こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
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ハンターハンター25巻後半【感想・ネタバレ】

25巻の前半では、メルエムが自分の置かれた境遇に退屈を感じてる中、ゴンたちの作戦がついに開始される。
早速、ぶつかり合うネテロ会長とピトーだが、不可避の速攻を受けてしまったピトーは戦闘にさえならなかった。
後半では他のメンバーも宮殿内に突撃し、ユピーとシュートがぶつかり合う!
そして、メルエムが信じられないような行動を起こす!
25巻の後半で起こる出来事は10分にも満たない。
そんな10分間をギュッと凝縮した濃密な後半も一緒に見ていこう!
ハンターハンター25巻No.266:『万が一』

侵入直前の打ち合わせでは、全く検討もしていなかったユピーが階段に座っているという事態にも、キルアは「やっぱりな」と平静を保つことができた。
あり得ない場面はユピーも同じだが、ユピーはすぐに考えるのをやめて、王を守る任を果たそうとする。
ユピーが好戦的な笑みを見せた時、シュートは動きを止めたが精神的な遅れをとったわけではない。
不必要に近づいてしまうと『神の共犯者』で隠れているナックルたちに攻撃が当たってしまうかもしれないからだ。
ユピーの意識をさらに自分(シュート)へ向けさせようとした瞬間、宮殿内にゼノの『龍星群』が降り注ぐ。
想定外の出来事にゴンとユピー以外の全員が一瞬固まってしまう。

ピトーを担当していたはずのゴンが、ユピーへと突き進むが暴走したわけではない。
万が一、ナックルが『龍星群』で死んでいた場合、誰かがナックルの代わりをしなければならないことをゴンは理解していたのだ。
本来、ナックルの代わりをしないといけないのはシュートの役目。
臆病なシュートは昔から自分を守るため、安全な檻の中で生きてきた。
安全な檻は仲間のナックルや師であるモラウでさえも壊すことができなかったのだが、自分よりもずっと年下で、自分よりもずっと弱かったはずのゴンが今壊してくれた。
ゴンのおかげで精神的な弱さを克服できたシュートは生きて感謝を伝えると決意。
そして、ユピーに『天上不知唯我独損』が打ち込まれたことで、ナックルが生きていることを証明される。

龍の矢が宮殿を襲い、我を失ったプフが玉座に駆けつける。
が、誰もいない。
主のいない玉座でプフは静かに微笑むが、一体何を意味するのだろうか?
ハンターハンター25巻No.267:発動

全く何もなかった場所から思わぬ衝撃を受け、困惑するユピーだがダメージや異変がないため、とにかく目の前の敵に集中することを選択。
一方、攻撃を成功させたナックルだったが、ユピーのオーラ量に戦慄が走る。
これまで出会ってきた最も強い敵と比較しても、全く釣り合わないレベルのオーラ。
ポットクリンがトリタテンに変わるまで、どれだけの時間がかかるのか戦歴5,000を超えるナックルでも全く予想できない。
皆がそれぞれの役割を果たそうとした瞬間、ピトーの凶々しい『円』がゴンたちを襲い、体が一瞬だけ固まってしまう。
ユピーは、そのスキを見逃さず、大階段を吹き飛ばした。

ゴンたちを襲った凶々しいオーラは、空中から落下している間に『円』以外できることがなかったピトーによるもの。
もし、ピトーが翼を持っていたら、プフと同じように『円』など使わずに玉座へ猛ダッシュしていた可能性が高い。
『円』によって、王に近づくゼノとネテロ会長の存在を知り、自軍の置かれている状況がこの上なく深刻であると気づいたピトー。
侵入者よりも早く、王の下へ駆けつけるために跳躍するが・・・
飛んだ直後、跳躍を後悔するほどの暗霊とした負のエネルギーが王を中心に発せられていた。

おそらく、龍の矢で貫かれたであろうコムギを抱えるメルエム。
表情は黒く塗りつぶされていて判別できない。
そして、大階段が崩れる音が響き渡った・・・
ハンターハンター25巻No.268:王。

その場にいた王以外の全ての者は、まるで時間が止まったように固まる。
血に染まる少女。慈愛に満ちた異形なる者。
何もかもが報告と違う。
いや、報告と違うぐらいで今更驚くこともないだろう。
千を超える任務をこなしてきたネテロたちにさえ、ターゲットを間違えたのかと錯覚するほどのギャップを与えたのだ。
王が「コムギを治せ」と命じた声には尋常ならざる迫力が漲り、ピトーは歓喜の涙を流しながら応える。

討伐の対象。スキだらけの王を黙って見守る2人。
慈愛に溢れる王の行いを侵してしまっては大義を失い、人ですらなくなってしまう。
「随分、話が違うじゃねぇかよ」とこぼすゼノ。
無理はない。同様の思いはネテロ会長にもあった。
王は立ち上がり、場所を移そうと2人に提案する。
ネテロ会長にとっては願ってもいない提案だが、同時に「先手を取られた」という思いも植え付けた。

その頃、ユピーは身体を変化させすぎて、よく分からない生き物になっていた。
大階段を襲撃した一撃で足を負傷したシュート。
とても歩ける状態ではないが、モラウは「後は任せたぞ」と言葉を残し『紫煙機兵隊』を発動。
煙の兵隊たちがユピーに襲いかかっている間、モラウはプフの相手をするために走り抜ける。
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ハンターハンター25巻No.269:逆境○マル

モラウを見失ったことでブチギレ寸前のユピーだったが、視界の端に飛び回るシュートが映ったことで冷静になる。
脚を負傷して、まともに動けなくなったシュートは無意識の内に腕の上に立ち翔んでいた。
これまで試したことすらなかったが、これこそが自分の奥義だと確信する。
シュートは逆境には強く、追い詰められるほど力が漲ってくるのを感じていた。
そして、凄まじい気迫とスピードがユピーを一瞬だけ防御へ集中させる。

ユピーの強烈な一撃を避けたキルアとゴンは、進路を変えてピトーの下に向かっていた。
フラッタの遺体を我が身のように操作するイカルゴを追い越したキルアは、視界の端に2匹のキメラアントを捕らえる。
イカルゴの妨げになると分かった瞬間、助けるために体が勝手に動き出す。
「個々の役割を守れ」と誰よりも厳しく言っていた自分が真っ先に暴走。
自分の行動が予想外で、キルアは思考停止に陥るが体は合理的に働き、最小限のオーラで迅速かつ正確に2匹のキメラアントを仕留める。
ハンターハンター25巻No.270:貸し

王のいない玉座でプフは完全に思考停止していた。
王直属護衛軍のくせに肝心な時に王の側にいない自分。
そして、王の所在すら知らない自分。
「これで王直属護衛軍?否、護衛軍失格」
プフの忠誠心は強さゆえの脆さを併せ持っている。
絶対的な理想が先にあり、修正が効かない。
プフが取り乱している本当の理由は、コムギと王が一緒にいることを分かっていながら「一緒にいて欲しくない」という願望だけ玉座に駆けつけたからだ。
狂信に近い感情がプフの正常な思考を妨げている間にモラウは煙で周囲を囲い込む。
つまり、王との分断に成功した。

先ほど、体が勝手に動いてしまったキルアはイカルゴと目が合い、自分のしでかしたことに負い目を感じる。
すれ違い様にイカルゴは「貸しだぞ」と一言。
混乱しかけていた頭の中をイカルゴは一瞬で取り払い、キルアに前を向かせた。

1人で突き進んだゴンは、場所を変えようとするネテロ会長とメルエムを目撃。
そして、ピトーの居場所を知り、怒りと闘志を迸らせたところで25巻は完結する。
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ハンターハンター25巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ
冒頭でも書いたけど、25巻は作戦を開始してから10分ぐらいしか時間が経っていない。
たった10分足らずの時間で、王と護衛軍の怪物具合が分かる。
怪物たちで影が薄くなってるけど、宮殿内にはウェルフィン・ブロヴーダ・ヂートゥの3匹がいて、それぞれが小さな役割を果たしていくから冨樫先生は話の作り方が本当にすごいなと感心。
さて、26巻ではゴンとピトーがついに対面!
怒り狂うゴン。様子がおかしいピトー。
キルアの感じていたモヤモヤの正体が、因縁の対決でついに分かる!
予想外に予想外を重ねる展開に脳は理解を置き去りにする!?
では、色んな思いが交錯する26巻でまた会おう!

新アニメも良いけど、旧アニメでもキメラアント編を描いて欲しいと思ってしまうこの頃
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