キルアVSパーム!ハンターハンター28巻前半のあらすじ・ネタバレ | マンガマスタリー
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キルアVSパーム!ハンターハンター28巻前半のあらすじ・ネタバレ

ハンターハンター28巻前半感想・ネタバレ 表紙
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こんにちは、宮本(@mangablog2)です。

当記事では、20年以上ハンターハンターを愛してやまない僕が考察&解説をしています。

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ハンターハンターネタバレ一覧

ハンターハンター28巻のネタバレ【前回のあらすじ】

ハンターハンター28巻の概要
著者冨樫義博
ページ数208ページ
初版発行2011年7月4日
デジタル発行(モノクロ)2012年12月4日
デジタル発行(カラー版)2013年4月4日
発行所集英社

27巻の後半で、ナックルとモラウを見逃すほど大きな変化を見せたユピー。

そして、王の任を守るため無抵抗を貫くピトー

プフは護衛軍の中で起きている変化が王のためになるのかどうかを懸念する。

一方、メルエムありひとの間で揺れており、ネテロとの戦いに応じようとしなかった。

しかし、勝てば名前を知ることができるとネテロが提案したことで、ついに戦うこととなる。

果たして、ネテロ会長はメルエムに勝つことができるのだろうか!?

28巻ではキメラアント化したパームがキルアの前に立ち塞がる!

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ハンターハンター28巻No.291:自問

ハンターハンター アイザック=ネテロ

王が応えると同時に空中へ飛び上がるネテロ会長

またしても、祈る動作をしたネテロの背後から巨大な観音が現れ、何本もある腕を張り手のように放つ『九十九つくも』をメルエムに繰り出した。

攻撃の間、ネテロは自問する。

「いつからだ?敵の攻撃を待つようになったのは?」

「一体、いつからだ?負けた相手が頭を下げながら差し出してくる両の手に間を置かずに応えられる様になったのは?」

武闘家として強さを追い求めた結果、強くなりすぎたネテロ。

敵がいなくなると同時に武闘家として死んだのと同じ。

ネテロが求めたのは無敵ではない。

ネテロが求めたのは「敗色濃い難敵にこそ、全霊を持って望む事」である。

つまり、勝てない相手に本気で挑戦することだ。

『九十九の掌』が地盤を砕き、地下に落ちても攻撃は続く。

そして、ネテロはメルエムと出会うまでの全てに感謝を示した。

ハンターハンター28巻No.291:思惑

ハンターハンター メルエム セカンドライン(N)

メルエムはネテロの攻撃を受けながら、惜しみなき賞賛を送る。

『両手を合わせる』という戦闘に置いて無駄な所作が、メルエムに勝る武器として成立する矛盾。

5年、あるいは10年、狂気にすら近い感情で没頭したのだと一瞬でネテロの背景を読み取った。

1人の人間が努力してたどり着く限界。それを超えることのできた稀有な事例。

素直に褒め讃える言葉を送るメルエムに「虫が上から物言ってんじゃねーぞ!」と腹を立てるネテロ。

反撃の目処が立たないメルエムがとった戦術は至極単純『攻め続けること』。

百式観音を型通りにしか動けない傀儡と見なし、違う角度から攻め続ければ、いつか攻撃が届くと判断したのだ。

しかし、たくさんの腕を持つ百式観音の攻撃パターンは有限ではあるものの、無限に等しい。

メルエムは膨大な攻撃パターンから、ネテロが無意識に好む型・嫌う型を見極めて攻略しようとしている。

ダメージを受けつけない硬さと、相手の呼吸を把握する思慮の深さがなければできない芸当だ。

宮殿の中にいた時とは違って楽しそうに笑うメルエム。

ネテロもメルエムの思惑を見抜き、同じように笑う。

強敵を相手にして笑うのは戦う者の性なのだろうか?

全力を出しても勝てるかどうか分からない戦い。

ネテロには百式観音が破られても『百式の零』という奥の手がある。

果たして『百式の零』とは、どんな技なのだろうか?

ハンターハンター28巻No.293:変貌

ハンターハンター パーム

充電を終えたキルアが移動しようとした瞬間、何者かの視線を感じる。

隠れて様子を伺っていると、変わり果てたパームが姿を見せた。

見た目が変わっても中身がパームなら問題ない。

だが、心がパームでなかった場合、今のゴンが見たら壊れてしまう。

キルアはパームが正気か確かめるため、接触を図る。

話しかけたところ、以前の記憶もあり、普通に会話できることからホッとするキルアだったが「ゴンはどこ?」と尋ねられ、違和感に気がつく。

そして、質問に答えないパームが敵だと確信した。

核心を突かれたパームは全身に髪の毛を纏い、黒ずくめの衣服を着たような見た目になる。

持て余す激情を具現化したような能力の名前は『暗黒の鬼婦神ブラックウィドウ

特殊な合金でできた50kgのヨーヨーも簡単に砕き、思いのままキルアを激しく殴りつける。

全く遠慮のない全身全霊の殴打の猛攻は、今のキルアにさえ強いと感じさせた。

その頃、ナックルはメレオロンの制止を振り切って、プフとの直接対決に臨もうとしていた。

果たして、勝算はあるのだろうか?

ハンターハンター28巻No.294:決壊

キルア=ゾルディック

パームの新たな能力『暗黒の鬼婦神ブラックウィドウ』は髪の毛で自身を武装し、防御力を上げる。

だが、真の恐ろしさは強靭な守りによって可能となった全身全霊を込めた殴打。

元々、強化系だったパームと能力の相性は凄まじく、完璧にガードしても変化系のキルアではダメージを負ってしまう。

長期戦になれば完全に不利だが、ゴンのためにも退くわけにはいかない。

時間を稼ぐため、敵だと分かっているパームに話しかけるキルア。

しかし・・・

ゴンの現状を口に出したことで、ずっと抱えていた感情が一気に溢れ出してしまう。

敵を前に泣き崩れるキルア。

すると、パームの髪の毛に隠れていたプフが姿を見せ「殺せ」と命じる。

パームは宮殿に侵入する任務の途中で、ピトーとプフに捕らわれ実験台となった。

強い精神力を持つ兵士ほど過去の記憶を持ち、過去の記憶はキメラアントにとって害にも益にもなるが、害となる原因は記憶と感情の結びつきによって起こるため、パームの脳の記憶と感情を結びつける部位を破壊したのだ。

実験の成功は人類の破滅を意味する。

よだれを飛び散らかせながら嬉しそうにキルアを殺せと命令するプフ。

拳を強く握りしめたパームは・・

司令塔であるプフを殴り潰した。

パームはキメラアントとして目覚めてから、気持ちと体がバラバラになったような感覚の中にいて、キルアがそれを取り除いてくれたと話す。

そして「ゴンに一番必要なのは、あなたなのよ」と以前では考えられないような優しい言葉に表情が崩れるキルア。

パームの復活は実験の失敗を意味し、兵士には感情も記憶も不要だと改めて認識したプフ。

ハンターハンター28巻No.295:決意

シャウアプフ イラスト(セカンドライン)フ

ゴンの下へ駆けつけたナックルは、1対1の戦いに応じるようプフに促す。

だが、予想外にもプフの取った行動は『打ち明け』だった。

「自分は分身であり、本体は王の下へ向かっている」と自分が不利になる情報を打ち明ける。

わざわざ背後から声をかけてくる人間(ナックル)には、正直に話していると見せることが効果的だとプフは知っているのだ。

思惑通り、ナックルはプフを信用しかけるが・・・

ゴンが「騙されるなナックル」と助け舟を出す。

どんなに言葉を取り繕っても今のゴンを欺くことはできない。

プフは揺るがぬ意志を持つゴンを「厄介だ」と感じると同時にピトーを見張っている現状を歓迎する。

なぜなら、この場を去ったとしてもゴンは揺るがぬ意志によって追いかけて来ないからだ。

プフは挑発するように飛散して去っていくが、ゴンは全く意に介さず「予定より10分早く治せ」と冷酷にピトーに告げる。

ピトーはプフの行動にも少なからず動揺したが、それ以上にゴンが時間の短縮を告げたことをおそれた。

「コムギの治療が予定より10分早く終わるかもしれない」と思っていた矢先に「予定よりも10分早く治せ」と言われたのは偶然かもしれない。

それでも「コイツの牙は王の喉元にも届き得るかも知れない」と思わせるほどの『何か』がゴンにはあった。

そして、呆然と立ち尽くすナックルに王の居場所(南)を伝えるゴンを見て、ピトーは先程のプフとのやり取りを看破されたと思い込み、王のために殺さなければならないと確信する。

その頃、ブロヴーダを殺せない自分の不甲斐なさに泣きじゃくっていたイカルゴは、いつの間にかウェルフィンに背後を取られる。

もし、ウェルフィンが操作系ならイカルゴの意思に関係なく情報が漏れてしまう。

さっきまで無防備な相手にも引き金を引けなかったのに対し、仲間を売るぐらいなら死んだ方がマシだと思った瞬間、イカルゴは迷いなく引き金を引いた。

相手は師団長クラス。

果たして、イカルゴに勝機はあるのだろうか?

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ハンターハンター28巻前半【感想・ネタバレ】 まとめ

人間最強と謳われるネテロ会長の攻撃ですら、メルエムにはダメージが与えられないことが発覚。

しかも、唯一勝る武器である『祈り』にさえ攻撃が届きかけている・・・

ピンチなように感じるが、ネテロには『百式の零』という奥の手がある!

どんな技なのだろう?

あと、キメラアント化したパームがめちゃくちゃ強いのはプフの能力開花が影響しているのかな?

だとしたら、念能力の集団5000体はかなりの強者揃いになる。それも短期間で大量に。

さて、後半ではメルエムとネテロ会長の戦いも終結を迎える。

意外な展開に賛否両論が読者の間で巻き起こっている。

そんな賛否ある28巻の後半でまた会おう!

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