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ハンターハンターネタバレ一覧
ハンターハンター22巻後半のネタバレ【前回のあらすじ】
ハンターハンタ22巻の概要 | |
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著者 | 冨樫義博 |
ページ数 | 200ページ |
初版発行 | 2005年7月4日 |
デジタル発行(モノクロ) | 2012年12月4日 |
デジタル発行(カラー版) | 2013年4月4日 |
発行所 | 集英社 |
22巻の前半では、世界へ散らばったキメラアントが各地を荒らし回っていると判明した。
『ザザン隊』は外部に情報が漏れない流星街に住み着き、住人を次々と怪物へと変えて従属させていく。
そこに歯止めをかけたのは、流星街出身の幻影旅団。
彼らの手によってザザンは討伐され、平穏を取り戻す。
後半では、キメラアントに乗っ取られた東ゴルトー共和国にゴンとキルアが潜入する。
2人を待ち受けていたのは、次々に襲いかかってくるキメラアント。
果たして、2人は無事にピンチを乗り越えることができるのか!?
気になる22巻の後半を一緒に見ていこう!
ハンターハンター22巻No.230:9ー①【選別】
東ゴルトーでは国民自体が監視役となる『指組』というシステムを採用していて、大胆に行動することができない。
- 国民を家族と別々のグループに分けられる
- 良くも悪くも全てグループ単位での責任
- 密告すれば国民階級が上がる
- 亡命すれば残された家族は死刑
要するに、国に人質を取られたような状態になり、国民は自由に行動することができない状態となる。
キメラアントだけでなく、人のことも警戒する2人だが、村はもぬけの殻状態。
詳しく調べると、国民は『選別』によって、すでに死んでいたことが分かる。
選別とは、念を込めたパンチで普通の人間を無理やり念能力に目覚めさせること。
しかし、選別の過程で99%の人間は死ぬ。
キメラアントは国民全員(500万人)を選別し、495万人の死者と5万人の念能力者を生み出そうとしている。
選別が成功すれば、人類に勝ち目はない。
事実を知ったゴンは、国民が殺されるのを見過ごせないと選別を阻止することに。
ただし、実行はキルアが1人ですることになる。
陽動作戦はキルア1人の方が得意で、2人で行動してしまうとネフェルピトーとの戦いに支障が出てしまうからだ。
というのは建前で、本当はゴンが暴走することを恐れている。
カイトがネフェルピトーに殺されてから、ゴンはずっと不安定な状態にあり、本人は気づいていない。
おそらく、ネフェルピトーを前にすれば、ゴンの暴走はキルアでさえ止めることができないだろう。
これまでのゴンは暴走してもキルアは止めることができていたが、モラウがゴンを試した際、ほんの少しだけ見せた狂気とも呼べるほどの怒り・復讐心は止められないとキルアに確信させた。
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター22巻No.231:9ー②【森の住人】
何者かが、二手に分かれるゴンとキルアの様子を見て「好都合だ」と不気味な笑いを浮かべる。
一体、この監視者は何者なのか!?
1人になったゴンを狙って、上半身は人間で下半身がヘビのキメラアントが突然現れる。
素早い動きでゴンを締め上げるが、速攻で返り討ち。
難なく倒したものの場所がバレてしまったため、移動しようとすると次はコウモリ女とフクロウ男が襲い掛かる。
どちらも夜のハンターだ。人間であるゴンには分が悪い。
勝つことができるのだろうか?
ハンターハンター22巻No.232:9ー③【暗闇】
コウモリとフクロウの完璧なコンビネーションに翻弄されるゴン。
しかし、ゴンのオーラは凄まじく、2匹の攻撃では大したダメージを与えられない。
状況を打開するためにゴンは、さらにオーラを大量に練る。
飛び込むのは危険だが、逆に必殺技を破れば勝利が確定すると考えたコウモリ女は、頸動脈を狙って攻撃。
ゴンはギリギリまで誘き寄せ、必殺技ではなく大声を出してコウモリ女の動きを封じてから『パー』を放つが、フクロウに岩で妨害される。
フクロウは形態をゴリラのように変え、肉弾戦に持ち込む。
1対1なら問題ない強さだが、コウモリ女の超音波でゴンはまともに戦えない。
音で刺し、力で殺る完璧なコンビネーション。
先ほどの監視者が、ゴンを楽しむように眺めていた・・・・
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター22巻No.233:9ー④【完璧】
大声を出された仕返しと言わんばかりに、超音波『超不協輪怨』で攻撃するコウモリ女。
ゴンにとっては殺人的な不快音。反撃すらできない。
布を湿らして耳栓代わりにすることで、何とか耐えられるようになるが、フクロウは星さえ出ていれば昼間と変わらず見ることができる。
生物としての差が戦いに出てしまい、2匹のコンビネーションを崩すことができない。
『グー』を使えば、フクロウを倒すことができてもコウモリ女に逃げられて、能力を仲間に知らされる危険がある。
攻めきれないゴンを眺めながら、なぜかガッカリした様子の監視者。
しかし、ゴンはすでに攻略法を思いついていた。
2匹の弱点は、フクロウと真反対の位置に必ずコウモリ女がいるという完全統制されたコンビネーション。
フクロウを攻撃すると見せかけてコウモリ女の不意を突ければ、一気に崩すことができる。
ゴンは巨大な木を思いっきり振り、フクロウを攻撃すると見せかけ爆風を巻き起こして、コウモリ女を岩壁に吹き飛ばしたところを『グー』でトドメを刺す。
1匹になったフクロウでは、ゴンの相手は務まらず、一撃でNGLまで殴り飛ばされるのだった。
ゴンの戦いの一部始終を見ていた監視者は「こいつは使える」と判断。
一体、敵か?味方か?
ハンターハンター22巻No.234:9ー⑤【思惑】
選別の邪魔をするキルアに痺れを切らしたネフェルピトーは、シャウアプフに相談する。
「私達の使命は王の護衛。それ以外のことは他の者に任せればいいだけのこと」と呼び出されるハギャ。
ハギャはハンターに深手を負わされたところを、ネフェルピトーたちに助けてもらったらしい。
「助けてくれた恩を返す」と言いつつ、寝首を掻こうとしているのがバレバレで、雑務(キルアを殺す役割)を押しつけられる。
その頃、ナックルはヂートゥが東ゴルトーに向かって来ていることを感じ取っていた。
後任のハンターが捕まえ損なったからだ。
ハンター協会がNGL以外の地域で捕まえたキメラアントの数は319匹。
師団長クラスには全て逃げられてしまっている。
師団長たちは新たな力を得るために王『メルエム』がいる東ゴルトーに集まって来ていた。
王の周りに師団長クラスが集まってしまうと、王と護衛軍を引きはなすどころではなくなってしまう。
ヂートゥを逃したことを報告するとブチギレるモラウ。
ヂートゥを取り逃した原因は『協専のハンター』を使用したからに他ならない。
ハンター協会から斡旋された仕事だけを専門としたハンターを略して『協専のハンター』と呼ぶ。
斡旋された仕事は、成功しても失敗しても一定の報酬が保証されているため、仕事に対しての意識が低いハンターが多い傾向にある。
協専のハンターは副会長派で、ネテロ会長を失墜させるためにワザと任務に失敗している。
失敗すればするほど、責任の所在をネテロ会長に押し付けることができ、副会長の評価が高まるからだ。
しかし、ネテロ会長は全てを覚悟したうえで今回の任務に就いている。
王を確実に倒すために必要な最低の犠牲者数は500万人。
「いくら何でも多すぎる」と嘆いていたモラウに『選別』が一時中断されているという嬉しいニュースが飛び込んでくる。
キルアが各地で暴れ回っているからだ。
だが、状況は何ら変わらない。むしろ、キルアは東ゴルトーの国民から敵として扱われるようになってしまい、今後動きにくくなってしまうだろう。
やはり、王を倒さない限り、平和が訪れることはない。
ハンターハンター22巻No.235:9ー⑥【集結】
後任のハンターが逃したヂートゥを捕らえるため、待ち伏せするナックルとシュート。
もう少しで鉢合わせするというところで、なぜかヂートゥは方向を変える。
上空を飛んでいたキメラアント『フラッタ』が、待ち伏せされていることをヂートゥに知らせたからだ。
そのまま、レオル(元ハギャ)と合流したヂートゥは、キルアを仕留める協力をしてくれるなら、ポットクリンを除念してやると取引を持ちかけられ承諾。
その頃、ゴンは謎の監視者に永遠と追跡され、キルアはフラッタに永遠と追跡される。
状況は圧倒的に不利。
果たして、2人は追跡を振り払うことができるのか!?
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター22巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ
キメラアントを討伐できなければ、人類は滅亡してしまうというのに、政治や派閥争いで話がなかなか進まない。
22巻で初めて『副会長』や『協専のハンター』というワードが出てきたが、実はキメラアント編が終わった後の伏線となっている。
ハンターハンターをより楽しみたい人は、ぜひ覚えていてほしい。
リアルタイムで読んでいた時は、何が何だかサッパリ分からなかったが、後になってくると「そういうことだったのか!」とかなり爽快感を得ることができる!
ただ、あまり理解しなくても十分楽しめるので、読み方は個人にお任せ。
23巻ではキルアが大量のキメラアントと戦うことになる。
ということで、23巻でまた会おう!
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