考察ハンターのミヤモト（@mangablog2）です。
本記事では、ハンターハンターの主人公『ゴン＝フリークス』について解説と考察をしていく。
ハンターハンターファン必見のゴン＝フリークス考察、ぜひ最後まで楽しんでほしい。
※ネタバレを含むため、苦手な方はブラウザバックを推奨。
ゴン＝フリークスとは
| ゴン＝フリークスの概要 | |
|---|---|
| 年齢 | 12歳 |
| 誕生日 | 5月5日 |
| 身長 | 154cm |
| 体重 | 49kg |
| 血液型 | B型 |
| 性格 | 頑固・素直 |
| 念系統 | 強化系 |
| 能力 | じゃじゃん拳 |
『ゴン＝フリークス』はハンターハンターの主人公。くじら島で叔母『ミト』と曽祖母（名前不明）と共に穏やかな生活を送っていた。
しかし『カイト』との出会いが運命を大きく変え、ハンターとしての道を歩むことを決意。目的は父親である『ジン＝フリークス』を探すこと。
ハンター試験で出会った親友『キルア＝ゾルディック』と共に旅をし、数々の試練を通じて精神的にも肉体的にも大きな成長を遂げていく。
キメラアント編では、強敵の『ネフェルピトー』と激闘を果たし、瀕死の状態に陥るが、仲間の協力を経て無事に生還した後、思わぬ形でジンと再会した。
現在はネフェルピトーと戦った後遺症により、念能力が消失しているため、ゴンが再びどのような形で物語に戻ってくるのかは、今後の展開に大きな期待と謎を残している。
ゴン＝フリークスの外見
トゲトゲに逆立った黒髪と緑の服がトレードマークで、キルアとは対照的に描かれている。
顔つきや漂わせる雰囲気はジンと驚くほど似ており、彼との親子関係を知らないカイトや船長ですら、ゴンを見てジンを連想した。
また、表情も豊かで、曇りっ気のなさが前面に出ている。
ゴン＝フリークスの性格
ゴンの性格を一言で表すなら『純粋』そのもの。良くも悪くも裏表が一切なく、怒り・悲しみ・喜びといった感情がそのまま表情や行動に出る。
そのため、仲間たち（特にキルア）がゴンの後始末をせざるを得ない場面も多い。だが、その天真爛漫さこそが、ゴン最大の魅力でもある。
彼の無邪気で無垢な行動は、周囲の人間を計算では決して得られない形で引き寄せており、普段は他人に無関心なクラピカやキルアが心を開いたのも、ゴンの真っ直ぐな心が引力となったからだろう。
また、ゴンの魅力に引き寄せられた者は『ヒソカ』や『ノブナガ』などの敵サイドにまで及び、時には殺人鬼だった『ビノールト』でさえ、自己を見つめ直させるにまで至っている。
その純粋さゆえに外からの影響を誰よりも受けやすく『ゼパイル』や『ビスケ』から「危うい」と危険性が度々示唆されていた。
そして、キメラアント編では懸念されていた危うさが爆発し、キルアの心に強い痛みを与える結果となった。
ゴン＝フリークスの強さ
師である『ウイング』から「1000万人に1人の才能」と称されるほどの念の素質を持つゴンは『レイザー』から「怪物」と感じ取られ、ピトーからは「王に届く牙を持つ」とさえ認識されている。わずか12歳ながら、その力の片鱗は計り知れない。
未だ成長段階にあるため、作中では強敵に苦戦する場面も多いが、戦闘で自らを犠牲にすることを厭わないスタイルと、戦闘中に急成長する適応力によって、相手に予想外のダメージを与えることも少なくない。
その力が最も引き出されるのは「誰かのために戦う時」
キメラアント編では、カイトを救うという想いから、底知れない潜在能力を何度も発揮し、ついには「制約と誓約」によって己を強制的に進化させた姿、通称『ゴンさん』に変貌。
成長したゴンさんの前では、作中でも屈指の強さを持つピトーでさえ、成す術もなく倒されてしまった。
このまま成長を続ければ、間違いなく世界屈指の実力者となるだろう。
ゴン＝フリークスの念能力
ゴンの念系統は『強化系』
能力は非常にシンプルながらも多彩な使い方ができる『ジャジャン拳』
オーラをジャンケンに見立て、近距離から遠距離まで使い分けることができる技であり、3つのタイプがある。
- グー：拳にオーラを集中させて殴る近距離攻撃。破壊力が高く、ゴンのメインの攻撃手段
- チョキ：オーラを刃状に変化させ、相手を切り裂く中距離攻撃。鋭い一撃で、今後の修練次第で精度や破壊力が増すことが期待される
- パー：オーラを放出し、遠距離から敵に衝撃を与える攻撃。現在は実戦での威力が控えめだが、今後の成長次第では戦局を大きく変える技になる可能性を秘めている
「最初はグー！」の掛け声でオーラを溜める一瞬の無防備な時間が、ゴンの意思とは関係なく“制約”のように機能し、威力を底上げしている。
今はまだグー以外の技が実戦で活躍する場面は少ないが、将来的には、パーが敵を追尾するように飛んだり、チョキがムチのような形状変化を遂げるなどの進化に期待したい。
冨樫展で公開された『念能力設定資料』によると、ゴンの「属性円」における系統の修練度は「優」に位置していると判明した。
ゴンさんver’
ちなみにゴンさん時、念系統は変わらず強化系だが修練度は最高値を意味する『極』だが、後遺症によって現在は念能力を消失している。
ゴン＝フリークスの声優
旧アニメ版でゴン役を演じたのは『竹内順子』さん。
他の作品では
- 『NARUTO』（うずまきナルト）
- 『続 夏目友人帳』（石尾カイ）
- 『ONE PIECE』（少年サボ）
- 『魔入りました!入間くん』（バルバトス・バチコ）
などを演じている。
新アニメ版でゴン役を演じたのは『潘めぐみ』さん。
他の作品では
- 『めだかボックス アブノーマル』（花熟理桃）
- 『NARUTO -ナルト- 疾風伝』（うちはオビト少年、夕日紅）
- 『七つの大罪』（フリージア）
- 『僕のヒーローアカデミア』（中瓶畳）
- 『ONE PIECE』（お玉）
などを演じている。
ゴン＝フリークスの成長と変化
ゴンの成長と変化を各章ごとに見ていこう。
ハンター試験編
くじら島を出発したゴンが船で出会ったのは、クルタ族の生き残り『クラピカ』と医者志望の『レオリオ』
まだこの時点では念能力を会得しておらず、身体能力のみで試験に臨んだ。しかし『基本の四大行』である『絶』は無意識的に使用することができており、ヒソカからプレートを奪うという偉業を成し遂げた。
また、腕力のみで『イルミ＝ゾルディック』の腕を折るなど、念を会得する前から凄まじいポテンシャルを見せている。
キルア奪還編
『試しの門』を自力で開けられるように『ゼブロ』指導の下、身体能力の向上を図る。
ハンター試験で『ハンゾー』に折られた腕を10日で完治させる回復力を見せた後、片方2トンある扉を開けることに成功。
天空闘技場編
身体能力のみで200階クラスにまで到達。しかし、200階クラスは念での戦闘が基本となるため、念能力を身につけていないゴンとキルアは、ヒソカに止められてしまう。
未知の力に困惑していたところを『心源流』を修めていた『ウイング』に助けられ、ウイング指導の下、念能力の会得を始める。
通常であれば、数年かかる修行を『1000万人に1人の才能』により、わずか数ヶ月で『基本の四大行』をマスター。『新人狩りの三人組』を一蹴し、ヒソカへの一撃も見事にヒットさせ、ハンター試験での借りを返す。
ヨークシン編
グリードアイランドを手に入れるためにヨークシンに訪れたゴン。資金を稼ぐために『マフィアンコミュニティ』がかけていた賞金を狙って『幻影旅団』を捕獲しようと試みるが、力の差がありすぎて手も足も出ない。
対幻影旅団に特化した能力を持つクラピカと協力し、団長『クロロ＝ルシルフル』の捕獲に成功。
しかし残ったメンバーにゴン自身が捕えられ、クロロと交換という形でことなきを得る。
グリードアイランド編
ウイングの師である『ビスケット＝クルーガー』と出会う。ビスケの厳しい修行を経て、念の技術とオーラの総量が大幅に向上。
ゲームマスターの1人『レイザー』とのドッジボールに勝利し、強敵だった『ゲンスルー』を打ち破った後、初めてのゲームクリア者となった。
キメラアント編
ゴンの運命を大きく変えた『カイト』と再会。『第一級隔離指定種』に認定されている『キメラアント』（亜人種タイプ）が発見され『NGL』へと調査へ向かう。
NGLでは既にキメラアントが繁殖した状況になっており、巣の近くで直属護衛軍『ネフェルピトー』から急襲を受ける。キルアに気絶させられ、命拾いをしたゴンは強くなってNGLへ戻ることを決意。
『ネテロ会長』の出した条件である『ナックル』と『シュート』を倒すため、再びビスケの厳しい修行が始まる。中堅クラスへと成長を遂げるが、結局ナックルには勝つことができないまま、カイトが改造された事実を知り、作中で初めて強い殺意を抱く。
復讐心がゴンの実力を底上げし、討伐隊への参加が認められる。再会したネフェルピトーからは「こいつの牙は王の喉元にも届き得るかも知れない」と抹殺対象に認定。その後、カイトが既に死んでいることを知ったゴンは自暴自棄となり、通称『ゴンさん』へと変貌。ネフェルピトーに圧勝するも、強すぎた『制約と誓約』により、瀕死の状態に陥る。
総選挙編
キルアとアルカの活躍により復活を遂げ、思わぬ形で父親のジンと再会。これまで共に旅をしてきたキルアと別れた後、世界樹の上でジンと語り明かす。
王位継承編
ネフェルピトーとの激闘の後遺症で念能力が消失していることが発覚し、ジンに相談するも「現状のお前がやれる事は何か見つけるいい機会だ」と助言され、くじら島へ帰還。
帰還後の様子は特に描かれることもなく、人物紹介からも主人公表記が消え、現在の動向は不明。
ゴン＝フリークスを徹底解説 まとめ
恩人が殺されたり、念能力を失ったり、主人公としてはやや不遇なゴン。
類まれな才能と弛まぬ努力によって、今後輝けるように応援したい。
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