こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
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ハンターハンターネタバレ一覧
ハンターハンター28巻後半のネタバレ【前回のあらすじ】
ハンターハンター28巻の概要 | |
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著者 | 冨樫義博 |
ページ数 | 208ページ |
初版発行 | 2011年7月4日 |
デジタル発行(モノクロ) | 2012年12月4日 |
デジタル発行(カラー版) | 2013年4月4日 |
発行所 | 集英社 |
28巻の前半では、キメラアント化したパームがキルアの前に立ちはだかった。
精神が不安定な今のゴンに会わせるわけにいかない。
しかし、能力を開花させたパームの猛攻は凄まじく、防戦一方となってしまう。
時間を稼ぎとしてゴンの現状を伝えている最中、ついに心のせきが切れて泣き崩れるキルア。
心の叫びによってパームは正気に戻り、キルアを励ます。
パームの生存は討伐隊にとって有利に働くのだろうか?
気になる後半を一緒に見ていこう!
ハンターハンター28巻No.296:告白
ウェルフィンが操作系だった場合、無条件に仲間の情報が奪われると考えたイカルゴは相打ち覚悟でライフルを放つ。
基本的な戦闘スタイルが駆け引きであるウェルフィンは、問答無用で攻撃されると後手に回るしかない。
弱そうな相手に弱点を突かれたことと、反撃されたことに戸惑うウェルフィンは『卵男』を発動。
『卵男』が命中すると体内に『黒百足』が寄生し、宿主の『反抗心』を糧に成長する。
ウェルフィンに逆らったり、危害を加えようとしたりすると、激痛を与えながら体を突き破って命を奪う能力だ。
ところが、命を捨てるつもりのイカルゴは休まずライフルを撃ち込む。
撃つのをやめないイカルゴに降参するウェルフィン。
ウェルフィンの誤算は2つ。
- 自分の弱さを知らなかったこと
- 覚悟を持った者の強さ
駆け引きしかして来なかったウェルフィンにとって、イカルゴは天敵だったのかもしれない。
イカルゴは「ムカデを取ってくれ」と頼むが『卵男』は殺すつもりで作った能力。
「解除方法はない」とウェルフィンが正直に話した瞬間、なぜか苦しみ出すムカデ。
ウェルフィンが本音を話すたび、ムカデが苦しんでいくことに気がついたイカルゴは、人間だった頃の記憶を話させる。
どうやらウェルフィンは幼い頃、父親に殺されかけたことがあり、それを助けてくれたのが血のつながらない弟『ジャイロ』だった。
ウェルフィンにとって、ジャイロはツラい思い出を笑って話し合える唯一の存在。
口に出したことで全てがどうでも良くなったのだろう。遠くを見るような目で「ジャイロに会えればそれでいい」と力なく倒れると同時にムカデは消滅・・・
この日、ウェルフィンは初めて正直になる楽さを知った。
果たして、2人が再会する日は来るのだろうか?
その頃、数百数千と打撃を重ねたメルエムは百式観音を攻略し、ネテロの右足を切り落としていた。
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター28巻No.297:最後
失った右脚を筋肉だけで止血するネテロ。気力は全く衰えていない。
だが、ネテロが脚を失ったのは半ば必然である。
本来、無限である百式観音の攻撃パターン。ネテロはそれを無意識に嫌う型によって、有限にしてしまっているのだ。
コムギとの対局がメルエムに先読みの力を授け、先読みの力が百式観音の攻略を可能にした。
負けを認めないネテロに「次は左腕をもらう」と宣言するメルエム。
そこからの攻防は時間にして、1分にも満たなかったが、千を超える拳のぶつかり合いとなり火花を散らした。
そして・・・
左腕を失うネテロ。
が、腕がなくとも祈ることはできる。
祈りとは心の所作。
心が正しく形を成せば想いとなり、想いこそが実を結ぶ。
突然、メルエムの背後から現れた百式観音は、目も眩むほどのオーラの光弾を浴びせかける。
先日、キルアが数里先からでも察知したほどの凄まじいオーラ。
正真正銘、ネテロの切り札だ。
まるで爆弾が落ちたような衝撃。
大量の土煙から傷ついたメルエムが姿を見せる。
勝敗を分けたのは生物としての差。
メルエムは生命の頂点に立つために生まれてきた。
種全体の悲願、種全体の惜しみない奉仕の末にたどり着いた賜。
多様な個を許した人間が勝てる道理などない。
もはや、打つ手なし。
そう思われたが、ネテロは「人間を舐めるなよ。メルエム!」と不気味な笑みを浮かべる。
決着はまだ・・・
ハンターハンター28巻No.298:薔薇
ネテロに負けを認めさせ、自分の名前を知ることができた王『メルエム』。
ようやく知れた、自分の名前に思いを馳せることもなく、ボロボロになった老人を見ていた。
全てを絞り尽くし、死を待つのみの老人から放たれる異質な空気は、まるで出会ったことのない生物と遭遇したような感覚をメルエムに与える。
ネテロは自分の心臓を指で突き刺す。
そして、王は悟る。貴様は最初から詰んでいたのだと・・・。
辺り一面が光に包まれ、大爆発を起こす。
ネテロの体内には爆弾が仕込まれており、心臓が止まると同時に作動する。
爆弾は低予算で大量生産が可能なことと、爆煙が薔薇に似ていることから『貧者の薔薇』と呼ばれた。
『貧者の薔薇』は世界各国で512万人もの命を奪い、今も数十万発の種は開花の時を静かに待っている。
奥の手に薔薇を選んだネテロに「人と蟻でどこが違うのか?」そんな想いが全くなかったと言い切ることができるのか・・・
今となっては確かめようもない。
王との決着は残酷な人間兵器によって幕を閉じた。
プフとユピーは爆煙を遠くから視認し、それが何を意味するか瞬時に理解した。
プフの分身は凄まじい形相をナックル(人間)に向け、王がいる方角へと飛んでいく。
王が勝ったのか、ネテロ会長が勝ったのか、ナックルはまだ結果を知らない。
ただ、どちらにしても決して超えることのできない壁をプフの表情から感じ取り、解り合えると思っていた理想は打ち砕かれる。
爆心地まで辿り着いたユピーとプフ。
活火山の火口のような景色は、生ける者の侵入を拒む。
心境が変わったユピーも怒りに震え、人間を根絶やしにすることを決意。
そして、ユピーは炎の中で何かを見つけ絶叫する。
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター28巻No.299:再生
ユピーの咆哮は不吉な全てを含んでおり、まだ見てもいない姿に大量の涙を流すプフ。
辿り着いた先には、変わり果てた王の姿。
かろうじて息がある。だが、風前の灯。
治療するにしても、ピトーのいるところまで保ちそうにない。
そこでプフが名案を思いつく。それは自分を王に食べてもらうこと。
細胞レベルで小さくなれるプフは、自分の細胞を王の体内に取り込ませることで、命を繋ぎ止めた。
プフを口にしたメルエムは惜しみない賛美を言葉にする。
強い念能力者であればあるほど美味しいなら、プフは王にとって最高の食事。
王の言葉を聞き、先ほどまでの感情が嘘のように消え、歓喜で身を震わせるプフ。
プフを羨ましく思ったのか、ユピーは自身を液状にしてメルエムの口に運び、同じように歓喜に身を震わせた
言葉にできない感情に晒されたプフとユピー。
王から『メルエム』と名前を告げられ、感情の正体が『無性の愛』であることを知る。
ハンターハンター28巻No.300:保険
作戦を開始して30分が経ち、廃墟状態の宮殿をイカルゴが移動しているとキルアとパームに遭遇する。
キルアとパームは宮殿に残ることを選んだ。
宮殿に残るということは、ゴンと一緒に死ぬということを意味する。
キルアとゴンの2人がかりでもピトーには勝てないことをキルアは理解していた。
予定の時間も来てもいないのに、コムギの治療が終わったことをゴンは指摘する。
「できればコムギを安全な場所に運びたい」という申し出さえも全く受け付けず、首都『ペイジン』へ向かおうとするゴン。
ナックルは、ピトーが裏切らないようにポットクリンをつけておく提案をするが、意外なことにゴンは「ピトーを信じる」と断る。
代わりにコムギを人質として預かってほしいとナックルに頼んだ。
カイトを元に戻せば、コムギを解放すると約束し、2人はペイジンに向かう。
他の者が2人について行かなかったのは、逆にピトーに捕まって人質交換を要求されないため。
ゴンはカイトを元に戻すことができるのだろうか?
そして、ゴンとピトーの戦いはどんな結末を迎えるのだろうか?
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター28巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ
28巻では、キメラアントと人間の構図が入れ替わってるように感じる。
これまでキメラアントは悪、人間が善、みたいな感じで物語が進んでいたけど、28巻では善と悪が逆転しているような印象。
特にミニチュアローズ(人間)は512万人、アリは5万人の命を奪っているという数字の差も「人間の方が余裕で悪いですよ」と伝えてる気がしてならない。
だから、ネテロもゴンも28巻では悪役っぽく描かれていると僕は思ってる。
さて、次巻ではメルエムが完全復活し、ゴンの姿がとんでもないことになる!
ネテロ会長が死んだ今、誰が王を止めることができるのだろうか!?
ということで、29巻でまた会おう!
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