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ハンターハンターネタバレ一覧
ハンターハンター11巻後半のネタバレ【前回のあらすじ】
ハンターハンター11巻の概要 | |
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著者 | 冨樫義博 |
ページ数 | 200ページ |
初版発行 | 2001年3月2日 |
デジタル発行(モノクロ) | 2012年12月4日 |
デジタル発行(カラー版) | 2013年2月19日 |
発行所 | 集英社 |
11巻の前半でクロロの能力が「他人の能力を盗む」ということが明らかになった。まさに盗賊の頂点としてふさわしい能力。
クロロの秘めたる能力が未知数である以上、確実に殺すためにはゼノが命を賭けて彼の動きを封じ、シルバにとどめを刺させる作戦に出る。
伝説の殺し屋 VS 盗賊をまとめ上げる長との戦いの行方は?
そして、街中で暴走する幻影旅団を止めることはできるのか?
物語は意外な形で集結を迎える。
そんな注目の11巻を一緒に見ていこう。
ハンターハンター11巻No.099:9月3日⑮【盗賊の極意スキルハンター】
念能力を盗むリスクの高さをゼノに看破されたクロロは、本格的な戦闘態勢に入る。
ゼノの攻撃力が自防御力を上回ると予想したクロロは『盗賊の極意』を発動。
そして、盗んだ能力『不思議で便利な大風呂敷』も併せて発動。
明らかな具現化系能力。性質が分からないうちは迂闊に攻撃できない。
と、普通の使い手は思うが、百戦錬磨のゼノは違う。両手を龍の牙のように模した『龍頭戯画』を構え、呼応するように龍が勢いよく噛み付く攻撃『牙突』が放たれる。
クロロは素早く回避。しかし、その行動により、能力の秘密とクロロの狙いが読まれる原因となる。
ゼノはただの使い手にあらず。『鋭い洞察力』『素早い判断力』『応用の効く能力』を併せ持つ。生け捕りは無理と判断したクロロは戦略の変更を決意。
一方、シルバは後方から状況を分析。「あの時より、体術はさらに向上している」と過去にも一戦交えたような回想をして、大量のオーラを放出。
クロロを確実に仕留めるためには、犠牲を出さなければならないことを再認識したのだ。
緊張がピークに達した瞬間、ゼノがクロロの一瞬のスキを見逃さず捕らえる。
そのまま動きを全力で封じ込め、シルバに攻撃のチャンスを与える。そして、巨大なオーラを両手に纏い、飛び込むシルバ。
ビル全体に響く大きな衝撃音が、戦いの激しさを物語る。クロロとゼノの運命は・・・
ハンターハンター11巻No.100:9月3日⑯【意外な結末】
シルバの攻撃により、爆発のような衝撃がビル全体に伝わる。
異様な騒音にマフィアたちは不安を隠せず、いよいよ破裂寸前。
そんな中『十老頭』から「クモの頭は始末した」という直接のメッセージが伝わる。
思わぬ朗報とオークションが無事開催されることに盛り上がるマフィアたち。
しかし・・・
通信が切れると、十老頭の目に1匹のハエが止まる。そう、十老頭はすでに死んでおり、イルミによる操作で話していたのだ。
クロロも十老頭の始末をゾルディック家に依頼しており、こちらの任務が先に完了。
十老頭の死により、ゼノとシルバに戦う理由がなくなる。
クロロは「こんなチャンス、もうない」と呟くが、彼らにとっての『殺し』は仕事であり、殺さないことも重要。
2人が姿を消した後、クロロは安堵して倒れ込む。ゾルティック家の2人を相手にして生き残った彼の強運か?それとも・・・
クラピカの予想に反し、開催されるオークション。つまり、旅団の討伐成功を意味するが、クラピカは信じることができない。
怒り、焦り、不安を感じている中、ゼンジがちょっかいを出すが、クラピカは彼を殴り飛ばし「自分の目で確かめるまで信じない」と現場に向かう。
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター11巻No.101:9月3日⑰【復讐の果て】
すっかり変わり果てた姿になったクロロ・シズク・マチ・フェイタン・フランクリンを見て、ひどくショックを受けるクラピカ。
念願の旅団壊滅を自分の手も汚すことなく行えたではないか。
これで仲間の目を回収することに集中できるではないか。
なのに、旅団の死をなぜか受け入れられない。
復讐のためだけに生きてきたクラピカにとって、旅団はある意味『生きる目的』
突然、生きる目的が失われたことで喪失感が襲ったのかもしれない。
旅団の死を確かめたクラピカが急いでオークション会場に駆けつけると『緋の目』が競売にかけられていた。
なんとしてでも競り落としたいが、先ほど殴りつけたゼンジが邪魔をしてくる。
最終的に値が29億円まで釣り上げられたが何とか競り落とすことができた。
複雑な感情を抱きながら帰り道を歩んでいると、執念深いゼンジが行手を阻む。
ところが、あまりの威圧感に目を合わせると身動きが取れなくなるゼンジ。
そして、ノブナガの軟禁から無事に帰ってきたゴンとキルア。クラピカから「クモは死んだ」とだけ連絡が入り、電源が切られてしまう。
ハンターハンター11巻No.102:9月4日①【流星街】
マフィアに雇われた情報屋は、クモの死体から得られるデータで身元を割り出そうとするが、存在しないという結論に至る。
過去60年間まで遡って調べても経歴・出生・国民番号・DNAなど一切不明。
何一つ出てこない手がかりは、逆に1つの可能性を示していた。
その事実とは『流星街』出身であること。
流星街とは、何を捨てても許される場所。表向きは無人ということになっているが、推定800万人が住んでいると言われている。
過去、流星街の住人に手を出した者は『報復の対象』とされ、対象に笑顔で近づき、握手をした瞬間に爆弾で吹き飛ぶ。
その時に残されたメッセージが「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」というもの。
常識が一切通用しない異質な存在と知ったマフィアたちは、幻影旅団から手を引くことにした。
役目を一通り果たしたクラピカは、ゴンたちの前に姿を現す。
浮かない顔をするクラピカにゴンは「仲間の目を探すことに集中できる」と前向きな発言。
そして、戯れるゴンとキルアを見て、久々に見せる穏やかな笑顔。
ハンターハンター11巻No.103:9月4日②【全員集合】
久しぶりに再会したゴン・キルア・クラピカ・レオリオの4名。
ゴンとキルアは強くなるためのヒントを得るため、クラピカがどうやってウボォーを倒したのかを尋ねる。
だが、クラピカの能力が旅団以外に使えないという事実が判明。
強さの秘密は『制約と誓約』にある。念能力は、強い覚悟とリスクを背負うことで威力を底上げすることが可能。
クラピカは、旅団以外に能力を使うと死ぬという制約でウボォーを倒したのだ。
能力の秘密を明かしたことにメリットはない。むしろ秘密を知ってしまったキルアは焦る。
旅団は全滅していないからだ。生き残っているメンバーには、触れるだけで相手の情報を盗み取ることができる『パクノダ』が残っている。
旅団に特化した能力を持つクラピカがいるうちに、旅団の残党を捕らえた方が良いと説得するキルア。
一方、鎖野郎を見つける前にヨークシンを出ると告げたクロロにノブナガは怒りを露わにする。
今にも襲いかかってきそうな勢いだ。
そんなノブナガに対して、クロロは・・・
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター11巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ
11巻の見どころは、作中でも屈指の名バトル。クロロVSゾルディック家!
念能力について、まだ読者の理解も追いついてない段階でハイレベルな戦いをしてるのも面白いポイント。
物語が進み、念について理解を深めてから読み直すと、両者の戦いがより高い次元で楽しむことができる。
12巻ではヒソカの思惑によって、ゴンたちが幻影旅団と正面衝突。
それぞれの心情がせめぎ合い、物語はより複雑に!
果たして、クラピカの復讐の行方は!?
ということで、12巻でまた会おう!
HUNTER×HUNTERはやっぱり神漫画だぁ
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