こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
当記事では、20年以上ハンターハンターを愛してやまない僕が考察&解説をしています。
※ネタバレを含むため、苦手な方はブラウザバックを推奨。
また、当サイトに「イラストを掲載してもいいよ」という方を常に募集しています!
ご協力してくれる心優しい方は、記載したいリンクを添えて『DM』か『お問い合わせフォーム』から言ってくれると非常に喜びます。
ハンターハンターネタバレ一覧
ハンターハンター21巻のネタバレ【前回のあらすじ】
ハンターハンター21巻の概要 | |
---|---|
著者 | 冨樫義博 |
ページ数 | 200ページ |
初版発行 | 2005年2月4日 |
デジタル発行(モノクロ) | 2012年12月4日 |
デジタル発行(カラー版) | 2013年4月4日 |
発行所 | 集英社 |
20巻の後半で『練』を3時間維持できるようなったゴンとキルア。
ナックルと全力で戦うゴンだったが、必殺技『ジャジャン拳』の弱点を指摘される。
ゴンは戦いの中でジャジャン拳をフェイントに使うことで弱点を克服し、もう一歩のところまでナックルを追い詰めるが、スタミナ切れで気絶。
一方、キルアは戦う機会に恵まれなかったため、ビスケと特訓することになり『見切りの早さ』が弱点だと発覚した。
「いずれゴンを見殺しにする」と残酷な真実を告げられたキルアは、決死の覚悟でシュートに挑むことに。
果たして、2人はナックルとシュートに勝つことができるのだろうか?
そして、キメラアントの討伐は間に合うのだろうか?
そんな気になる21巻を一緒に見ていこう!
ハンターハンター21巻No.212:破水
シュートの能力は宙に浮く3つの手とカゴ。
見た目だけでは、どんな能力なのか読むことができない。
いずれにしても、手に触れるのは危険と判断したキルアはヨーヨーで距離を取りながら戦うことにする。
3つの手の猛攻を防ぎ切るが、シュート本体が攻撃を仕掛けてきた瞬間、イルミの呪縛によって身体が硬直。
その結果、攻撃を受け左目が消えた。
死角となった左側からシュートは攻撃を仕掛けるが、呪縛の「逃げろ」という声のおかげでキルアは何とか回避。
しかし、勝つためには回避ではなく攻撃しなければならない。
キルアは一度も戦っていなかった。ただ、逃げていただけ。
「もう逃げない」と覚悟を決めて、シュートに突進するが・・・
呪縛のせいで動きが止まってしまい、キルアはあっさりと敗北した。
その頃、キメラアントの巣では王が生まれようとしていた。
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター21巻No.213:誕生
女王の悲鳴を聞きつけ、駆けつける師団長たち。
そこには、自ら母親の腹を破り出てきた王の姿があった。
産んでくれた瀕死の女王など微塵も気にしていない。
王は師団長に向かって「余は空腹じゃ、馳走を用意せい」と伝える。
王の言葉を無視し、女王の容態を見て駆け寄るペギーは、尻尾の一振りで頭を消し飛ばされる。
そして、血で汚れた尻尾を拭けとコルトに命令。
横にいたカメのような見た目をしたキメラアントが拭こうとすると、またしても頭が消し飛ぶ。
大した意味もなく殺される部下。
何が死に直結するか分からない極限の緊張状態で、コルトは尻尾の汚れを落とす。
その後、護衛軍が王を見晴らしの良い屋上へ連れて行った。
嵐が去り、急いで女王の容態を確認するが、臓器が修復不可能なほど破壊され、もはや治療することはできない。
ピトーに助けを請うが、王が生まれたら女王に用はないと断られてしまう。
そして、屋上に着いた王は用意された食事を「不味い」と口にせず、先ほど殺した部下を2匹食べた。
同種であっても、戦慄するほどの存在が王と護衛軍。
コルトは彼らを『悪魔』と呼び、モラウとノヴに白旗を見せ、降伏する代わりに女王を助けてくれと申し出る。
ハンターハンター21巻No.214:決着
王は巣を飛び出し、新天地を目指していた。
道中、3人家族を発見し、まるで風が吹くかのように殺して口にする。
しかし「食うに値しない」と吐き捨てる。
レアモノ(念能力者)以外を食べるつもりはないようだ。
ネフェルピトーが『レアモノ』を見分ける方法を伝えようとすると、尻尾で顔面を殴られ遮られる。
ただ見つけて食うだけでは芸がない。食べるまで分からないことが彼なりの楽しみなのだ。
王が去った後のキメラアントの巣では、今後の方針を皆で話し合っていた。
女王に生殖能力がないと判断したキメラアントたちは『巣に残る派』と『巣を出て行く派』に分かれ、ほとんどは王の真似事をするために離反しようと目論む。
人間を取り込んだことで、蟻の習性よりも個の意識が強くなってしまった結果だ。
一刻も早く、女王を治療をしなければ、危険な生物が全世界に散らばり猛威を振るう。
報告を受けたモラウたちは、ネテロ会長にコルトを直接合わせることにした。
その頃ナックルたちに勝てなかったゴンとキルアはNGLの国境まで見送り、改めて自分の弱さに涙を流す。
ゴンはナックルの能力によって、30日間念を使うことができない。
キルアは30日間、ゴンをどんな手を使っても守ることを心に誓い、それが終われば別れる決心をする。
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター21巻No.215:遺言
ネテロ会長と直接話し合うコルト。
どうやら、ハンター協会は女王を救う方針のようだ。
そして、キメラアントの王を間近で見た経験を踏まえて、ネテロ会長の印象を聞くと「王に触れることさえできない。その前に護衛軍の誰かに殺される」と絶望的な意見が出てくる。
しかし、ネテロ会長は嬉しそうに不気味な笑みを浮かべた。
コルトがモラウたちを引き連れて巣に帰ってくると、キメラアントの大半は巣を出た後だった。
医療班は急いで女王に治療を施すが、女王自身は自分の運命を理解していた。
最期の言葉のほとんどは、自分を傷つけた我が子を心配したもの。
彼女は生物として母親として、務めを果たしただけなのかもしれない。
女王は最期に『全てを照らす光』という意味を込めて王に『メルエム』と名付け、静かに息をひきとった。
女王が死んだことで「また守れなかった」と絶望するコルト。
その姿を見たモラウたちは、キメラアントに人だった頃の記憶があることを知る。
女王の臓器の中で何かが動く。
取り上げてみると、人間の赤ちゃんのようなものが産声をあげていた。
コルトは赤ちゃんを今度こそ守ってみせると涙を流しながら誓う。
人間だった頃のコルトとレイナ。
楽しかった景色は、もう帰ってこないのだろうか・・・?
ハンターハンター21巻No.216:東ゴルトー共和国
NGLからの帰り道、自身の弱さを受け入れ立ち直ったゴン。
スピンは任務が終わったら、生まれ故郷に生息する『コクチハクチョウ』を見せてあげると約束。
ゴンたちが去った後、ヂートゥはNGLの国境を通り過ぎていた。
スピードキングを自称するヂートゥ。大食いキングを自称するワニ型のキメラアント。
かつて兵だったアリたちは、それぞれが王になるためにNGLを出て行く。
そして、メルエムは東ゴルトー共和国に来ていた。
宮殿に目をつけ、警備など全く意に介さず侵入していく。
宮殿は一体どうなってしまうのだろうか?
ハンターハンター21巻No.217:肉樹園
宮殿内にいた念能力者を食べる王『メルエム』
メルエムの能力は『食べたオーラを自分のものにできる』というもの。
つまり、食べるほど強くなる。
警備を全て片付け、東ゴルトーの総帥『マサドルディーゴ』の元までたどり着いたメルエム。
力なき者が王を語ることに憤りと不快感を抱き、改めて世界を管理する方針を固める。
マサドルディーゴの死体はネフェルピトーが人間の管理に利用するみたいだ。
メルエムは宮殿を『肉樹園』と名付け、人間処理場として活用するように命じる。
宿に帰ってきたゴンとキルア。
まずは敵より、パームからゴンを守らなければならない。
部屋に入ると、ゴンと思わしき人形が大量に切り裂かれていた。
ゴンは約束が守れなかったお詫びに「なんでも言うことを聞く」と言った結果、パームと付き合うことになる。
翌日にデートの約束をして、トレーニングしていると「カイト(操られた状態)を保護した」とナックルから連絡がくる。
あとはゴンの念能力が戻るのを待つだけだ。
その頃、スピードキングであるヂートゥは、人が住む街までやって来ていた・・・
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター21巻前半【感想・ネタバレ】 まとめ
21巻のハイライトは複数ある。
1つはキルアの悪癖、2つ目はゴンとパームの交際、3つ目はメルエムの能力。
特に印象的なのは序盤から見え隠れしていたキルアの逃げ癖。
ビスケから指摘されたことで、葛藤するキルアが見ていて辛い。
果たして、キルアは自身の悪癖を乗り越えることができるのだろうか?
そして、世界中に散らばってしまったキメラアントを止めることはできるのだろうか?
ハンターハンター史上最大の戦いが待ち受けている。
ということで、21巻の後半でまた会おう!
ハンターハンターネタバレ一覧