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ハンターハンターネタバレ一覧
ハンターハンター12巻後半のネタバレ【前回のあらすじ】
ハンターハンター12巻の概要 | |
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著者 | 冨樫義博 |
ページ数 | 192ページ |
初版発行 | 2001年7月4日 |
デジタル発行(モノクロ) | 2012年12月4日 |
デジタル発行(カラー版) | 2013年2月19日 |
発行所 | 集英社 |
12巻の前半ではウボォーギンの仇討ちを巡って、ノブナガとクロロで意見の対立が起こる。
ネオンから盗んだ能力を使い、クモの未来を見せたことで納得したノブナガ。
しかし、占いによってヒソカがクラピカに情報を提供していた事実が幻影旅団のメンバーに知れ渡る。
ヒソカは旅団全員を敵に回す危険に直面するが、クロロの洞察力により危機を回避しただけでなく、ヨークシンに止まらせることにも成功。
幻影旅団はクラピカの居場所を突き止め、ウボォーの仇を討つために動き出す。
団長に対する執念と互いの復讐心が交錯する12巻の後半。
果たして、想いが成就するのは誰なのか!?
そんな気になる12巻の後半を見ていこう!
ハンターハンター12巻No.110:9月4日⑨
キルアの話を聞いたクラピカは、現場にセンリツを派遣。
聴覚を活かした能力により、旅団の動きを探ることができる。
雨のために幻影旅団の会話内容は聞き取れないが、彼らが動き出したことを察知し、追跡が開始。
センリツのおかげで、バレることなく安全な距離を保ちながら幻影旅団を尾行することが可能となる。
索敵範囲外から初めてクロロを目撃したキルアは、隙のなさ・リーダーとしての威圧感を感じ取り「怖くて正面に回れない」と評価。
彼は電車で移動することが判明し、キルアはその情報をクラピカに伝える。
クラピカは向かっている方角が、スクワラの滞在しているホテルと推察し、避難するように促すが「円」の役割を担う緋の目を持って行ってしまう。
幻影旅団はホテルの最寄り駅に到着。
一体、スクワラはどうなるのか・・・
ハンターハンター12巻No.111:9月4日⑩
目的地付近に到着した幻影旅団は、走って目的地へ向かう。
一方、クラピカたちは車の混雑に阻まれ、進むことができない。
冷静さを失ったクラピカは、車から降りて走って追いかけるという思わぬ行動に出る。それを見たゴンも走って追いかける。
キルアは「走って追いかけるとバレる」と忠告するが、クラピカとゴンは聞かない。
追跡が続く中、やはりその行動がクロロに察知されてしまう。
旅団は分かれ、ノブナガ、パクノダ、コルトピは緋の目のある方向へ向かい、クロロ、マチ、シズクは追跡者たちを相手にすることになる。
ゴンとクラピカは、クロロたちが振り返ると慌てて姿を隠す。
幸い、クロロたちは影しか確認できなかったようだ。
しかし、絶対絶命のピンチに陥ったゴンは、自らの姿を現して賭けに出る。クラピカの方は、後から追いかけてきたキルアが姿を現すが、拘束されてしまう。
ゴンが初めてクロロと対面し「なぜ無関係な人たちを殺せるのか」という疑問を投げかけるが、クロロはまともな回答を返さず、自分の世界に没入してしまう。
同時に、ノブナガたちに見つかったスクワラは自らの死を悟っていた。
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パクノダに拘束されたスクワラ。
鎖使いに関する質問をされるが、話をはぐらかしたことで腕を折られる。
ウボォーの行方についても質問されるが、スクワラは嘘をつく。
最後に「大切な人はいるか」との質問に対し「いない」と答えるが、名前と容姿を言い当てられ、大声で反応。
これがスクワラの最期となった。
忠告を2度無視したスクワラは、ノブナガによって首を切り落とされたのだ。
パクノダは能力を使って、ノブナガとコルトピにクラピカの情報を直接映像として送る。
クラピカの素性が幻影旅団に完全に露見した。
一方、捕らえらたゴンたちはクモを捕らえる算段を立てていたが、いつ実行するかが決まっていない。
待ち合わせの場所はホテルの中で、クモより後に入って来る者は最優先で警戒されてしまう。
幻影旅団は決して甘い相手ではない。
作戦の決行は絶望的と思われたが、ロビーにいた男が大きな声で話を始める。レオリオだ。
彼は部下を電話で怒鳴るフリをして、ゴンとキルアに作戦開始のタイミングを伝えていた。
ハンターとしての演技力も問われる瞬間である。
ゴンとキルアはレオリオからのメッセージを受け取り、作戦の準備を始める。
ハンターハンター12巻No.113:9月4日⑫
ノブナガたちがスクワラを始末した後、ホテルでクロロたちと合流する。
捕らえられたゴンとキルアを見てはしゃぐ彼は、ウボォーを失った悲しみの反動だろうか?
作戦決行まで残りわずか2分という時、クロロはパクノダに再び能力を使わせる。質問内容は「何を隠しているか?」だ。
2人が頭の中を覗かれた瞬間、作戦が開始。
ホテルからすべての明かりが消えた。
予め、目を閉じて暗闇に慣らしていたゴンとキルアは、暗闇に目が慣れていない旅団から逃走を図る。
パクノダはキルアに腕を折られ、ゴンは顎を強烈に蹴り上げる。
そのままキルアは、拘束されたゴンを解放するためにマチの胸に鋭い腕を差し込むが、強力な筋肉の締め付けにより腕が抜けなくなってしまう。
そして、ノブナガは「円」を発動し、再び捕らえられるゴン。
2人の作戦は失敗したかのように思えた。しかし、騒動が終わった後、クロロの姿が消えていた。
ハンターハンター12巻No.114:9月4日⑬
クモの目が暗闇に慣れた頃、クロロがいなくなっていることに気がつく。
彼らにとって、団長が拉致されるなど想定外。
パクノダはゴンとキルアの記憶を共有しようとするが「2人の記憶を話せば殺す」というメッセージを見て沈黙する。
短い時間の中での思考が求められたパクノダの頭は半ばパニック状態。
クラピカたちの作戦は直前に練られたものであり、具体的な計画はなかった。
以前、2人から記憶を読み取った時にクラピカの情報が浮かばなかったのは、彼が冷徹で理知的であることを証明していた。つまり、残されたメッセージは脅しではない。
パクノダは旅団結成時のことを思い出し、マチからの言葉で、クロロを助ける決心を固める。
たとえ、それが旅団に対する裏切りであっても・・・
一方、拉致されたクロロは死の危険が迫る中でさえ、クラピカを挑発するような台詞を連発。
鎖で動けないクロロだが、実際に精神的に束縛されているのはクラピカの方だ。
ハンターハンター12巻No.115:9月4日⑮
団長が拉致されたと知らされ、本拠地から駆けつけたフェイタン・フィンクス・シャルナーク。
状況の説明をするが「なぜ、すぐに追わなかった?」という質問に対して、意見の食い違いが出てしまう。
もし、クロロと一緒に行動した人物が違っていれば、状況も大きく変わっていたのかもしれない。
そう思わされるようなやり取りを繰り広げていた。
そんな中、クラピカから旅団に人質交換の指示について電話がかかってくる。
電話に出たパクノダは「1人でリンゴーン空港まで来い」という指示を受けると、メンバーには何も言わずにその場を去った。
パクノダの行動にメンバーは驚くが、フィンクス、フェイタン、シャルナークが追いかけようとする。
しかし、ノブナガ、マチ、コルトピは追跡を阻止。
メンバー内で「掟を守る派」と「団長を守る派」に意見が分かれたのだ。
フィンクスとノブナガは一触即発の状態になるが、それを止めたのはシズク。
掃除機で背後からノブナガを叩き、気を失わせる。
いざこざが起こる中、クラピカから「嘘を見破る能力者がいる」と再度メッセージが告げられたことで、メンバーは全員アジトに帰ることを余儀なくされた。
その頃、ヒソカはクロロとの戦いに備えてイルミと連絡を取っていた。
一体、何を企んでいるのだろうか?
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター12巻後半【感想・ネタバレ】まとめ
ハンターは自身が欲しいものを積極的に追い求める一方で、盗賊は他者から奪うことを前提とした生業だから、真逆の位置関係にあるのは、すごく面白いなと感じる。
さらに幻影旅団は強さだけじゃなく、関わりたくないと思わせる精神構造も持っている。
特異な人物や極端な性格が常人に理解されにくいのと同様、幻影旅団は強大な力と独自の精神構造によって、より恐ろしい集団として描かれているんだろうな。
さて、長かったヨークシン編も最終局面。13巻からはついにグリードアイランド編に突入する!
新たな旅立ち、冒険の幕開けに対する期待が高まるぞ!
ということで13巻でまた会おう!
旧アニメ版でグリードアイランド編はOVAでしか観れない
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