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ハンターハンター20巻後半のネタバレ【前回のあらすじ】
ハンターハンター20巻の概要 | |
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著者 | 冨樫義博 |
ページ数 | 200ページ |
初版発行 | 2004年6月4日 |
デジタル発行(モノクロ) | 2012年12月4日 |
デジタル発行(カラー版) | 2013年4月4日 |
発行所 | 集英社 |
20巻の前半では、ネテロ会長の放った刺客『ナックル』『シュート』が登場した。
NGLへ戻るには2人を倒さなければならない。
ゴンとキルアは、カイトを助けるため、再びビスケの指導のもとで修行を始める。
果たして、2人はナックルとシュートを倒し、NGLへ戻ることができるのか!?
ついにパワーアップしたゴンとキルアが全力で戦う!
勝敗はどちらの手に!?
そんな気になる20巻の後半を一緒に見ていこう!
ハンターハンター20巻No.206:勝負
3時間の『練』を終えても疲れることのなくなったゴンとキルアは、ついに全力でナックルと戦うことになる。
力強いオーラを纏ってやってきた2人を見たナックルはいつもと違うことを感じた。
早速、ぶつかり合うゴンとナックル。
ナックルの攻撃は『堅』の状態でガードしても内側まで痺れるほどの威力。
『堅』を維持できなくなった時点で勝負ありだ。
キメラアントたちの戦力も残りわずか・・
だが、ネテロ会長は誰かを犠牲にしないと今回の任務は果たせないと勘が訴えかける。
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター20巻No.207:弱点①
戦いが始まり、防戦一方のゴン。
あまりに一方的すぎて、ナックルはゴンの必殺技の弱点を2つ指摘する。
- タメが長い
- 危険が大きい
1つ目、戦闘中に技を発動させるための数秒間は気が遠くなるほど長い。
2つ目、威力を上げようとして拳にオーラを集中させる分、他の部分を攻撃されたら大ダメージを受ける。
しかし、指摘されたことはゴンも承知済み。弱点を補うために1ヶ月修行してきたのだ。
ゴンのオーラを見て、プロの中堅と遜色ないと評価すると同時に圧倒的に経験不足だと感じるナックル。
オーラの流れで何をしようとしているのかが分かってしまうので、少しフェイント入れるだけでボロボロにできる。
ゴンはボロボロになりながら、ナックルの指摘してくれる優しさを感じながら、本気を出してもらうために挑発する。
そして、目の前でジャジャン拳の構えを見せた。
ハンターハンター20巻No.208:弱点②
いきなり目の前でジャジャン拳の構えをされたナックルは焦って殴りかかるが、避けられて初めて反撃にあう。
ゴンは攻撃までに時間がかかる技の弱点を逆手に取り、動きを誘導した。つまり、フェイント。
ゴンは始めからフェイントを考えていた訳ではなく、戦闘中に思いついた。
そして、フェイントはゴンの攻撃力を知っている者ほど効果が大きい。
「来る!」と恐怖が平常心を失わせるからだ。
さらに、相手が退いた場合でも『チー』や『パー』で追い討ちをかけやすくなる。
弱点だと思われたゴンの必殺技は応用がいくらでも効き、オーラを上手く操れるようになれば、フェイントか本当かを見極めるのは限りなく困難。
戦いの中で急激に成長していくゴン。しかし、オーラのスタミナが保たない。
動かない状態で『練』を3時間維持できても、動きながらだと30分が限界。
加えて、ジャジャン拳はフェイントだけでもかなりのオーラを消費する。
あと1度でも技を使えば、1分ほどしか保たず、慎重に戦わなければいけない・・・
が、離れた場所でジャジャン拳の構えをするゴン。
一体、何をする気なのだろうか!?
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター20巻No.209:?
構えたゴンが見せたのは『パー』で、放出系の遠距離攻撃だ。
『グー』に比べると完成度が圧倒的に低く、ナックルは簡単に弾き飛ばしてしまう。
しかし、これもフェイント。パーを弾いたときの死角からナックルの背後に上手く回り込み、グーをお見舞いする。
まさにジャジャン拳の連続攻撃。
そして、後ろから思いっきりゴンの拳を喰らったナックルは・・・
ダメージを受けることはなかった。
殴る前にゴンが気を失ったからだ。
もし、ゴンがオーラを残したままならナックルは負けていた。
友達が全力で戦っているのに対して本気を出さないナックルに怒りを向けるキルア。
2人は本気で強くなろうとしている。
本気を出さないまま負けるのは『優しさ』ではなく『侮辱』に値する行為。
ビビりのシュートからも「甘い」と指摘される。
しかし、ナックルには本気を出せない理由があった・・・
帰ってきたゴンはビスケのおかげで、明日には回復する。
問題はキルアの方だ。一度も敵と戦えなかったのは計算外。
ゴンはナックルとの戦いで、自らの弱点に気づくことができた。
だが、戦う機会がなかったキルアは自分の弱点に未だ気づいていない。
そこでビスケはキルアに戦いを挑ませる。
ハンターハンター20巻No.210:弱点③
朝、ゴンが目覚めるとビスケとの特訓で顔を腫れ上がらせたキルアがいた。
特訓を思い返すキルア。
キルアの弱点は『見切りの早さ』
自分よりも強いと思った敵と戦うとき、逃げることを前提にしている。
イルミから歪んだ教育を受けてきた結果だ。
幼い頃から染み付いてきた習性は、ちょっとやそっとじゃなくならなず「あんたはいつかゴンを見殺しにする」と厳しい意見を叩きつけられる。
若干の強さの違いなら、環境や体調によって勝敗は変わるだろう。
だが、キルアは常に最悪の場合を想定してしまい、相手が少しでも格上なら『逃げの一択』になる。
「もし、シュートに勝てないようならゴンの元から消えなさい」と忠告される。
この勝負はキルアにとって2つの意味で負けられない。
そして、戦いの行方が分からないビスケは、パームから逃げるために街を去った。
夜になり、正真正銘最後の本気のバトル。
ゴンはナックル。キルアはシュート。
今度は最初から本気のナックル。いきなり顔面にパンチを喰らうゴン。
強烈な一撃だが、不思議なことに痛みがない。
むしろ、力が溢れてくる感覚があり、横に目をやると謎の存在がゴンにまとわりついていた。
額には数字が記載されていて、少しずつ数字が増えていく。
一体、どんな能力なのだろうか?
ハンターハンター20巻No.211:トイチ
ナックルの能力は『天上不知唯我独損』
ナックルから殴られた対象は、オーラを貸された状態になり『ポットクリン』がつきまとい、貸された分のオーラを返さなければトぶことになる。
トんだ状態になると、強制的に30日間『絶』状態になり、念能力は使えなくなる。
だから、ナックルは今まで全力を出すことができなかったのだ。(最初に使ってたらゴンが戦えないから)
もし、最初から全力を出していたら、ゴンは戦うどころかロクに修行もできなかっただろう。
ナックルの能力は相手を潰すというよりも、無効化するのがメイン。
人の良さが体現されたような能力。
一方、キルアは相手を観察する悪癖と、シュートの弱気な性格が相まって、戦いはまだ始まっていなかった。
戦いになれば、キルアはシュートだけではなく、自分の悪癖とも戦わなければならない。
そして、いよいよシュートが覚悟を決める。
腕が3つ宙を浮いているが、一体どんな能力なのだろうか!?
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター20巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ
序盤から少しずつ出ていたキルアの悪癖がビスケによって指摘された。
キルア自身も自分の悪癖に気づいていたからこそ、ノブナガに捕まった時に切羽詰まっていたのだろう。
どちらにしても戦いに勝てなければ、NGLに行くことはできない。
果たして、キルアは呪いとも思えるようなイルミからの呪縛を打ち破ることができるのか!?
そして、ゴンは本気を出したナックルを倒すことができるのか!?
互いに成長をかけた戦いは21巻で決着!
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