メルエムVSネテロ!ハンターハンター27巻後半【感想・ネタバレ】 | マンガマスタリー
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メルエムVSネテロ!ハンターハンター27巻後半【感想・ネタバレ】

ハンターハンター27巻後半感想・ネタバレ 表紙
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こんにちは、宮本(@mangablog2)です。

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ハンターハンター27巻後半【感想・ネタバレ】

ハンターハンター27巻の概要
著者冨樫義博
ページ数208ページ
初版発行2009年12月25日
デジタル発行(モノクロ)2012年12月4日
デジタル発行(カラー版)2013年4月4日
発行所集英社

27巻の前半では、キルアがユピーを相手に大暴れ。

イカルゴはブロヴーダを眠らせ、残す師団長はウェルフィンのみとなった。

さらにモラウとナックルのコンビが、ユピーを追い詰める!?

後半ではゴンとプフが火花を散らし、メルエムネテロ会長がぶつかり合う!

人類の存続をかけた戦いは、まだまだ始まったばかり!

そんな気になる27巻の後半も一緒に見ていこう!

ハンターハンター27巻No.286:本体

ハンターハンター27巻より

モラウから奪ったキセルを川に流したプフは、煙の中に閉じ込められている間に宮殿で何が起きたのかを効率よく把握するため、『蝿の王ベルゼブブ』を発動。

蝿の王ベルゼブブ

自分の体をナノサイズまで分解することができる能力。

小さいほど分裂できる数が増えるが、司令塔となる『本体』は最小でもハチ程度の大きさを維持しなければならない。

宮本
宮本

ナノサイズを調べたら髪の毛の10万分の1の太さだって。

よく分からん。

もし、モラウが『監獄ロックスモーキージェイル』を解かなければ、小さなプフを見つけることができたかもしれない。

もちろん、小さくなったプフに抗う力はなく、モラウは能力を解除するべきではなかった。

そう、任務を優先させるのであれば・・・

モラウはユピーを見た瞬間、シュートとナックルが持ち堪える時間を無意識的に理解していた。

つまり、能力を解除したのはプフが煙から抜け出したからではなく、ナックルとシュートを助けに行くため。

実際、モラウがあの場にいなければ、ナックルはユピーに殺されていただろう。

その頃、分裂したプフは宮殿内で起こっている出来事を把握。

シュートはノヴに病院まで搬送。

キルアとメレオロンは今後の動きと段取り。

王の行方を知りたいプフは、ゴンとピトーの下へ行くことにした。

ハンターハンター27巻より

意外なことに後ろからゴンを仕留めようと迫るプフをピトーが止める。

コムギを治しているのは、ゴンのためだと勘違いしているプフ。

質問しようとするが「お前には関係ない。黙ってろ」と完全に拒絶状態。

今のゴンには取り繕うスキが一切ない。

修羅場とも呼べる現状、一体どんな流れが待っているのだろうか?

ハンターハンター27巻No.287:現状

ハンターハンター27巻より

ゴンに「黙れ」と言われ、その場を去ろうとするプフ。

だが、ゴンは「そこから一歩も動くな」と止め、ピトーからも「頼む」と言われる。

プフからすれば、コムギは邪魔者。

なぜ、人間ごときのために王を探す時間を奪われなければいけないのかが分からない。

明らかに顔つきが違うピトーを見て、渋々承諾した代わりに何が起きたのかを説明するように願い出る。

もちろん、プフが本当に知りたいのは王の居場所。

キメラアントは悪者って意識で見てしまうから、護衛軍はとんでもない奴って思ってしまうけど、キメラアント側視点でだと、全員めちゃくちゃ有能だよね。

ハンターハンター27巻より

ユピーは何度も怒りを爆発させたことで、怒りという感情を自由に操作する感覚を掴みかけていた。

冷静に怒り狂う。それが感情をコントロールするコツ。

しかし、ユピーはまだ気づいていない。

『怒り』と『冷静さ』相反する感情が、なぜ同時に成り立つのか。そして、自分の変化に。

ユピーが念を使えなくなるまで残り3分50秒。

ハンターハンター27巻より

メルエムネテロ会長を運んでいた龍が目的地に到着し消える。

両者が降り立ったのは、戦争兵器の実験場。

心置きなく暴れることができる。

だが、意外にも王は戦おうとはしていなかった。

家畜としか見ていなかった人間にも生かす価値のある存在がいることをコムギを通じて知り、ネテロにも生かす価値を感じていたのだ。

だが、ネテロは立場上、引き下がるわけにはいかない。

たとえ、それが負ける戦いだと分かっていても・・・

ハンターハンター27巻No.288:賞賛

ハンターハンター27巻 プフ ファインプレー
ハンターハンター27巻より

ピトーはプフの要求通りに自分の知っていることを伝えた。

そして、さりげなく王のいる場所(南の方角)を示すことに成功。

王の居場所を知ったプフは外殻となる部分だけを場に残し、中身はほとんど王の下へと向かわせた。

その間も王とネテロ会長の会話は続く。

メルエムの目的はあくまで対話。

護衛軍との分断に応じたのも忌憚なく言葉をかわすため。

そして、メルエムが提案したのは『協力』だった。

右では子どもが飢えて死に、左では何もしないクズが全てを持っている人間社会の欠陥を、王自らが壊して作り変える。

平等とはいえぬまでも、理不尽な差のない世界

メルエムは何のために力を使うかを学習したのだ。

そう、弱くても生かすべき者を守るため・・・

ハンターハンター27巻より

メルエムはコムギと接触したことで『無機質な暴君』から『心を持つ存在』へと変わろうとしていた。

プフが恐れていたのは、ありひとになること。

そして、今それが起ころうとしている。

だが、ネテロ会長のやるべきことは変わらない。

心がブレる前に戦うことを決める。

ハンターハンター27巻より

祈るような動作をしたネテロの背後から、巨大な観音のような存在が突然現れ、メルエムに手を振り下ろす。

まるで巨人が人を叩き潰すような攻撃。

モロに食らったメルエムは果たして無事なのか?

一方、ユピーは順調に煙の数を減らし、残り10体にまで迫っていた。

モラウのこともいつでも殺せる状況だが、煙を全て消してから始末するらしい。

もはや、体力も精神力も限界のモラウ。

戦闘中に何度も進化を繰り返したユピーは、ボロボロのモラウに賞賛を送る。

だからこそ、キッチリ殺さなければいけない。

その言葉を聞いたモラウは「こいつになら殺されてもいい」と思ってしまった。

そして、鋭い刃が振り下ろされた・・・

ハンターハンター27巻No.289:条件

ハンターハンター27巻より

刃を振り下ろした瞬間、モラウは消えた。

メレオロンが間一髪で駆けつけたのだ。

しかし、刃を避けれたわけではなく、かなり深く傷を負ってしまう。

姿は消せても落ちた血は誤魔化せない。

血の跡を追うユピーを止めたのはナックルだった。

ナックルの役目は1秒でも長く姿を隠し、ポットクリンがトリタテンに変わるのを待つこと。

だが、任務のために仲間を見捨てられない甘さが行動として表れた。

ユピーはポットクリンを消せばモラウを見逃すと交換条件を出す。

ハンターハンター27巻より

もちろん、ポットクリンを消してもユピーが約束を守る保証はなく、これまで命をかけて臨んだ全てが水の泡となる。

モラウからすると、命1つでユピーを討伐できるなら安いものとさえ思っているだろう。

「ふざけんじゃねー!」と叫ぶモラウだが『神の共犯者』により、声は届かない。

ナックルを止めさせるため、メレオロンはモラウから手を離した。

それが決め手となり・・・

ナックルはポットクリンを解除。

血に染まったモラウがボロボロのシュートと重なり、ナックルの心を折ったのだ。

絶望するモラウとメレオロン。

ハンターハンター27巻より

3人を見逃し、その場を去ろうとするユピー。

あろうことか、モラウを早く医者に見せろとまで発言。

王のためを思うなら、3人とも殺すべきだと理解しながら、戦いで芽生えた『個』がユピーを変えた。

物事を単純に考えられなくなったことが、成長なのかは分からない。

しかし、ユピーの言動にナックルは完全に敗北した。

ハンターハンター27巻No.290:名前

ハンターハンター27巻より

傷ついたモラウを背負おうとするが、手を払い除けられるナックル。

命懸けで臨んだ失敗の許されない任務で『モラウのため』の行動はモラウにとって屈辱と同じ。

あの場でポットクリンを解除したことが、罪深く許せないのだ。

怒りの収まらないモラウは「今すぐ戦いに行け」となかなか鬼畜な指示を出す。

だが「心が通ったユピーを討伐することはもう自分にはできない」と漏らすナックル。

そこへ、変わり果てたノヴ(ハゲ)が現れた。

ノヴ
ノヴ

王がタクトを振れば、奴らは悪魔にでもなる!!

自信に溢れていた頃の面影はひとつもない。

ノヴ
ノヴ

そんなに言っては可哀想ですよ。

相手はハゲなのですから。

瀕死のモラウを病院に連れて行くノヴ。

ナックルとメレオロンは宮殿に残ることを決断。

やるべきことは他にもある。

一方、ナックルたちを見逃したユピーは、プフと合流。

「ピトーがまるで別人だった」とプフから報告を受け、ユピーは自身と重ねる。

「あなたはどう思いますか?」そんなプフからの質問にユピーは試されていると感じ、本心から王の下へ向かうべきだと答える。

皆、自分の中に起きた変化を恐れているのだ。

ハンターハンター27巻より

ネテロの攻撃をモロに受けたメルエム

地面に大きな穴が空くほどの威力だが、ほとんどダメージはない。

「気は済んだか?」と寛容さを見せ、議論を交わすために再び座り込んだ。

それでも退けないネテロは、巨大な観音の両手で叩き潰すような攻撃を繰り出す。

ハンターハンター27巻より

執拗なネテロに放たれた怒気は、ごくわずかな揺らぎ程度だったが、通常の間合いと比べて倍以上の距離を取らされるネテロ。

両者の間には、それだけ圧倒的な力の差があるということを示していた。

2人が交わすことができるのは拳ではなく言葉だけ。

あくまで戦う姿勢を見せないメルエムにネテロは「自分の名前を知りたくないか?」と語りかける。

女王が死ぬ間際に残した王の名前。

ハンターハンター27巻より

負けを認めさせることができれば名前を教えると提案したネテロに応える王。

頂点同士の存在がぶつかり合う!

果たして、どんな戦いを見せてくれるのか!?

ハンターハンター27巻を試し読みする

ハンターハンター27巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ

キメラアントが登場した当初、根絶させるべき対象としか思えなかったけど、物語が進むにつれて少しずつ応援したくなる部分が出てくる。

特にユピーは戦いが始まるまで、のっぺらぼうみたいに描かれることが多かったのに、ナックルたちと戦ってからは表情がしっかりと表れてて、敵を見逃すという行動まで起こしてる!

メルエムに関しても、どことなく憎めない要素が出てきて、ネテロとの会話なんて正義の味方にすら見えなくもない・・・

表情だけ見ると、人間の方が悪役に見えるのは冨樫先生の作戦なんだろうな。

さて、次巻では王とネテロ会長が作中で最も過激なバトルを繰り広げるぞ!

他者が入り込む余地のない、凄まじい戦闘はぜひアニメでも観てほしい!

果たして、勝利を手にするのは人間か?それともキメラアントか?

決着を見届けたい人は28巻でまた会おう!

宮本
宮本

まさに血沸く血沸くやで!

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