こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
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ヒソカ=モロウについて徹底解説
ヒソカの概要 | |
---|---|
年齢 | 不明 |
誕生日 | 6月6日 |
身長 | 187cm |
体重 | 91kg |
血液型 | B型 |
性格 | 気まぐれ・嘘つき・残酷 |
念系統 | 変化系(天賦) |
能力 | 『伸縮自在の愛』『薄っぺらな嘘』 |
団員No. | 4(13巻まで) |
加入時期 | 3年2ヶ月以内 |
腕相撲ランキング | 3位/13人中 |
ヒソカ=モロウは奇術師を名乗る戦闘狂で、常人には理解できない感性を持っている。
利害が一致していれば味方になることもあるが、行動指針はあくまで「自分が楽しいと思うかどうか」に集約されているため、最終的に敵対関係になるケースがほとんど。(ヒソカ自身が敵対関係であることを楽しんでいるため)
作中でも語られているが、ヒソカは自分以外の誰にも属さない。
その特異な性質から引き起こされる気まぐれによって、作中のキャラクターたちは翻弄され続けている。
ヒソカ=モロウについて①:外見
ヒソカは髪をオールバックのように固め、頬には星と涙のような化粧を施したピエロのような化粧をしているが、髪を下ろして化粧を落とすと美丈夫になる。
変化の度合いは、見慣れているはずのゴンやキルアでさえ、声を聞くまで誰か認識できないレベル。
常に変わったコスチュームを身にまとい、腹部がどうなっているのかよく分からないことも多々。
ヒソカ=モロウについて②:性格
ヒソカの性格を一言で表すと「気まぐれ」
掴みどころがない性格をしていて、自分が気に入ったものに対しては異常な執着さを見せるが、興味のないものには一瞬で切り捨てる残酷さを持つ。
特にゴンを気に入っており、強さのポテンシャルだけでなく、真っ直ぐな性格やどんな者にも屈さない純粋無垢な性格を気に入っているようだ。
しかし、気に入っているのは「いずれ自分で壊すため」であって、決して友愛や絆の類ではない。
他人に対しては『敵味方』という価値観では動いておらず、自分以外の存在は「おもちゃ」程度の認識しか持っていない様子。
自分の目的のためなら平気で嘘をつくため、組織やチームで行動しても信用されることはない。
自分が傷ついたり、あえてリスクが高い選択をしたりなど、若干マゾヒストっぽい部分もある。
周りからの評価は総じて「変態」
ヒソカ=モロウについて③:強さ
ヒソカの強さは作中でもかなり上位で、勝てる存在はかなり限られる。
主に戦闘で使う能力はオーラをゴムとガムの性質に変える『伸縮自在の愛』で、能力自体が超強力というわけではない。
どちらかというと、奇術師らしく能力を工夫し、相手を騙し絡めとる戦術とトリックにも似た動きで相手を翻弄する。
また、身体能力が非常に高く、ただの蹴りだけで巨大な石でできた床そのものを吹き飛ばすほど威力がある。
また、クロロ戦で敗れ『死後強まる念』で復活してからは、失った片足と片手がバンジーガムで作られていて、ゴムの反動を利用した動きでシャルナークを一撃で殺すなど、とんでもない攻撃力を会得した。
ヒソカ=モロウについて④:念能力
ヒソカは変化系に属する能力者。
冨樫展で公開された『念能力設定資料』によって『属性円』と呼ばれる系統の修練度を表す値は『天賦』と呼ばれる場所に位置していることが判明した。
主に使用するのは2つ。
- 伸縮自在の愛
- 薄っぺらな嘘
どちらも戦闘に特化した能力ではなく、相手を騙す・自分が楽しむために作られた能力。
能力名はヒソカの幼少期に好んで食べていたお菓子が由来している。
過去に興味がないヒソカの過去が覗ける唯一の部分だ。
伸縮自在の愛
ゴムとガムの2つの性質を持っていて、相手にくっつけたり、自身にくっつけたりなど応用に効き、ヒソカが戦闘する際にメインで使用する能力。
能力が単純で分かりやすいのは、たとえ能力を知られても応用が効き、相手を騙し切る自信の表れでもある。
ゴムがヒソカの手元から10m以上離れると切れてしまう欠点を抱えているが、クロロのようにさまざまな能力を使う相手にも『伸縮自在の愛』で挑む。
これまでの使用例。
- ゴムの反動でトランプを弾丸のように飛ばす
- 千切れた腕を治ったように見せる
- 千切れた腕をゴムの反動でロケットパンチのように使用
- 弾丸のように飛ばされたコインをガムの壁で防ぐ
など。
薄っぺらな嘘
ドッキリテクスチャーは、オーラをシールのように変化させ、色んな質感を再現することができる能力。
戦闘で使用されることはほとんどなく、行動するうえで相手を欺くための能力だ。
質感は再現できるものの、触られてしまうとバレてしまう。
しかし、ヒソカはバレる可能性があるからこそ騙し甲斐があると考えており、欠点だとは思っていない。
ヒソカ=モロウについて⑥:声優
旧アニメ版でヒソカ役を演じたのは『高橋広樹』さん。
新アニメ版でパリストン役の声を演じたのも高橋さんだ。
他の作品では
- 『金色のガッシュベル!!』(パルコ・フォルゴレ)
- 『ボボボーボ・ボーボボ』(ケチャッピ)
- 『DEATH NOTE』(ステファン・ジェバンニ)
- 『BLEACH』(犬龍)
などを演じている。
新アニメ版でヒソカ役を演じたのは『浪川大輔』さん。
他の作品では
- 『ワンピース』(ユースタス・キッド)
- 『ブリーチ』(ウルキオラ)
- 『FAIRY TAIL』(ジェラール・フェルナンデス)
- 『レベルE』(王子)
などを演じている。
ヒソカ=モロウについて徹底考察
ここからはヒソカについて考察をしていく。
僕なりに気になった部分を考察していくが、こんなところを考察してほしいという意見があれば、お気軽にお問い合わせフォームから言ってほしい。
では、見ていこう!
ヒソカについて考察①:ヒソカの過去
まずは、ヒソカの過去が描かれているこの話を見てほしい。
この作品は『東京グール』を描いている『石田スイ先生』によって創作されたヒソカの過去。
冨樫先生に許可をいただいているものの、冨樫先生は作品自体に関与していないため、公式というわけではない。
2人の対談を見る限り、冨樫先生はヒソカの過去を描くつもりがないっぽいが、僕なりにヒソカの過去を考察してみた。
作中で唯一ヒソカの過去が分かるのは能力名だ。
バンジーガムとドッキリテクスチャー。漢字にすると『伸縮自在の愛』と『薄っぺらな嘘』
この言葉から考察できそうな要素は、『愛』と『嘘』という部分。
もちろん、ヒソカらしさを出すための能力名という線もあるが、今回は若干強引にでも展開していく!←
まず、考察するにあたって、愛と嘘というのは真逆なようで、切っても切れない関係であることを押さえてほしい。
例えば
- 愛する者を傷つけないための嘘
- 愛する者に振り向いてもらうための嘘
など。
『嘘』にも小さな嘘・大きな嘘と幅があるが、1つ言えることは、どちらにしても『嘘』は自己中心的な発想であるということ。
なぜなら、真実を知り傷ついたとしても、その後の受け止め方や行動は、本人の課題だからだ。
たとえ、相手を傷つけないためであっても、嘘は嘘でしかないのである。
つまり『愛』と『嘘』というキーワードから導き出せるのは、ヒソカは過去に『愛する誰かに嘘をつかれていた可能性がある』ということだ。
では誰が、どんな嘘をついたのだろうか?
ここからは、さらに想像に依るがヒソカは31巻で不思議な行動を取っている。
そこを次の節で深掘りしていこう。
ヒソカについて考察②:アルカを殺さなかった理由
31巻でヒソカは邪悪な笑みを浮かべながら、明らかアルカに殺そうとしていた。
『アルカを殺す』⇨『キルアに恨まれる』⇨『キルアを返り討ちにする』
⇨『イルミに恨まれる』⇨『イルミを殺す』のを楽しみたかったからだ。
しかし、キルアが涙を流しながら「ツボネの手を治してくれ」とお願いした後、キルアの想いを聞いて、アルカを殺さずにその場を立ち去った。
個人的にこのシーンがとても気になるのである。
「ゴンが助かるなら問題なし」と判断した可能性もあるが、イルミがゴンの治療を許可したのはヒソカが去った後なので、少し考えにくい。
もちろん「キルアの行動で興醒めした」という線もあるのだが、ヒソカが本当に血も涙もない存在なら、感動的なシーンこそ、ぶち壊すのに快感を覚えるはずだ。
そして、ヒソカの表情と「・・・」という沈黙には、何か思うところがあったと考えた方が自然なのではないだろうか?
ではヒソカは、アルカを想うキルアを見て何を感じたのか?
それは『愛』だ。
キルアは『何でも願いを叶えてくれる存在』に自分勝手な欲望ではなく、1人の家族として接した。
そこに『嘘』のない『愛』を感じて、アルカを殺さずに去ったと僕は考えている。
ヒソカについて考察③:導き出されるヒソカの過去
これまでの考察とヒソカの性格などを踏まえたうえで、ヒソカの過去を改めて考察すると・・・
- ヒソカの過去には『愛』と『嘘』が関わっている。
- キルアがアルカを思う様子を見て『嘘』のない『愛』を感じた
- それはヒソカが欲しかったもの。
- なぜなら、ヒソカは『嘘』のある『愛』を与えられていたから
- 誰に?恐らく家族(母)に
- 幼少期に薄っぺらな『嘘』と変幻自在の『愛』を与えられていた
- だから、皮肉を込めて能力名にし、相手を騙し殺す
と導き出せると思うのだが、いかがだろうか?(イルミ風)
正直、妄想だらけなんだけど、考察する要素が少なすぎるので仕方ない・・・
母と思ったのは、幼少期に与えられる愛の大半は母から与えられると思ったからだ。
むしろ、ここまでよく引っ張れたとさえ思う。
せめて石田スイ先生が描いたストーリーが公式だったら、もう少し考えられた気もしないでもない。
ちなみに旧アニメ版では
冨樫先生のようなキャラクターが(おそらく)冨樫先生の声で
・ヒソカはチューイングガムがトラウマ
・昔、貧乏だったと語っているぞ!
ただ、真偽のほどは不明!
ヒソカについて考察④:ヒソカは死後強まる念で強くなったのか?
クロロ戦を終えたヒソカは、死後強まる念によって強くなったのだろうか?
個人的には、能力自体は強くなっていないと思う。
ただし、思考が変わったとは思っていて、思考の変化が念能力に与える影響は大きいので、結果的に戦闘力は上がったのかもしれない。
例えば、シャルナークをワンパンで殺せたのは、足がゴムになったことによって生まれた推進力を利用したからであり、クロロとの戦闘で足を失わなければできなかった発想だ。
だから、今後も戦闘においては、これまで見せなかった戦い方、もしくは新たな能力を身につけている可能性は非常に高い。
今後の展開に期待したいところである。
ヒソカについて考察⑤:どこからグリードアイランドに参加した?
ヒソカはグリードアイランドに参加していたが、一体どこのゲーム機から参加したのだろう?
バッテラのオーディションにはいなかったし、幻影旅団のアジトからも参加することはできない。
疑問に思い読み返していると、クロロの目の前にジョイステーションらしきものが・・・!
「冨樫先生はいつか種明かししてくれるのかなー?」とか思っていたら答えらしきものが見つかってスッキリ!
どこから入手したかは依然分からないままだけど、クロロならグリードアイランドの入手ぐらい訳ないよね!(念使えないけど)
ヒソカ=モロウについて完全解説&考察 まとめ
ミステリアスで謎の男『ヒソカ=モロウ』
序盤から登場していたにもかかわらず、フルネームすら明かされたのは34巻なのだから驚きだ。
そんなヒソカの過去やゴンとの戦いは、作中で見ることができるのだろうか?
どちらにしても、連載が再開されないことには願いは叶わないので、冨樫先生にお祈りしよう。
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