こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
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ハンターハンター26巻後半【感想・ネタバレ】

26巻の前半では、王と護衛軍の分断に成功した討伐隊。
シュートはユピーを相手に瀕死の状態まで追い込まれ、ナックルが代わりに姿を現した。
ゴンは憎きピトーを前に我を失ったところ、キルアに何とか暴走を防いでもらう。
それでも怒りが抑えられないゴンは、コムギを治療するピトーの目の前に座り込み、1時間待つと宣言。
全く先の読めない26巻!
後半では、作戦が開始されて初めての犠牲者が・・・
そんな激情溢れる続きを見ていこう!
ハンターハンター26巻No.276:卵男ミサイルマン

ポットクリンがユピーの前に現れて、カウントを宣言。
頭の数字が変化したことに気づき、ポットクリンに攻撃をするが何も通じない。
正体不明のものがまとわりついているのは気持ち悪く、ナックルの思惑通り、ボロボロのシュートよりもナックルを始末しようと動くユピー。
メレオロンはナックルが完全に1人でやる気と判断し、次に取る行動を考えている途中で地べたを這いずるシュートを見つけるが・・・
メレオロンがすべきことはシュートを助けることではなく、他のメンバーを補助し、一刻も早く任務を達成すること。
任務に失敗すれば人類は終わりだからだ。
泣きながら状況を把握するために駆け回っていると、キメラアントで最も懐疑心の強いウェルフィンと遭遇する。
ウェルフィンに疑われたら最後。死ぬまで信用されることはない。
驚きと緊張で息が堪えられなくなったメレオロンは、影に隠れて息継ぎをした。

何者かの気配を一瞬だけ感じ取り、素早く念能力『卵男』を発動させる。
能力は不発に終わるが無香性の消臭剤の匂いが残っていたため、誰かがいたのは間違いない。
そして、消臭剤を使っているのはウェルフィンを警戒している証拠でもある。
懐疑心が強すぎるあまり、自分のことさえ信じられないウェルフィン。
『影の王』を目指すのは疑う対象が少なくて済むからだ。
自分のやるべきことが何をすればいいのか思い悩むことになり、この迷いが後にとんでもない結末を招くことになる・・・
ハンターハンター26巻No.277:侮辱

ゴンの叫び声が外にも響き渡り、近づいたメレオロンはキルアに話しかけた。
無謀なナックルのフォローをする算段を一緒に考える。
一方、ナックルはユピーの気を引きつけ、ひたすら逃げ続けていた。
ナックル最大の長所は逃げ足の速さ。
小学生にして、仲間を逃すためにパトカー4台、白バイ2台を相手に脚力のみで逃げ切った経験を持つ。
そんなナックルだからこそ、ヒットアンドアウェイの戦法を選択したのは概ね正しい。
誤算があるとすれば、認識の違いである。
ユピーの使命はあくまで玉座に敵を近づけないこと。
逃げた敵や瀕死で倒れる存在などハエ同然。
近づけば叩き潰すが、遠くへ行くのなら深追いしてまで殺す相手ではないのだ。
2人にとっては屈辱だが、そのおかげで任務は達成できる。そう思われたが・・・

ナックルはもう一つの誤算に気がつく。
命をかけて戦う者、死を覚悟したシュートをゴミを見るような目で無視したユピー。
仮にこのまま任務を達成したとして、お互い「やったな!」と肩を組めるだろうか?
答えは否。
ナックルは再び、正面切って戦う覚悟を決める。
いつもなら、怒りに駆られたナックルを止めるのがシュートの役目。
「そんなものは良いから任務を遂行させるために時間を稼げ」と伝えなければ・・・
思考とは裏腹に感情が声と涙になって漏れ出し、応えるナックル。
2人にとっての誤算、それは大切なものの重さ。

どこにもいない王、なぜか『円』をしていないピトー、呼びかけても返事をしないプフ、付き纏うポットクリン、奪われたままの肩の目。
様々なことが原因で、ユピーは初めて心に大きなストレスを感じていた。
そこへ、やる気満々のナックルが姿を現したことでユピーのストレスは頂点に達する。
ハンターハンター26巻No.278:破壊

怒りがピークに達したユピーは、咆哮と同時に姿を変えた。
破壊のみを求める外見は、腹を括ったはずのナックルでさえ、一瞬で逃げ出してしまうほどの凶悪さを見せつける。
怒りを糧にして、体積とオーラを急速に増大させるユピーの性質は護衛には不向き。
とんでもない威力で建物を破壊したユピーは、さらなる変貌を遂げ、周囲に大きなクレーターを生み出す。
破壊を終えたユピーは『アリの本能』と『魔獣の性質』が機能し、自身の能力を王のために活かす方法を思いつく。
冷静さと情熱を同時に手に入れたユピー対して、ナックルが負うリスクはあまりにデカい・・・

新たに生み出した能力の実験をするためにゼノにちょっかいをかけるヂートゥ。
人生で初めて任務に無関係の者を殺した(と思っている)ゼノは、戦う気分ではないと断るが聞く耳を持たない。
自分勝手なヂートゥを面倒に感じたゼノは「後ろに気をつけろ」と忠告するが、モラウとの一件で「その手には乗らないよ!」と騙されないが・・・

ゼノを迎えに来たシルバに呆気なく頭を潰されてしまう。
作戦決行から初めての犠牲者。
シルバは帰り道にキルアの様子をゼノに尋ねる。
イルミの針を取ったと報告を受け、微笑むような険しいような判断のつかない表情を浮かべながら「そうか」と呟いた。

何気に我が子を気にする父シルバ
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ハンターハンター26巻No.279:脱出

怒りと冷静さの両方を手に入れたユピーは、ナックルを誘き寄せるために怒りで我を忘れたように振る舞う。
その間、煙の中に閉じ込められたプフは身体を粒子レベルに分解し、少しずつ煙の檻から抜け出していた。
現状だけ見れば、キメラアント側の有利は疑いようもない。
そして、イカルゴはパームが潜伏していた場所にたどり着くと『凝』でしか見ることができない念文字で「作戦決行時までに連絡がない場合、亡き者として行動されたし」というメッセージを確認する。
ショックで体の一部を失ったような心の痛みを感じつつ、パームが生きている可能性も捨てきれないイカルゴ。
第二の任務である『フラッタになりすまし、キメラアント特有の電波を使った錯乱』を実行するため、フラッタを疑っているブロヴーダの打破を試みる。

待ち伏せしていたブロヴーダは「ハギャの任務は終わったのか?」と尋ねる。
イカルゴが肯定すると、放出系らしき能力で容赦無くフラッタの体をコナゴナに吹き飛ばした。
トラックごと貫通するほどの威力。
ブロヴーダも能力者としては一級だ。さすが師団長。
フラッタの体を身代わりにイカルゴはトラックの下に身を隠しており、ブロヴーダが立ち去るのを待つ。
ハンターハンター26巻No.280:直撃

ユピーが本気で怒っていると思っているナックルは頭を悩ませていた。
あと10分もすれば、ポットクリンはトリタテンに変わり、ユピーは強制的な『絶』状態になる。
しかし、それではシュートの治療が間に合わず、死んでしまう。
なんとか今すぐにユピーをぶん殴り、シュートを病院まで連れて帰らなければならない。
覚悟を決めたナックルは、次の利息のカウントを合図に飛び込むことした。
そして・・・

ユピーの膨張する姿を見て、殴れると確信するナックル。
この様子だと、一発どころか二発いける。
ナックルは飛びかかっている間に300文字以上、頭の中で思考している自分に驚く。
おまけに周りがスローのように感じ、まるで死ぬ前の・・・
ユピーは膨張を途中で止め、邪悪な笑みを見せた。

「みんな、あとは頼む・・・」
そんな言葉を残し、退場していくナックルは・・・!?
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ハンターハンター26巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ
実は26巻でユピーとナックルは対比的な描かれ方をしている。
世界より自分たちの想いを優先したナックル。
感情よりも王を守る使命を優先するユピー。
冨樫先生は本当に描き方が卓越していると、感心するばかり・・・
個人的には26巻だけじゃなくて、キメラアント編そのものが人間との対比だと思ってるんだけどね。
それにしても、作戦を開始してから5分しか経っていないのが驚き!
まるで精神と時の部屋。
さて次巻では、キルアがユピーを相手にすごい戦いを見せてくれるぞ!
針を取ったキルアに怖いものは、もう何もない!(ゴンを失うこと以外は!)
強くてかっこいいキルアを見たい人は27巻でまた会おう!

何気にヂートゥが死んだの悲しい・・・
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