強すぎるカミーラの能力!ハンターハンター36巻前半のあらすじ・ネタバレ | マンガマスタリー
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強すぎるカミーラの能力!ハンターハンター36巻前半のあらすじ・ネタバレ

ハンターハンター36巻前半感想・ネタバレ 表紙
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こんにちは、宮本(@mangablog2)です。

当記事では、20年以上ハンターハンターを愛してやまない僕が考察&解説をしています。

※ネタバレを含むため、苦手な方はブラウザバックを推奨。

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ハンターハンターネタバレ一覧

ハンターハンター36巻のネタバレ【前回のあらすじ】

ハンターハンター36巻の概要
著者冨樫義博
ページ数208ページ
初版発行2018年10月4日
デジタル発行(モノクロ)2018年10月4日
デジタル発行(カラー版)2022年11月4日
発行所集英社

35巻の後半では、王位継承戦が本格的に始まり、守護霊獣という未知数の存在が姿を現した。

クラピカは迫り来る危機的状況を逆手に取り、船内に緊急放送という形で『念』の存在を全員に伝えたことで、王子たちの間に膠着状態を作り出す。

しかし、良くも悪くもクラピカは王子から注目を集めてしまうことになり、仲間に引き入れようとする者、早めに潰そうとする者たちの対処に追われることに。

36巻では、シャルナークとコルトピを殺したヒソカを探すため、残された幻影旅団が船の中で活動を開始する。

一見、別々に描かれている『王位継承戦』と『ヒソカVS幻影旅団』の物語は、一体どのような形で絡み合うのか!?

濃密過ぎる36巻を一緒に見ていこう!

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ハンターハンター36巻No.371:任務

ハンターハンター サイレントマジョリティー

おかっぱ頭の人形は誰にも見えていないため、バリゲンを殺した容疑でサカタに拘束された従者ロベリーだが、最高裁判官『クレアパトロ』に状況証拠は偽造が簡単にできるという理由で、提訴の要請を却下される。

得体の知れない存在に襲われる可能性がある念の指導を受けるか否かで検討を始める王子の配下たち。

バリゲンを殺した白いヘビは、念が使えない人間にも見えていたことから具現化された存在であり、守護霊獣の仕業ではないと確信するクラピカ。

さらに14人もの王子に守護霊獣を憑けるとなると、相当な制約が必要と気がついたクラピカは、継承戦から誰か1人でも離脱させることができれば『制約と誓約』が崩れ、守護霊獣が消滅するかも知れないと考えつく。

ハンターハンター フィンクス

一般層ではチンピラが食堂への道を塞ぎ、通行料と称して金儲けをしており、たまたま通りかかったフィンクスたちは、チンピラを締め上げて船の情報を得る。

チンピラによるとカキン系マフィアは、3つの勢力に分かれており、各王子がケツモチをしているとのこと。

マフィアの勢力
  • 第3王子チョウライ:シュウ=ウ一家
  • 第4王子ツェリードニヒ:エイ=イ一家
  • 第7王子ルズールス:シャ=ア一家

情報を聞き出し終えたフィンクスは、チンピラたちに『身長が190以上ある人物の部屋を全部見つけて教えろ』と命令を出す。

おそらく、ヒソカを探しているのだろう。

船で合流するクロロマチ

シャルナークコルトピが殺されたのを自分の責任だと感じているのか、マチは「ヒソカはあたしがる」とクロロに伝えるが、クロロはマチの意見を全否定し、まずはヒソカを見つけることを最優先させる。

確実にヒソカを殺す気でいるのだろう。


どこかの一室で、動かなくなった第12王子モモゼを装置的なひつぎに入れるホイコーロ国王。

棺は王子の数と14つ用意されていて、円を描くように配列された棺の中心には、のような機械が置いてあり、第12王子モモゼが入れられた棺から魂とも思える小さな炎が灯される。

王子を糧として、何かが生み出されるのだろうか・・・

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ハンターハンター36巻No.372:消失

ビスケ イラスト(セカンドライン)

第13王子マラヤームの守護霊獣は巨大化が止まらず、凶悪な見た目へと変化し続けていた。

姉(モモゼ)の死によって、感じたストレスとトラウマが念獣に影響を与えていると、ハンゾーとビスケは考察する。

2人は休息を取る時間になり、ハンゾーは『分身の術ハンゾースキル4』を使ってモモゼ殺しの犯人を探しに向かう。

ハンゾーは牢屋で眠る第5王妃スィンコスィンコ警護兵タフディーを起こし、第1王子からヘッドハンティングと称して殺害方法を聞き出した。

タフディーの能力は『幽体離脱ザタッチ』半径20m以内であれば、目を閉じて横になれば分身を自由に操作することができる。

能力を聞いてモモゼを殺したのがタフディーだと確信し、首を締め上げるハンゾー。

報いを受けさせることはできたが・・・

ハンターハンター ハンゾー

念の指導1日目が終わり第9王子ハルケンブルグ私設兵ユヒライが、手の甲に現れた羽の模様についてクラピカに質問をする。

ハルケンブルク曰く、部屋で私設兵全員が倒れているところを目撃して気を失い、目が覚めると全員が手に羽の模様が浮かび上がっていたとのこと。

そして、私設兵には気を失っていた記憶がないらしい。

話を聞いたクラピカは『要請型』の操作系能力による記憶補正だと推察する。

操作系の種類
  • 強制型:心身共に自由を奪い操る。
  • 半強制型:体の自由を奪い操る。または命令通りに行動せざるを得ない状況に追い込む。
  • 要請型:選択の余地を与えつつ、能力者のために動いてもらう。少ないエネルギーで多くの人間を操作できるのが特徴。

羽には『決意表明と団結』という意味があり、同じ志を持つ者に浮かび上がるのだが、全員に同じ刻印があるということは、全員が同じリスクを背負うことでもある。

信念の強いハルケンブルグは命の危険が伴うリスクを背負っていてもおかしくないため、一刻も早く能力の解明をしなければならない。

第3王子チョウライ第9王子ハルケンブルグ第14王子ワブルは本格的に協定を結ぶことになるが、第3王子の勢力は表面的な関係に過ぎず、いざとなれば裏切る可能性が高く、警戒する第9王子の私設兵。

ハンターハンター カミーラ

第12王子モモゼ殺しの犯人を始末したハンゾーが自室に戻ってくると、もぬけの殻状態。

本体もビスケ第13王子マラヤームも王妃もおらず、より凶悪な姿になった守護霊獣だけが残っていた。

しかも、近づけば味方のハンゾーにすら攻撃を仕掛けてくる。

一体どうなっているのか?


一方、第2王子カミーラは「ベンジャミンを殺しに行く」と第1王子の私設兵ムッセの前に立ちはだかる。

ハンターハンター36巻No.373:継承

ハンターハンター ベンジャミン=ホイコーロ

第1王子ベンジャミンの部屋へ向かおうとする第2王子カミーラを止めるため、私設兵ムッセは警告して銃を向けるが、止まる気配はない。

第2王子カミーラは『絶』でオーラを消しているため、念能力者であることは確実。

問題は能力だ。『絶』で防御力をゼロにしているのは、迎撃型である証拠。

迂闊うかつに攻撃すれば、返り討ちに合う可能性が極めて高いが、オーラを消していて守護霊獣が出ていないのはチャンスでもあり、私設兵ムッセはあえて誘いに乗って発砲すると、第2王子カミーラは意外なほど呆気なく死亡する。

それでも油断せずに自身の条件を満たすため、カミーラの死体に触れるムッセ。

すると・・・

ハンターハンター 36巻 ネコノナマエ

突然、背後に巨大な猫が出現し、握り潰される私設兵ムッセ

そして、猫は尻尾の先から液体を動かなくなった第2王子カミーラの口に注ぐと、まるで回復薬を飲んだように傷口が塞がり、蘇る第2王子カミーラ

第2王子カミーラの能力『百万回生きた猫ネコノナマエ』は、死後に発動し『攻撃してきた者』の命で自らを蘇生させることができる迎撃型カウンタータイプ

復活した第2王子カミーラは、発砲してきた私設兵ムッセを追って来たという理由で、第1王子ベンジャミンの居住区に攻め入り、ベンジャミンを容赦なく銃で乱射するが傷一つ付けることができずに現行犯でヒュリコフに取り押さえられる。

ベンジャミンの能力は『星を継ぐものベンジャミンバトン

ベンジャミンに忠誠を誓った者が死ぬと、能力がベンジャミンに引き継がれる。

殺されたムッセの能力『裏窓の鳥シークレットウインドウ』は、3種の念獣とりを操ることができ、対象者に触れることで発動するフクロウ型の念獣は術者にしか視ることができず、触れられた者は、言動が常に見張られた状態になる。

つまり、カミーラの行動は全てベンジャミンに筒抜け。

これで継承戦はかなり有利に進めることができる。

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ハンターハンター36巻No.374:能力

クラピカ

謎の現象により、部屋に戻れなくなってしまったハンゾーはクラピカに相談していると、ちょうど第13王子マラヤームのいる部屋から電話がかかってくる。

電話の相手は兵隊長『ウェルゲー』

クラピカは、居住区全体がどこかへ転移していると伝えるが、念の存在を知らないウェルゲーは全く信用しない。

挙句の果てには、第12王子モモゼを殺した犯人が第5王妃警護兵タフディーだと伝えても「ハンター協会がカキンを内側から崩そうとしている疑惑が深まっただけ」と電話を切ってしまう。

元からハンター協会員を嫌っているため、何を言っても無駄なのだろう。


第10王子カチョウとの写真を見ながら涙を流す第11王子フウゲツの前に突然扉が出現し、先を進むとカチョウの目の前に出てくる。

突然現れたフウゲツを目撃したカチョウの心拍数は跳ね上がり、センリツは急いで駆けつけるが、何事もなかったかのように振る舞うカチョウ。

センリツは、カチョウの心の強さと優しさを読み取り、2人を継承戦から離脱させることを決意。

ハンターハンター カチョウとフウゲツ

第8王子サレサレの部屋では、第1王子ベンジャミン私設兵リハンが守護霊獣を観察し続け、能力の大部分を把握していた。

第8王子サレサレの守護霊獣の能力
  1. 操作系:拡散式の誘導型
  2. 強制力は弱いが多くの人間を操ることができる
  3. 守護霊獣が吐き出す白い煙を吸い込むほど第8王子への好意が高まる
  4. 吸い込んだ煙が一定量を超えると、吸い込んだ者の頭上に守護霊獣の分身が発生する
  5. 分身も煙を吐き出し、好意を伝染させる

私設兵リハンの能力『異邦人プレデター』は、自らの体内で異邦人プレデターを育て、相手の能力に詳しくなればなるほど異邦人プレデターを成長させることができる。

最終的に相手の能力の天敵となる『捕食者』を生み出すが、強化系や放出系のようなシンプルな強さの前では効果を発揮できない。

果たして、私設兵の能力は守護霊獣にも有効なのだろうか?


第3王子チョウライの部屋では、守護霊獣が定期的に口からコインを吐き出すことが判明。

念を使えない者には、コインが突然空中から降ってくるように見える。

コインの効果は不明。

ハンターハンター36巻No.375:説得

ハンターハンター タイソン

第6王子タイソンの部屋では朝から集会が開かれ、イズナビは守護霊獣を改めて観察するが特に変化はない。

守護霊獣の本体は、ハートマークに1つ目がついた風船のような見た目をしている。

第6王子の守護霊獣の能力

  1. 放出系:拡散の徴収型
  2. タイソン教典を受け取った者に目玉ジャクシが憑く
  3. 目玉ジャクシはオーラを徴収し、替わりに幸福を与える
  4. 幸福の度合いは教典の熟読度によって変わる
  5. 教典唯一の禁忌を破ると厳しい罰が下る
第2王子カミーラの守護霊獣の能力
  1. 操作系:強制型
  2. ある条件を満たした者を意のままに操る
第5王子ツベッパの守護霊獣の能力
  1. 変化系:共存型
  2. 発動にはパートナーが必要
  3. 守護霊獣の体内でさまざまな効果を持つ薬品の生成が可能
第7王子ルズールスの守護霊獣の能力
  1. 具現化系:半強制型の操作系
  2. 標的の欲望を具現化して罠を張る
  3. 欲望が満たされると発動する
ハンターハンター ハルケンブルグ

第9王子ハルケンブルグの部屋では、第12王子モモゼへの黙祷もくとうが行われており、その行動が爆発的なオーラを生み出すことになる。

第9王子の守護霊獣の能力
  1. 強化系:相互協力型ジョイントタイプ集団行動形式パーティフォーム
  2. 羽の刻印を持つ者が王子の元に多く集まるほどポテンシャルが上がる
  3. 皆が意志を統一して能力を発動すると念能力の中でも最大級になる
  4. 強化系だが操作系の能力を持つ
  5. 操作能力の強制力は弱いが記憶の改ざんをする

凄まじいオーラを目の当たりにした第1王子の私設兵は「早めに対処した方が良い」と判断するが、記憶の改ざんがされてしまえば、自分の記憶さえも信用できなくなってしまう。

第9王子ハルケンブルグを討つには、攻撃を見届けてくれる味方が2人は必要だ。

ハンゾーは能力が解除される時間を迎え、本体へと意識が戻る。

第13王子マラヤームの置かれている現状をビスケに説明し、早急に対処しようとするが、それにはハンター協会を嫌うウェルゲーをどうにかしなければならない。

まずは、念能力を信じさせるためビスケが真の姿になり、視覚的根拠を見せる。

本来の姿を見たウェルゲーの反応は意外にも「美しい」だった。

どうやら、ウェルゲーは筋肉フェチのようでビスケの身体筋肉を絶賛。

偉そうだった態度は一変し、まるで初心うぶな少年のようになる。

そして、1013号室(第13王子がいる部屋)が本当に転移したのかを確認するため、玄関へ向かう。

扉を開けても特に変化が見られないが、念によって閉じ込められた場合は3つのパターンに分けることができる。

  1. 出入り不可能
  2. 出入り可能
  3. 一方通行

見た目に変化がない場合、一方通行の可能性が高い。

再度確認するため、ベレレインテが扉の外に出て戻ろうとするが・・・

やはり、戻ることはできない。

ベレレインテの肉体が空間へと消える様子を目の当たりにしたウェルゲーは、早急に念の習得をすることを決意した。

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ハンターハンター36巻前半【感想・ネタバレ】 まとめ

登場人物が多すぎて、1人1人の名前を覚えるのが大変な36巻。

しかも、能力を持ってるキャラクターの場合、能力名も性質も一緒に覚えないといけない・・・

もちろん、完全に覚える必要はないけど、ハンターハンターを最大限楽しむには、やっぱり覚えることがマスト!

複雑だからこそ、理解した時の喜びも大きいと僕は考える。

もし、何回読んでも理解できなかった部分があれば、時間を空けてから読み返すと意外と「あ、そういうことか!」ってなることもあるから諦めずに再チャレンジしてみてね。

さて、本題とはズレたけど、後半では幻影旅団が本格的にヒソカの捜索に乗り出して、ツェリードニヒの念系統も明らかになるぞ!

果たして、ツェリードニヒは何系能力者なのか!?

そして、幻影旅団の新メンバーとは!?

まだまだ始まったばかりの継承戦!36巻の後半でまた会おう!

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