超ネタバレ注意!君たちはどう生きるか【あらすじ・結末】 | マンガマスタリー
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超ネタバレ注意!君たちはどう生きるか【あらすじ・結末】

君たちはどう生きるかネタバレ
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2023年7月14日に公開されたジブリの映画。

見てきたのでネタバレを書いていく!

ネタバレが苦手な人は見ないでください。

感想はこっち⇨『謎だらけ!君たちはどう生きるかを観た感想まとめ【人を選ぶ作品】

超ネタバレ注意!君たちはどう生きるか

一切の事前情報なしで観た『君たちはどう生きるか』

観る前のイメージは『風立ちぬ』のようにリアルな話になるかと思っていた。

そして、始まりはまさに想像していた通り、戦争時代のリアルな描写。

主人公『眞人』の母『久子』が入院している病院が火災によって激しく燃え広がったところから物語は始まる。

結局、母は助かることなく、父は母の妹である『夏子』と再婚。

東京から地方(夏子の実家)に引っ越すことになる。

引っ越しの途中で、夏子のお腹の中には既に子ども(弟か妹)がいることを知らされる眞人。

眞人はかなり長い間一言も話さない。

夏子の実家はかなり裕福なようで、広い屋敷のような家にお手伝いさんの老婆が7人と謎のお爺さんが1人住んでいた。

夏子に家の中を案内されていると、1羽のアオサギが眞人のすぐ横を通り過ぎていく。

通称『覗き屋のアオサギ』

普段は人に近づいてくることはないとのこと。

きっと眞人を歓迎してくれているのだろうと話す夏子。

まさにポスターに大きく描かれているキャラクターだと思われるが、このアオサギがどう物語に関与してくるのだろうか?

部屋に案内されると、疲れていたのかすぐに眠りについてしまう眞人。

母が火災に巻き込まれる夢を見て、眠りながら涙を流す。

母が好きだったのだろう。

起きた眞人が敷地内をブラブラしていると、崩れかけた塔の窓の中にアオサギが入るのを見かける。

アオサギが気になった眞人は、塔の中に入ろうとするが入り口はほとんど崩れていて中に入ることができない。

崩れた入り口に上半身だけをねじ込んだ眞人が手にしたのはアオサギの大きな羽。

そこへ、屋敷から突然いなくなった眞人を探していた老婆が2人やって来る。

老婆たちの心配をよそに「この塔は何?」と引っ越してきて初めて言葉を話す眞人。

家事のショックで言葉を失ってしまったのかと思うほど話さないから、ちょっとホっとした。

老婆たち曰く、この塔は『大叔父さま』と呼ばれる本ばかり読んでいた人が建てたらしく、水害で崩れてしまったのだとか。

そして、手にしたはずの羽がなくなっていることに気がつく。

間違いなくアオサギは、物語に重要な存在になっていく予感。

引っ越しが落ち着き、近所の学校へ通うことになった眞人は、父のダットサンとかいう車で送迎されることになる。

作中で車は相当珍しいもので、半ば父の承認欲求を満たす行為とも思えた。

案の定、クラスの子たちから眞人は訝しげな目で見られ、転校初日に喧嘩に発展してしまう。

喧嘩になる経緯は詳しく描かれていないが、僕は眞人から喧嘩を吹っかけているように見えた。

喧嘩の帰り道、石で自分の頭を殴って傷つけ大量の血を流す眞人。

学校に通いたくなかったのかもしれない。

眞人はあくまで「転んだ」としか話さないが、夏子も老婆もケガに驚き、父親は大切な息子が傷ついたことに怒り奮闘。

「あんな学校には通わなくていい」と思惑通りの結果?となる。

屋根を歩くアオサギの足音で深い眠りから目を覚ました眞人は、なぜかアオサギを倒そうと木刀を持って1人敷地内の池に向かう。

アオサギはまるで呼応したかのように、眞人目掛けて真っ直ぐ飛んでくる。

眞人は飛んできたボールを打つように木刀を振るが、くちばしに生えた人間のような歯で木刀は噛み砕かれてしまう。

そして、アオサギは人の言葉で「お待ちしておりましたぞ」

続けて「母親がお待ちしております」

眞人が「母は死んだ」と告げると、アオサギは「失礼ながら、あなたは死体を見ていない」と返す。

さらに池から顔を出した大量の鯉・カエルが眞人を母親がいる場所へ導こうとしたところで、夏子が矢を池に向かって放った。

そこで再びベッドの上で目を覚ました眞人。

老婆は眞人が目を覚ましたことを喜ぶ。

さっきの出来事が夢なのか、現実なのか判断ができない眞人は砕かれたはずの木刀を確認しにいく。

木刀はいつものまま置かれていたが、持ち上げた途端バラバラに崩れ去ってしまった。

一方、夏子は眞人への心労とつわりでベッドで寝ているとのこと。

皆から挨拶をしに行けと助言され、顔を出すと第一にケガの心配をされるが、それでも尚、どこか夏子への否定的な様子を見せ、部屋を後にした。

そして、本格的にアオサギを仕留めるためか弓矢を作り始める眞人。

弓を作っている最中、ふと窓の外を見るとベッドで寝ていたはずの夏子が森の方へ向かっているのを目撃するが無視。

仕上げに拾ったアオサギの羽を矢のお尻につけて完成。

あとはアオサギを仕留めるだけ。

しかし、老婆たちが何やら騒いでいて、話を聞くと夏子が行方不明になったらしい。

森に入るのを見ていながら、止めなかった罪悪感からか夏子探しに躍起になる眞人。

その際、複数の老婆の1人であるキリコと共に森に入っていくと、夏子の足跡が崩れかけていた塔に続いていた。

塔に辿り着くと見たことがない大きな入り口があり、眞人を歓迎するかのように明かりが灯る。

不可思議な現象にキリコは「罠だ」と眞人を止めるが、止まる気配はなく塔に入っていく。

そこで待ち受けていたのはアオサギと、亡くなったはずの母親がソファで寝ている姿。

眞人が母親に触れると、水のように溶け出す。

アオサギは「触らなければもっと長く維持できた。また作ってやろうか?」と煽る。

眞人は矢を構え、夏子の居場所を聞くがアオサギは「撃ってみろ」とさらに煽る。

すると、眞人の意思とは関係なく勝手に矢がアオサギの方へと飛んでいき、避けても避けても追従。

どうやら、拾って取りつけたアオサギの羽がアオサギを追っているらしく、ついにくちばしに矢が突き刺さった。

くちばしに矢が刺さったアオサギの口からおっさんが姿を見せ、まるでアオサギの着ぐるみを着た小さなおっさん。

まさか、こいつがポスターになっていたのか!?

なんて思っていると、塔の上におじいさん?がアオサギに「お前が責任を取れ」的なことを言って、床が沈み始め、アオサギも眞人もキリコもみんな姿を消してしまった。

下の世界・異世界編

沈んだ先に眞人を待ち受けていたのは、見渡す限り海に囲われた小さな島。

なんとなく、死後の世界を連想させる不思議な場所。

辺りを散策していると、金色の柵を見つけ近づくと大量のペリカンが柵に飛びかかる。

眞人は雪崩に巻き込まれるかのように柵とペリカンに挟まれ、ついに柵は壊れてしまった。

ペリカンに踏み潰され身動きが取れない眞人を助けたのは、男か女か判別ができない漁師のような人物。

声は高めだが、男口調で一人称もオレ。雰囲気は千と千尋のリンに近い。

柵の向こう側にあった、もののけ姫の山犬が住んでいたのと同じ大きな岩宿を警戒しつつ、2人は小舟で海に出る。

上の世界から、アオサギに連れられてきたことを話すとペリカンに食われなかったと納得する

どこかへ向かっている最中、海で大きな魚を捕らえて、家と思わしき場所に辿り着く。

そこで待ち受けていたのは、影のような人たちと『ワラワラ』と呼ばれる大きさも形もバスケットボールのような白い生物?

彼らは殺生ができないため、捕らえた魚の分け前を欲しているらしい。

眞人は包丁を渡されて、巨大な魚を不器用に解体し、疲れ果てて眠ってしまう。(よく寝るやっちゃ)

なぜかテーブルの下で目を覚ます眞人。

眞人を救った人物の名前はキリコ。どうやら女性らしい。

外にあるトイレから帰る途中、1匹のワラワラが近寄ってきて風船のように膨らみ空へと飛んでいく。

そのワラワラに続くように大量のワラワラが同じように空へ飛んでいく。

キリコ曰く、ワラワラは十分な食事が摂れると、人間に生まれ変わるらしい。

涙を流しながらキリコと眞人が、空に飛んでいくワラワラを見ていると、先ほどの大量のペリカンたちが次々にワラワラを食べていく。

しかし、翼を持たない2人にはどうすることもできない。

危機的状況の中、『ひみ様』と呼ばれる若い女性が、一隻の船から火柱(ワンピースのエースのような)をあげてペリカンたちを焼き払った。

焼かれてボロボロになったペリカンの一羽が、眞人の近くに落ちてきて、眞人はスコップを構える。

すると、ペリカンは「一層のこと殺せ」と一言。(話せたんかい)

哀れなペリカンを見た眞人は「お前らがワラワラを食べるからだ」と意見を述べる。

しかし、ペリカンは「私たちは人間によってこの世界に連れて来られた。みんな飢えている」と返答して息絶える。

ペリカンたちも生きるのに必死だったのかもしれない。

そこへアオサギがやって来るが、眞人はペリカンを供養するために穴を掘り出す。

その後、眞人はキリコの元を離れて、アオサギと共に夏子を探しに行くことになる。

別れ際にキリコは、眞人にお守り(キリコ老婆の人形)を渡す。

「キリコさん大好き」と抱きつく眞人。

どうやら、キリコ老婆とキリコは同一人物らしい。

アオサギと眞人は、夏子の情報を得るために鍛冶屋の家を訪れることに。

しかし、鍛冶屋の家に人の姿はなく、二足歩行のインコがたくさんいた。

アオサギ曰く、インコは食欲旺盛で象ですら食べてしまうとのこと。

アオサギがインコの注意を引き、眞人は鍛冶屋の家に侵入するが、すぐに見つかり食べられそうになる。

危機的状況を救ってくれたのはひみ様だった。

突然、炎の中から現れたひみ様は、彼女の家の炎まで2人でワープ。

どうやら夏子はひみ様の妹(つまり、ひみ様の正体は眞人の母:久子)らしく、2人は夏子がいる産屋(子どもを生む部屋)へと向かうことに。

その頃、現実世界では眞人の父と老婆たちが消えた眞人・夏子・キリコの捜索にあたっていた。

老婆たち曰く、久子は子どもの頃、眞人と同じように突然いなくなってしまって、1年ほどしたら同じ格好のまま突然帰ってきたことがあったらしい。

そして、塔は大叔父さまが空から落ちてきた隕石を囲うようにして作り、突然いなくなった。

そんな話を聞いた眞人の父は、塔を見に行くことにする。

ちょうど、眞人たちは産屋に向かう途中でインコたちに追われ、元の世界に帰れる扉を開け、扉から大量に飛び出してくるインコ。

父の目には眞人が大量のインコになってしまったように見えパニック状態。

なんだかんだ、産屋にたどり着いた眞人は夏子を見つけるが、夏子は元の世界に帰ることを拒み「あなたなんか嫌い」と眞人を激しく拒絶。

そして、産屋自体にも拒まれた眞人は部屋から雷と神で強制的に追い出され、ひみ様と一緒に気を失ってインコに捕まってしまう。(本当によく気を失うな)

眞人は気がつくと不思議な空間に立っていて、塔の主(大叔父さま)から後継者になって欲しいと頼まれる。

石で作られた積み木が今にも崩れそうな形で置いてあり、どうやら眞人が積み木を安定した形に組み直さないと異世界も崩れてしまうらしい。

それが石(空から落ちてきた隕石)との契約。

話の途中で目を覚ました眞人はインコの調理室にいた。

捕らえられた眞人はインコのエサ、ひみ様は塔の主への交渉材料として別々の場所に運ばれていたのだ。

食事の準備をしていたインコの隙を見て、アオサギが眞人をなんとか助ける。

そして、ひみ様を助けるためにインコのボスの元へ向かう。

インコのボスの目的は、ひみ様と引き換えに塔の主導権を譲ってもらうこと?

追いかけた眞人とアオサギがたどり着いたのは、大叔父さまと話した不思議な空間。

豊かな恵みに溢れていて、まるで天国のような場所。

大叔父さまはインコのボスに「少し時間をくれないか?」と話し、目を覚ましたひみ様と2人で不思議な空間内を散歩する。

そこへ眞人とアオサギがやってくると、再びこの世界を継いで欲しいと話す大叔父さま。

悪意のない者が積み木を組み立てると、この世界は豊かになるらしい。

しかし、眞人は学校に行きたくないという理由で自らの頭を傷つけ嘘をついた悪意のある人間、それでも元の世界で生きていきたい説明。

そこへインコのボスが割り込んできて、積み木を奪い強引に組み立てるがすぐに崩れてしまい、怒った彼は積み木を剣でぶった斬る。

その瞬間、異世界も一緒に崩れてしまい、急いで元の世界に帰る扉に向かう眞人・ひみ様・アオサギ。

インコのボスは異世界が崩れた時にただのインコになってしまった。

扉まで辿り着くと夏子・キリコと合流。

眞人・夏子・アオサギは元いた世界へ。

ひみ様・キリコは昔の世界へ。

ひみ様が火事で死んでしまうと知っている眞人は、そのことを話すが「それでいい」とのこと。

全員無事に元の世界へ帰ることができたのだ。

そして、眞人とアオサギは友達になり、普通の鳥となってどこかへ羽ばたいていく。

それから2年後、眞人・夏子・父・弟の4人で東京へ帰ることになり話は終幕。

君たちはどう生きるかネタバレ まとめ

正直、一回見るだけだと何が何やら分からなかった。

何度も繰り返して見て、ようやく理解できる作品といった感じ。

あと、他のジブリ作品も理解して見るとより楽しそうな気がする。

賛否の分かれる作品だと思うけど、僕は楽しめたし、また観たいなと思う。

というか、観てこようかな?

多分、1回目と2回目だと見え方が大きく異なるから、何度でも楽しめる作品?

感想はこっち⇨『謎だらけ!君たちはどう生きるかを観た感想まとめ【人を選ぶ作品】

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