こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
当記事では、20年以上ハンターハンターを愛してやまない僕が考察&解説をしています。
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ビスケット=クルーガーについて徹底解説
ビスケの概要 | |
---|---|
年齢 | 57歳 |
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
血液型 | 不明 |
性格 | 厳しい・嘘つき・男好き |
念系統 | 変化系(極) |
能力 | エステでさまざまな効果をもたらす |
ゴンたちと同時期にバッテラに雇われたグリードアイランドの参加者。
宝石に目がなく、グリードアイランドに訪れた理由も唯一無二の宝石であるブループラネットが目的。
外見からは想像もつかないが、実年齢は57歳、ダブルハンターの称号を持ち、心源流拳法の師範であると同時にウイングの師でもある。
過去にはハンター試験の試験官も務めた経験があり、ネテロ会長とも深い交流がありそうな描写がされている。
ビスケット=クルーガーについて①:外見
ビスケの外見は、普段の姿と本来の姿の二通りが存在する。
普段の姿は10代前半のような見た目をしており、戦闘力があるようには到底見えない。
服も「フワフワ」という言葉が似合うものを着ていて、現実にいたら地雷系と呼んでも差し支えのないファッションセンスだ。
しかし、本来の姿は10代前半とは全く異なる見た目をしており、身長は2.5mぐらいの「ゴリゴリ」という言葉が似合う57歳の見た目となる。
身長176cmの『バラ』が半分ぐらいの大きさに見えるレベルだ。
ビスケ自身は本来の姿を嫌っており、元の姿に戻ることは滅多にない。
ビスケット=クルーガーについて②:性格
ビスケの性格を一言で表すと「性悪」である。
初めてゴンとキルアの友情を見た時も、2人の関係性をぶっ壊すために接触してきたり、平気で嘘をついたりもする。
普段のビスケの見た目で平然と嘘をつかれたら、ほとんどの人は騙されてしまうだろう。
また、かなりの男好きな性格でもあり、ヒソカが全裸で水浴びをしていたときは、恥じらう演技をしながら局部を凝視していた!
他には、ゴンとキルアが修行中に男の裸体が載っている本をニヤニヤしながら読むというおっさん臭い様子も見せたり、クラピカにお姫様扱いをされて喜ぶなど絶対にホストクラブに通ってはいけないタイプでもある。
ビスケット=クルーガーについて③:強さ
ビスケは念を覚えて約40年、ストーンハンターのダブルハンターという肩書きを持つが、作中では一度も本気で戦った描写がされておらず、未だに強さについては底がしれない。
ただ1つ言えることは、確実に強いということだ。
当時のゴンとキルアでは到底勝てなかったビノールトを軽くあしらっただけで瀕死の重症に追い込んだり、ゲンスルーの仲間である『バラ』を能力も使わずに一撃で倒したりなど、マジで未知数すぎる。
また、ゴンとキルアの師匠である『ウイング』も過去に弟子にしていた経歴なども持つ、
ビスケット=クルーガーについて④:念能力
ビスケは変化系能力者。
冨樫展で公開された『念能力設定資料』によって『属性円』と呼ばれる系統の修練度を表す値は『極』と呼ばれる最高到達点に位置していることが判明した。
ビスケの念能力は2つ。
- 魔法美容師
- 桃色吐息
ビスケの念能力①:魔法美容師
マジカルエステはオーラで具現化された女性『クッキィちゃん』にマッサージをさせて、対象者にさまざまな効果をもたらす。
マッサージだけでも『脂肪燃焼』『便秘解消』『肩こり改善』『冷え性対策』などに効き、さらにオーラを特別なローションに変化させることで『若返り』『美肌』の効果も得られる。
現実世界ではかなり役立つと思われるが、戦闘にも使えるかは不明。
本来、ビスケは変化系能力者であり、クッキィちゃんを具現化させるだけでも容量をかなり消費しているのに加えて、自動で操作しているようにも見えることから『具現化系』『操作系』『変化系』と、かなり高度な念の技術が用いられていることは間違いない。
さすが、念を会得して40年というだけのことはある。
ビスケの念能力②:桃色吐息
ピアノマッサージはマジカルエステの能力の1つ。
ピアノマッサージの施術をしてもらうと、30分の睡眠で8時間相当の休息効果を得ることができる。
修行にはめちゃくちゃ向いている能力だ。
ピアノマッサージ、マジでされたい
ビスケット=クルーガーについて⑤:声優
旧アニメ版でビスケ役を演じたのは『樋口智恵子』さん。
他の作品では
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』(クリス)
- 『アイシールド21』(沢井ジュリ)
- 『テニスの王子様』(田中洋平)
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』(小原洋司)
などを演じている。
日本テレビ版でビスケ役を演じたのは『横山智佐』さん。
- 『幽☆遊☆白書』(ムルグ)
- 『クレヨンしんちゃん』(ふかづめ竜子)
- 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(御沙薙)
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』(海馬乃亜)
などを演じている。
ビスケット=クルーガーについて徹底考察
ここからは、まだ明かされていないビスケの謎や疑問について考察していくぞ!
僕自身が気になってることは全て考察していくつもりだけど、もし他にも「こんなことを考察してほしい!」という意見があったら、お問い合わせからお気軽に言ってくれ!
では、見ていこう。
ビスケについて考察①:見た目は能力?
ビスケの外見が子どものようになっているのは能力なのか?について考察していこうと思う。
若干、省略するが36巻でのビスケの発言から読み解こう。
「詳しい仕組みは私にも分からない。長年願い続け現在の変化まで行きついた。心が体に作用する。念能力の振れ幅は狭くない」
注目して欲しいのが「念能力の振れ幅は狭くない」の部分だ。
能力かどうかはさておき、ビスケの見た目に『念』が関わっていることは間違いないだろう。
もし、念を扱えない人間がいくら長年願っても体にここまでの変化は起こらないはずだ。
恐らく、ネテロが何年も正拳突きに没頭した結果生まれた百式観音と似たような原理だと僕は考えている。
ネテロも百式観音を能力にしようと思ったわけではなく、感謝の正拳突きを数年間繰り返したことによって意図しないまま生まれた能力であり、本人もビスケの体の変化と同様に仕組みについてよく分かっていない可能性が高い。
ビスケも狂気に似た感情に身を任せ「可愛い女の子の姿になりたい」と願うことのみに没頭したのだ。
つまり、僕が出した結論は『能力ではないが念が作用し、能力のようになった』である。
ビスケについて考察②:元の姿の強さ
まだ本気の戦闘シーンを見せたことがないビスケだけど、元の姿の強さは一体どの程度なのだろうか?
わずかな手がかりから考察していこう。
考察する要素は5つ。
- ビノールト戦
- バラ戦
- キルアとの特訓
- 経験
- 能力
ビスケの強さ①:ビノールト戦
まず、初めてビスケの強さを垣間見ることができたのがビノールト戦。
ビノールトは人の髪の毛を食べることで、本人すら知り得ない肉体の情報を知ることができるのだが、ビスケの髪の毛を食べたビノールトの心境から強さの一旦が分かる。
「なんという鍛え抜かれた肉。見た目に現れぬ内に秘められた、極限をも超えた鍛錬の結晶」
注目すべきなのが「極限をも超えた」の部分だ。
極限、つまり限界を超えた強さを身につけていると捉えて差し支えないだろう。
ネテロが自分の限界を感じたのは46歳の冬で、完全に羽化したのは齢50を過ぎてからなのを考えるとビスケもネテロ会長と同じように何かしらの限界を超えた可能性も十分に考えられる。
ただし、限界を超えたとしてもネテロ会長ほどの強さになれるというわけではない。
あくまで超えたのは自分(ビスケ)の限界だ。
ビスケの強さ②:バラ戦
初めて元の姿を披露したボマーの仲間である『バラ』との戦闘。
ビノールトを瞬殺した拳を何度も受けて「軽いねー」と立ち上がっているバラを元の姿に戻った途端一撃で沈めた。
そして「元の姿に戻るとたいてい殺してしまう」とも言っていたことから、これまでの敵もほとんど一撃で終わらせてきたのだろう。
ゴンの『ジャジャン拳』を受けたゲンスルーよりもバラの方が遥かに重症だったことから、グリードアイランド時点でのゴンの必殺技よりも威力が高い可能性がある。
本当の強者にとっては、ただのパンチが十分な必殺技なのだ。
不意打ちだったから防御が遅れたのもあると思うけどね。
ビスケの強さ③:キルアとの特訓
ビスケと特訓した時のキルアはイルミに埋め込まれた針の効果で、自分よりも少しでも強い者と接触した場合、逃げ出すことを最優先で考えていた。
当時のキルアはゲンスルーの仲間である『サブ』ですら、両手が使えないというハンデでも余裕で倒していたのを考えると相当な使い手であることは間違いない。
そのキルアが逃げの一手しか考えられないと判断したことから、ビスケの実力は少なくとも当時のキルアを遥かに上回っていたと見て良いだろう。
ただ、ビスケが解説していた通り、勝てる可能性が少しあったとしても同じような立ち振る舞いをするので、具体的な強さの指標にはしづらい。
ビスケの強さ④:経験
ビスケの強さを最も支えている要素といっても過言ではないのが経験である。
ビスケは実年齢57歳、念を覚えて約40年と念を覚えてからの人生の方が長い。
念の操作などは呼吸のように容易く、他人の行動や能力なども積み上げられた経験からある程度、先読みすることもできるだろう。
つまり、念の戦闘において必須とも言える「あらゆる想定の早さと深さ」が圧倒的に優れているのだ。
そして、ゴンとキルアに『練』を3時間維持しろと平然と言っていることから、オーラの総量もかなり高いはず。
総合的に見てスキのないパラメーターを持っているのがビスケという存在である!(?)
ビスケの強さ⑤:能力
ビスケの能力は『マジカルエステ』しか明らかになっていないが、戦闘用の能力も別で持っている、もしくは戦闘で『マジカルエステ』は応用できると推察できる。
ハンターハンターの世界で戦闘用の能力がない者は一部(ネオンなどの念が偶発的に目覚めた人)を除いていない。
特にハンターライセンスを持っている者は、ハンター十ヶ条の其乃二『ハンターたる者、最低限の武の心得は必要である。最低限とは念の習得である。』とあるように強くなければならないのだ。
もし、仮に『マジカルエステ』を戦闘にも応用できるとしたら、相当手強い能力になるだろう。
イメージとしては、カストロさんの『ダブル』に近いかもしれない。
クッキィちゃんが、ローションとか出してきて妨害する的な・・・
ビスケは嘘つきと同時に秘密主義者でもあるため、本来の姿は未だにゴンさえも知らない。
当然、戦闘用の能力もなかなか語らないのだ。
ビスケについて考察③:ゲンスルーと戦わなかった理由
読者の中には「なんでゲンスルーとビスケが戦わなかったの?ビスケなら楽勝で勝てたじゃん」と疑問に思った人もいるだろう。(僕もそんな1人である)
なぜ、ビスケはゲンスルーと戦わなかったのだろうか?
僕が考える理由は3つ。
- ゴンが戦うと決めていたから
- ゴンを成長させるため
- あくまで攻略はゴンとキルアが達成するべきことだから
後、追加でビスケがゲンスルーを楽勝で倒して「はい、終わり」ではストーリー的に呆気なさすぎるw
ゲンスルーはゴンが戦うからこそ、グリードアイランド編が盛り上がったのだ。
ビスケについて考察④:ネテロとの関係性
最後はビスケとネテロの関係性について少しだけ考察していこうと思う。
結論から書くと、ビスケはネテロの元弟子である可能性が高い。
根拠は2つ。
- 弟子のウイングが心源流
- ネテロについて馴れ馴れしく語る
ビスケとネテロの関係性①:弟子のウイングが心源流
もし、ビスケがネテロの弟子でないならウイングの頭がおかしいことになる。(なんでやねん)
ネテロは『心源流拳法』の師範であり、ゴンとキルアの師匠である『ウイング』も同じく心源流を名乗っている。
そのウイングの師匠がビスケであることから、ビスケも恐らく心源流、つまりネテロの弟子と見て間違いない。
仮にビスケが心源流(ネテロの弟子)でないなら、ウイングが心源流を名乗るのは頭がおかしい確固たる証拠となる。
ビスケとネテロの関係性②:ネテロのことを熟知してるように語る
もう一つの根拠は、ビスケがネテロのことをやけに馴れ馴れしく語る点だ。(根拠になるかは疑問だけど)
ネテロと会話したことがある風だし、呼び捨てにしたり「あのジジイ」と呼んだりなど。
もし何の関係性もなく、この馴れ馴れしさなら普通に引く。(それは知らん)
さらにビスケは基本的に猫被りの性格だが、ネテロを語るときは本性を隠すつもりが全くないのも何となく弟子の頃に痛い目に合わせられた感が漂う。(もう完全に根拠ではない)
ビスケについて考察⑤:ビスケは死ぬ!?
ブラックホエール号に乗っているキャラクターは誰が死んでもおかしくない状況にある。
しかし、暗黒大陸での活躍がメインになりそうなキャラクターを死なせてしまうと、話を進められなくなってしまうため、ある程度生き残るキャラを絞ることはできる。
例えば、ビヨンド陣営・十二支ん・ハンター協会の実力者など。
逆に暗黒大陸で活躍しなさそう・暗黒大陸に行く気のないキャラは物語上、死んでも支障がないため死ぬ可能性が高まる。
例えば、幻影旅団・カキンの人間・任務で船に乗っている者など。
残念ながら、ビスケはクラピカの依頼で船に乗っているだけなので死ぬ可能性がないとは言い切れない。
ビスケはかなりの実力を持っており、ポジション的にも簡単に死ぬような存在ではないが、僕たちにできるのは・・・
ただただ祈ることだけだ。(なんやその結論)
ビスケット=クルーガーの解説&考察 まとめ
今回はハンターハンターでも屈指の可愛いキャラ(?)であるビスケについて解説&考察をした。
ハンターハンターには出番が多くても謎が多いキャラが多く、ビスケも例外ではない。
個人的には、改めて公式ファンブックを出して欲しいのだけど、この願いはラモットのように儚く愚かな夢なのだろう・・・
どうか、僕のこのブログがいつか公式ファンブックと認められるように書き続けていくぜ!
そっちの方が愚かな夢!
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