こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
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ハンターハンターネタバレ一覧
ハンターハンター30巻後半のネタバレ【前回のあらすじ】
ハンターハンター30巻の概要 | |
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著者 | 冨樫義博 |
ページ数 | 208ページ |
初版発行 | 2012年4月4日 |
デジタル発行(モノクロ) | 2012年12月4日 |
デジタル発行(カラー版) | 2013年4月4日 |
発行所 | 集英社 |
30巻の前半で、ウェルフィンの一言によって記憶を取り戻したメルエム。
記憶を取り戻したメルエムには、キメラアントとしての性質は残っていなかった。
そして、残された短い時間をコムギと過ごすことに。
生き残ったキメラアントたちはヒトとして生きることを選び、各地へと散らばっていく。
キメラアントの討伐は成功したが、いくつもの課題が残っている。
果たしてゴンは無事なのか?
ネテロ会長なき今、ハンター協会はどうなるのだろうか?
キメラアント編が終わり、新たなキャラクター『十二支ん』が登場!
感動のフィナーレを一緒に見ていこう!
ハンターハンター30巻No.316:本名
キメラアント討伐に参加したメンバーのその後。
王の生死の確認はパーム1人によって行われた。
パームは1度キメラアント化されており、現場にいなかった者からすると信用に欠けてしまうため、ビーンズには心配されるが、モラウたちは信じることにした。
一方、ゴンの容体は危険そのもの。
生命維持装置を外すこともできず、専門機関へ移動させることもできない。
ノヴは能力を使い、専門機関を丸ごと病院に移動させようとする。
おそらく、討伐で不覚を取ったこと、護衛軍に立ち向かえたゴンとキルアに思うところがあったのかもしれない。
ゴンが眠る病室の前で1人考え込むキルア。
カイトはゴンの恩人で、キルアには関係ない。
それでも、キルアは友達として「一緒に倒そう」と言って欲しかったのだ
26巻でゴンがキルアに言った「行こう」という言葉は任務としてだったのか?それとも友達としてだったのか?それは分からない。
しかし、ゴンは結局1人でピトーを倒してしまった。
いつもゴンは1人で突っ走り、尻拭いはいつもキルア。
今回も同じ。いつも通りだ。
だけど、今回だけは許せない。
必ずゴンに生きて謝らせると決めるキルア。
ちょうど、そこへノヴがやって来るが「ゴンはオレが助ける」と冷たい目をして去って行く。
一体、どこへ向かうのだろうか?
ビーンズとの電話を終えて、コルトに電話するモラウ。
かつて、女王の腹から出てきた赤子は成長し、自分のことを「カイト」と名乗り出したことを報告するコルト。
慌てて、ゴンとキルアの伝えようとするが・・・
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無事に王と再会して嬉しそうなコムギ。
目の見えぬコムギにとって、宮殿で起きた出来事は全くの謎。
よく分からないが、王が助けてくれたと勘違いしているようだ。
しかし、コムギを助けたのは配下(ピトー・プフ・ユピー)だと伝える。
自分には過ぎた者だと脳裏に浮かべながら・・・
そして、以前は聞かれても答えられなかった名前も伝える。
お互いの名前を知った状態で、改めて軍儀を始める2人。
楽しい時間が待っていると思われたが・・
かつて、メルエムが『離隠』と名付けた死路を再び持ち出したコムギ。
勝ち目のない戦術を使われ、愚弄されたと感じたメルエムは「負けたら死ね」と怒りを露わにする。
だが、コムギはふざけているわけではない。死路を生かす方法を思いついたのだ。
新手で死路を生かしたコムギ、逆新手で防ぐメルエム。
すると、コムギは突然泣き始める。
「私がこんなに幸せでも良いのでしょうか?」
これまで幸せとは程遠い人生を歩んできたのだろう。
幸せで涙を流すコムギを見て、どこか観念した様子のメルエムは、残された時間が長くないことと、一緒にいれば毒が伝染してしまうことを告白。
しかし、コムギは言葉を遮るように「私はきっと、この日のために生まれてきました」と最期まで添い遂げる意志を見せる。
ヒトには人生で2度、重要な日があるらしい。
1度目は生まれてきた日。
2度目は生まれてきた意味を知った日。
この日、メルエムは自分が生まれてきた意味を初めて知った。
ハンターハンター30巻No.318:遺言
目が見えないコムギと、目が見えなくなるほど衰弱したメルエム。
まるで光のない世界を演出するかのように、2人の会話だけが繰り広げられる。
「二度言わせるな」が口癖だった王が、何度も何度も「コムギいるか?」と問いかけるのは、別人としての現れだろうか?
ボロボロになったメルエムを優しく抱え「おやすみなさい、メルエム。私もすぐにいきますから」とつぶやく。
純粋な2人を見ていると、本当に残酷なのは人間なんだと思わされてならない。
騒動が終わり、最終的な死者の数は約54万人。
東ゴルトー共和国とNGLは統治する者がいなくなり事実上の廃国。
難民扱いとなった500万人は、ミテネ連邦の3カ国で受け入れられた。
その後、ネテロ会長の辞任動画が流れ、この動画が遺言だと理解した者はごくわずかであった。
動画には、次期会長は選挙で決める旨と、選挙の条件が伝えられる。
細かいことは『十二支ん』に任されられ、達成難易度は『D』とのこと。
十二支んとは、何者なのだろうか?
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター30巻No.319:抽選
ハンターの中に『十二支ん』と呼ばれる、ネテロから実力を認められた12人の存在がいる。
ネテロ会長から干支をモチーフにしたコードネームを授けられ、会長のことが大好きな十二支んメンバーは、改名したりキャラ変するなどの努力をしている。(例外を除いて)
- 子:パリストン(例外)
- 丑:ミザイストム
- 寅:カンザイ
- 卯:ピヨン
- 辰:ボトバイ
- 巳:ゲル
- 午:サッチョウ
- 未:ギンタ
- 申:サイユウ
- 酉:クルック
- 戌:チードル
- 亥:ジン(例外)
最後にやって来たのは、十二支んの1人でありながら、ハンター協会の副会長でもある『パリストン』
爽やかなイケメンという雰囲気だが、登場して早々に罵詈雑言がパリストンに向けられる。
どうやら、他のメンバーからは嫌われているようだ。
悪口も意に介さず、笑顔で次期会長の話を進めるパリストン。
「ボクが会長に立候補するから、選挙やめませんか?」と一言発すると、ジン以外のメンバーは凄まじい形相に変わる。
それでも尚、涼しい顔で受け流す。ここまで来れば『爽やか』を通り越して『異常性』を感じる。
パリストンは、ハンター協会の弱者『協専』を大量に抱えていて、選挙で負けることはないと考えているのだ。
話が進まないと考えたジンは「オレも立候補する」と名乗り出す。
しかし「どっちにも投票したくない」と微妙な空気に・・・
名乗り出たジンを挑発するパリストン。
「息子さん大変らしいですね?」
「僕もお見舞い行こうかな?」
「やっぱりやめときましょうか?」
「行って死んでたら無駄骨ですもんね?」
かなり不謹慎なことを笑顔で話す。やはり、彼にはサイコパス的な面があるようだ。
ジンは挑発には乗らず「あいつは死なねぇ」と笑顔で返すと、逆にパリストンの表情から笑顔が消える。
話し合いでは埒が明かず、チードルはくじ引きで選挙のルールを提案。
その結果、くじ引きで選ばれたのはジンだった。
ハンターハンター30巻No.320:投票
投票におけるジンが定めたルールは5つ。
- ハンター全員が候補者かつ投票者であること
- 最高得票数が全ハンター協会員の過半数を得なかった場合、再度選挙を行う順次人数を半分ずつにする(簡略)
- 投票率が95%未満の場合やり直し
- 投票者は必ず名前を記入すること(無記名は無効)
- 選挙の最高責任者はジン=フリークス
5つ目のルールで「その手があったか!」と不覚を感じる他のメンバーだが、パリストンが「5つ目はおかしい」と言ったことで5つ目のルールはなくなる。
くじを引いたビーンズは、一連のやり取りを見て戦慄。
というのも、ジンは2日前から今の展開を予測していたのだ。
十二支んがハンター協会に集まる前、ビーンズの元にやって来たジンが提示したことは下記の通り。
- くじ引きになること
- くじ引きを提案する人物
- 『ビーンズ』が呼ばれること
- 紙の折り方
- 5つのルールを用意
- 5つ目のルールが止められること
- 5つ目のルールのおかげで4つ目のルールが通りやすくなること
この全てをビーンズに説明していた。
つまり、くじ引きの結果は必然。
ジンの予測通りにことが運びすぎていて、ビーンズはハンターの恐ろしさに震えていた。
しかし、ジンは結果を変えるつもりはなく、あくまで選挙を楽しむことだけが目的らしい。
そして始まった選挙。懐かしい面々が姿を見せ、投票をしていると、意外な人物が現れる。
ヒソカだ。
カンザイから「殺人鬼」と呼ばれていることから、ヒソカはハンターの中では(悪い意味で)有名人なのかもしれない。
ヒソカはジンが目的で投票に来たのだが、ジンはすでに会場を去った後だった。
一気に興味を失い、ハンター達に点数をつけていくヒソカ。
- カンザイ85点
- ギンタ90点
- ピヨン77点
投票するハンター達にも高得点はいない。
ヒソカがガッカリしていると、95点の気配がする。
振り返るとギタラクルに扮したイルミの姿が・・・
イルミはヒソカに突拍子もないことを告げる。
ネテロ会長が外来種のアリと戦って死んだこと。
ゴンが死にかけていること。
キルアがシルバに直談判していること。
このままだと2人とも死んでしまうこと。
ゾルディック家には、もう一人『弟』がいること。
そして、イルミは弟を始末したいと明かしたところで30巻は終わる。
イルミは何を考えているのだろうか?
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター30巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ
30巻は本当に涙なしでは読めない。
何度見ても感動するし、記事を書いてる間も泣けてくる。
キメラアント編が始まった頃、一体誰がこんな感動の結末を誰が予想できただろう!?
神回とは30巻のことだと改めて思う・・・
さて、新章は次の会長を決める総選挙編!
キメラアントの討伐には成功したものの、ゴンの容体・キルアの行動など、まだまだ後始末が残っている!
果たして、2人は無事に仲直りすることができるのだろうか!?
そして、イルミの言っていたもう一人の弟とは、一体どういうことなのだろうか!?
全ては次巻で明かされる!
では、ゾルディック家最後の弟が登場する31巻でまた会おう!
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