こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
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ハンターハンターネタバレ一覧
ハンターハンター31巻後半のネタバレ【前回のあらすじ】
ハンターハンター31巻の概要 | |
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著者 | 冨樫義博 |
ページ数 | 208ページ |
初版発行 | 2012年12月4日 |
デジタル発行(モノクロ) | 2012年3月4日 |
デジタル発行(カラー版) | 2013年8月2日 |
発行所 | 集英社 |
31巻の前半では、ゾルディック家の最後の兄弟『アルカ=ゾルディック』が初登場。
アルカには『願いごとを何でも叶えてくれる』というとんでもない能力を持っていた。
しかし、ゾルディック家を滅ぼしてしまう危険性も秘めているため、イルミはアルカを殺そうとする。
キルアはゴンとアルカを救うため、イルミはアルカを殺すため、それぞれ『家族内指令』を遂行するために動き出す。
果たして、キルアはアルカを守り抜き、ゴンを元の姿へと戻すことはできるのか!?
次期会長を決めるための選挙と、仲間を救う思いが交錯する!
そんな激しい兄弟喧嘩の行く末を一緒に見ていこう!
ハンターハンター31巻No.326:開戦
- パリストン=ヒル
- チードル=ヨークシャー
- レオリオ=パラディナイト
- ボトバイ=ギガンテ
- ミザイストム=ナナ
- イックションべ=カットゥーチャ
- テラデイン=ニュートラル
- モラウ=マッカナーシ
- サッチョウ=コバヤカワ
- ビスケット=クルーガー
- リンネ=オードブル・サンビカ=ノートン
- ルーペ=ハイランド・ブシドラ=アンビシャス
- キューティ=ビューティー
- ジン=フリークス
大勢の前でジンを殴ったレオリオは、一気に人気を獲得し投票数が3位となった。
キルアが車の中で、レオリオがジンを殴っている動画を見ていると電話が鳴る。
電話にはゴトーが応答。『イルミ』の名前をワザと声に出すことで、同席しているアマネの反応を探った。
その結果、キルアはアマネの緊張感を読み取り、アルカを巡る相関図を把握。
キルアはアルカの解放。
シルバはアルカのコントロール。
イルミはアルカの抹殺。
三つ巴の状態を『家族内指令』だとキルアは理解した。
家族で考え方や方針が違った場合、あえて意見を統合せず、各々が自分の望むやり方を通すため、最大限の努力をする真剣勝負
針を取ってから初めてイルミと会話するキルア。
以前のような怯えた様子は全く見せず、アルカを殺そうとするイルミに宣戦布告。
宣戦布告が開戦の合図となり、トラックがキルアの乗る車に突っ込んでくる。
衝撃で崖から落ちていくキルアたち。
どうやら、イルミには『密告者』がいて、キルアたちの情報は全てイルミに入るようだ。
手に入った情報とイルミの知っているルールでは、腑に落ちない点がいくつかある。
知らないルールがある限り、交渉の余地はなく、一刻も早くアルカを消すべきだとイルミは判断した。
ヒソカは何を思ったのか、いきなり「僕がキルアを殺すのはアリかい?」とイルミに質問。
すると、イルミは見せたことのない形相へと変わり、惜しむことなく殺意をばら撒く。
遠くからイルミの殺気を感じ取り、急いで離れるキルア。
ヒソカは出来ればゴンにも助かってほしいと考えている。
オモチャは多いほど楽しいからだ。
崖から落ちて、ルートから外れてしまったキルアたち。
アマネは「私たちは、キルア様の敵ではございません」と告げるが、アルカの名前がない限り、キルアにとっては敵と同じ。
ハンターハンター31巻No.327:謎々
『電光石火』を発動させ、執事たちの前から姿を消すキルア。
しかし、ツボネだけは跡をついて行く。
アルカは自分が原因で揉めていることから「いない方が家族仲良くできる?」と真顔で尋ねる。
キルアは「他の奴のことなんか考えなくていい」とアルカを抱きしめながら、何者かに見張られていることに気づく。
一方、置いてけぼりにされた執事たちの前にヒソカが現れ、トランプ攻撃を仕掛けてくる。
ゴトーはコインを飛ばしてトランプを弾き、アマネとカナリアにはキルアを追わせた。
ヒソカは自分の能力は『ガムとゴムの性質を持つ』とネタバレ。
能力は明かさないのが戦いのセオリーだが、よっぽど自信があるのだろう。
ゴトーは再度コインをヒソカに向け連射。
ヒソカはバンジーガムでコインを受け止めるが・・・
コインはガムで止められた後も回転し続け、ヒソカの手を巻き込もうとする。
相手の能力を性質を見抜き、逆手に取る戦い方は、ゴトーが場数を踏んできたことを物語る。
自らの能力で動けなくなってしまうヒソカを容赦無く追撃するゴトー。
しかし、コインが当たる直前で姿が消えてしまう。
足のバンジーガムを解除すれば、背中につけたゴムがヒソカを引っ張り、脱出できる状態になっていたのだ。
とんでもない速度で木の間を移動するヒソカ。
戦いで使われたコインをバンジーガムを使ってゴトーに向け放つ。
大量のコインがゴトーを襲うが、それを上回る速度でコインを撃ち落とそうとするが・・・
ヒソカはスキを突いて、ゴトーの首をトランプで斬る。
ハンターハンター31巻No.328:手配
森を抜けて走りやすい舗装道路に出たキルアは『電光石火』でツボネを引き離す。
走りでは追いつけないと思ったツボネは、アマネを呼び出して、自身をバイクに変化させる。
他人のオーラを原動力にするだけあって、いとも簡単にキルアに追いついた。
追いつかれたキルアは森の中へ飛び込むが、次の街へ先回りするツボネたち。
キルアの目的は飛行船。空に逃げれば、仲間とも連絡が取れるし、追いつくこともできない。
アマネの目を盗んで、飛行船で逃げたキルアはモラウに連絡を取り、詳しい現状を伝えた。
一方、キルアを空に逃してしまったイルミは、仲間数を増やすために針で一般人を操作する。
イルミの針に刺された者は廃人のようになり、死ぬまで働く戦闘兵と化す。
基本的にハンターがハンターを狩るのは禁止とされているが、一般人に手を出したイルミは狩っても問題ない。
キルアは選挙を利用して、イルミを狩ろうとする。
兄だろうと何だろうと、キルアにとってアルカを傷つける存在はどんな手段を使っても潰す対象なのだ。
そして、選挙に勝ちたいテラデイン・ルーペ・ブシドラの3人はイルミ討伐隊を結成。
イルミを捕獲できれば『ハンター十ヶ条』の見直しができる。
果たして『脱会長派』と呼ばれる3人は、新たなハンター協会を牽引することができるのだろうか?
ハンターハンター31巻No.329:密偵
脱会長派と呼ばれる3人組のテラデイン・ブシドラ・ルーペは『清凛隊』を再結成する。
ネテロ会長が過去に所属し、八面六臂を成した伝説のハンター集団
- 代表=テラデイン
- 副代表=ルーペ
- 実動部隊隊長=ブシドラ
ブシドラ・ルーペの票を全てテラデインへと流し、テラデインは7位→2位になる。
自分たちの良き行動をアピールし、更なる票を獲得するため、イルミとヒソカの悪行を止めようと動く。
キルアを追っていたツボネは何者かの視線を感じて警戒するが、振り切ることも正体に気づくこともできない。
雲の上に行けば、追跡するのは不可能と考えたツボネはアマネを呼び出し、自身を飛行タイプの乗り物に変化させる。
ツボネの能力は『大和撫子七変化』
自らの体を元にさまざまな乗り物を具現化する。
乗り物を動かすには、他人のオーラが必要で自分で操作することはできない。
雲を抜けたツボネとアマネは周囲を警戒しながら、再びキルアを追跡。
イルミたちを追っていた20名のハンターから連絡が途絶え、ブシドラは自ら戦いに参加する。
清凛隊の隊長として、資質と度量をアピールするチャンスだ。
選挙はテラデインに任せ、現地へと向かうが・・・
針人間を追っていたメンバーは全滅。(ブシドラ含め)
その頃、キルアは病院から60kmも離れた場所に着陸し、車でゴンの下へ進む。
しばらく車を走らせていると、イルミが前に立ち塞がった。
一体なぜ!?
ハンターハンター31巻No.330:告白
針人間とイルミに囲まれてしまったキルアは、なぜ場所を特定されたのか頭を巡らせる。
雲の上を数十km飛行しているものを地上から追えるわけがない。
囲まれてしまっている以上、アルカを無傷で逃げるとなると少し厳しい。
身動きが取れないキルアから、アルカの秘密を聞き出そうとするイルミ。
そこへ、ツボネが現れ自身が『密告者』だと告げる。
ツボネのメガネを通して見える映像がゾルティック家にも見えていたのだ。
しかし、バレたところでキキョウからの命令でメガネは外せない。
そんな緊迫した空気の中、ナニカが再びツボネに『おねだり』を始める。
ツボネの中指と薬指の爪をナニカに渡し『お願い』の準備ができた。
誰もが「イルミを殺せ」と命令すると思っているのだろう。
キルアの足を引っ張った罪として、ツボネとアマネが尻拭いをさせてくれと申し出る。
イルミ自身もキルアの心で永遠に生き続けられると受け入れる様子。
ヒソカは、キルアとイルミを陰で見張りながら、アルカを殺してキルアから恨みを買い、キルアを殺してイルミから恨みを買う算段を立てていた。
邪悪な笑みを浮かべるヒソカだが、キルアは「ツボネの手を治してくれ」とナニカに頼む。
誰もが驚く中、爪が再生されていく。
ナニカは治療した後に残酷な見返りを求めたことは一度もない。
ナニカは誰より優しく、呪われているのは『お願い』する方だとキルアは涙を流しながら訴える。
殺気立った雰囲気はなくなり、先ほどまで残酷な計画を頭で浮かべていたヒソカも何処かへ行ってしまう。
ゴンをノーリスクで治せると分かったイルミは病院へ行くことを許可するが、アルカが危険な存在なのには変わりない。
ナニカのルールが全て明かされない限り、アルカと解放されることはない。
だが、ルールを知れば、再びキルアの頭に針を埋めに来るだろう。
そして、立ち去ったヒソカは清凛隊の代表テラデインを殺害し消え、選挙は1位パリストン・2位レオリオ・3位チードル・4位ミザイストムの上位4名で再び行われることになった。
ハンターハンター31巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ
とんでもないアルカの秘密が明かされた31巻。
これまで苦労したキメラアントの討伐も、グリードアイランドのクリアもアルカに頼めば、簡単に叶ったかも知れないと思うと、ぶっ飛びすぎな設定な気もする・・・
そもそも、キメラアントはどこから来たのか?
アルカは、なぜ強すぎる能力を秘めているのか?
そんな秘密も読み進めていけば、分かるかもしれない。
さて、次巻では選挙も終わりを迎えて、新たな章に突入する。
一瞬、最終回かな?と思うような32巻だけど、まだまだハンターハンターは続く!
次の会長に選ばれるのは誰なのか!?
そして、ゴンは復活できるのか!?
最終巻のようで始まりである32巻でまた会おう!
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