプレイヤー(顔変えられたやつ)ぐらいで他の者はすでに亡くなっている。
アベンガネは現実世界に戻っているため、ゲンスルーを殺したいと思うほど恨みを持っていると推察できるのはモタリケともう1人のプレイヤーぐらいだろう。
仮にモタリケが殺意を持っていたとしても、レベルの差がありすぎて拘束した状態でも殺せるかには疑問が残る。
ただ、この考察には僕自身の「ゲンスルー達には生きていて欲しい」という若干の願望が入っているからちょっと考え方が偏っているかもしれない。(実際、モタリケでも武器とか使ったら殺せるだろうし)
戦う前から『大天使の息吹』を6枚分用意していたとゴン達のセリフを聞いたゲンスルーの吹っ切れたような顔に「改心するのかも?」と何となく少しの希望を持たざるを得ないのだ。
いつか、ゲンスルー(善)が登場することを願う。
ゲンスルーについて考察②:ゴンに負けた理由

圧倒的な実力差があるのにも関わらず、ゴンに負けてしまったゲンスルー。
なぜ、ゴンに負けてしまったのだろうか?
そして、一体どのように立ち振る舞っていれば、ゴンに勝てていたのだろうか?
それぞれの観点で考察していこうと思う。
- カードを奪わないといけなかった
- 能力を知られてしまっていた
- ゴンを舐めすぎていた
ゲンスルーがゴンに負けた理由①:カードを奪わないといけなかった
そもそも、ゲンスルーの目的はゴンに勝つことではなくカードを奪うこと。
ただ単に命を奪うだけなら負けることはなかっただろう。
『カードを奪うこと』を勝利条件とするなら、一度決めたことは死んでも曲げないゴンの性質的に駆け引きあり気のゲンスルーは最初から負けていたのかもしれない。
ゲンスルーがゴンに負けた理由②:能力を知られてしまっていた
では、ゴンを倒すことが勝利条件ならゲンスルーはゴンに勝てたのだろうか?
僕が出した結論は『勝てなかった』だ。
なぜなら、ゴンたちはゲンスルー対策を入念に行っていたから。
ゲンスルーの戦闘スタイルは『一握りの火薬』がメインだが、早々にガソリンをかけられていたら使用できなくなる。
となると、ゲンスルーに残された戦法は『命の音』か肉弾戦のみ。
しかし『命の音』は落とし穴作戦がある限り、作中通りの結末を迎えるだろう。
一方、肉弾戦は時間がかかりすぎて、サブとバラを倒したキルアとビスケが駆けつけ、ますます勝算がなくなる。
つまり、ゴンを倒すことが勝利条件だったとしても、能力がバレて対策されてしまっている以上、ゲンスルーが勝てる見込みはかなり薄いのだ。
ゲンスルーがゴンに負けた理由③:ゴンを舐めすぎていた
何だかんだ言っても、ゲンスルーがゴンに負けた最大の理由はゴンを舐めすぎていたこと。
舐めていなければ、あんな戦い方にはならなかったはずだし、能力がバレていると分かった時点でもっと警戒できたはずだ。
とはいえ、12歳の少年を相手に「油断するな」という方が難しいのも事実。

プーハットに「いかに冷静でイカれてるか相手に理解させる」と交渉のコツを説いていたゲンスルー自身が、ゴンのイカれ具合に足元をすくわれたのは皮肉なのだろうか?
ゲンスルーについて考察③:実はめちゃくちゃすごい?

ゲンスルーはとんでもない悪人だけど、意外と好きな人も多いのではないだろうか?
僕もゲンスルーは好きで、実はめちゃくちゃすごいんじゃね?と思っている。
ということで、唐突だけどゲンスルーの実はここがすごいを列挙していく!
- 冴えない人間を数年間演じ続けた(精神力がエグい)
- ハメ組がゲームクリアに近づける確信を持っていた(素晴らしい先見の明)
- 制約を逆手に取って交渉材料にしている(まるでグリードアイランド攻略のために作られた能力)
- 「爆弾魔」という言葉をグリードアイランド内で流行らせた(爆弾の設置が楽になった)
- 「疑わしきは爆する」という卓越したワードセンス(僕も欲しい)
- シンプルに強い(いっぱい修行したんだね)
- 爆弾を能力にしようと思ったこと(普通そうはならん)
- 仲間を本気で信頼している(なかなかできない)
ゲンスルーについて徹底解説&考察 まとめ

平気で人の命を奪うのに、仲間の命は優先して救おうとする仲間思いのサイコパス。
グリードアイランド編を盛り上げてくれたのは間違いなくゲンスルーだ。
そんなゲンスルーに敬意を表して今回は記事を書いた。
改めて考えると、生い立ちとかグリードアイランドに来た経緯とか一切不明で、いつかスピンオフ作品を作って欲しい。
お願いします冨樫先生。

作品名は「一握りの絆」とかでどう?
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