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ハンターハンターネタバレ一覧
ハンターハンター33巻後半のネタバレ【前回のあらすじ】
ハンターハンター33巻の概要 | |
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著者 | 冨樫義博 |
ページ数 | 208ページ |
初版発行 | 2016年6月3日 |
デジタル発行(モノクロ) | 2016年6月3日 |
デジタル発行(カラー版) | 2016年11月16日 |
発行所 | 集英社 |
33巻の前半では、レオリオとクラピカの2人が十二支んへと加入した。
任務は暗黒大陸(5大厄災)の攻略。しかも、ビヨンド陣営を退けながら行わなければならない。
かつてないほどの難易度を2人は攻略することができるのだろうか?
そして、ハンター協会全体を巻き込んだカキンの暴走は止めることができるのだろうか!?
後半ではカキン王子が全員が登場!
そして、なんと十二支んの中から裏切り者まで現れる!
ハンターハンター33巻No.346:選択
ミザイストムに連れられてハンター協会までやってきたクラピカ。
新たなメンバーを迎えた十二支んは、改めてV5から受けている任務を共有する。
内容はネテロ会長が命と引き換えに倒したキメラアントよりも危険な『5大厄災』の解決。
しかも、会長の息子であるビヨンドを監視しながら・・・
任務の難易度に衝撃を受けるレオリオをよそに、クラピカはハンター協会内にいるビヨンドの仲間(敵)の数を質問。
父親が亡くなるのをずっと待っていたと考えると、ビヨンドが暗黒大陸へ行くために入念な準備をしていたのは間違いない。
つまり、ハンター協会にはビヨンドの仲間がかなりいるはずなのだ。
質問に対して、チードルは「パリストンと協専のハンター」と返答。
ミザイストムは、思考するクラピカを遮るように外へ連れ出し、内通者探しは内密に進めたいと伝える。
ビヨンドの計画が50年以上前から進められていると考えた場合、十二支んの中にもビヨンドの仲間がいる可能性を捨てきれないからだ。
クラピカとレオリオを歓迎したのは、十二支んとの接点が全くなかったのも理由の1つ。
2人が戻ると、十二支んは任務での役割を話し合う。
- チードル:医療チームの編成と優秀な人材の確保
- ミザイストム:ハンター協会に敵が潜入しないための調査
- ボトバイ:ビヨンドの逃走を防ぐための対策
- ピヨン:暗黒大陸用の解析ソフトの作成
- クルック:暗黒大陸到着後に情報収集と植物収集
- サッチョウ:協会員の身辺調査
- サイユウ:ビヨンドの監視
- ギンタ:暗黒大陸で役立つ能力者探し
- カンザイ:暗黒大陸到着後の護衛
- ゲル:暗黒大陸到着後のケア
- レオリオ:チードルのサポートと看板役
- クラピカ:情報提供
直近の目標は、ハンター試験で『優秀な人材確保』と『敵に潜入させないこと』
そして、1ヶ月後。
すっかりジンは打ち解け、オーラを使った遊び『イボクリ』を披露していた。
精密なオーラ操作技術がなければできない芸当に他のメンバーは衝撃を受ける。
ただ、できても能力にあまり影響がなく、ペン回しのようなものらしい。
仲良く遊んでいると、パリストンがどこからか戻ってきて、ハンター試験にビヨンド側が1人も受からなかったことを報告する。
優秀なクラピカのおかげだ。パリストンもクラピカのことを「相当優秀」と評する。
そして、ハンター試験に落とされた『ミュヘル』がアジトへ帰還。
ミュヘルは、ジンのことが気に入らない様子で「出て行け」と険悪な雰囲気を放ち、パリストンと『ウサメーン(漁師みたいな男)』は、ミュヘルをなだめるが・・・
納得できないと臨戦態勢に入ってしまう。
折れないジンと、挑発するパリストン。
共闘の予感。
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パリストンが挑発したことにより、銃撃するミュヘルの部下たち。
始めた以上、引っ込みがつかないと考えたジンは軽く応戦。
使ったのは殴った衝撃を離れた場所に届ける能力。
以前、レオリオがジンを殴ったのと同じ技だ。
珍しくパリストンは少し驚いた様子を見せ『他人の能力をトレースする能力』なのかと尋ねる。
能力なんて大層なものではない。ジンは打撃系の能力は一度くらうと真似できてしまうらしい。
さらに医者志望という理由だけで、レオリオが使っていない技まで想像して扱い出す。
ジンは追ってきた部下を全員倒し、今回の『芝居』についてパリストンに指摘。
パリストンは、ジンの能力を見るためにミュヘルたちに一芝居打ってもらっていたのだ。
ジンは分かったうえで芝居に付き合い「能力が見たければ自分でかかってこい」と伝える。
戻ったジンは、ミュヘルの部下たちでは暗黒大陸で通用しないと指摘する。
しかし、部下たちは援護要員で、主体として動くのは『通称:ゴレム』なので問題ないとのこと。
ゴレムは具現化したパワードスーツのようなものを常に纏っており、素顔や本名は一切分からない。
ツボネの能力と同じように、人のオーラを使うことで強力な能力を発動させられる『相互協力型』
部下たちを操縦席のような場所に乗せることで、単体攻撃より遥かに強い威力を発揮できるらしい。
ゴレムを中心に11人で編成された部隊名は『石壁』と呼ばれ、ルボの内戦で唯一死者を出さなかったなど、効率や強さは証明済み。
兵隊を仕切っているミュヘルとも打ち解けたが、話はまだ終わらない。
お金の件を持ち出さなければ、元々ミュヘルはジンがNo.2で良いと思っていた。
傭兵にとって信頼は何よりも重要。「お金で寝返った」なんて話が広がれば、信頼は底に落ちるだろう。
だからこそ、ミュヘルは金の話を持ち出したのが許せないのだ。
ジンは全面的に非を認め、金は個人にではなく傭兵部隊が共有している口座『ノーウェル基金』に入金する形で話が落ち着く。
しかし、ノーウェル基金で口座を作るということはミュヘルの部下になるのと同じ。
召集は断れず、戦場では逆らうことも許されない。
迷惑をかけた謝罪も含めたジンなりの覚悟だろう。
ミュヘルはジンの覚悟を認め、ジンは正式にNo.2となった。
ハンターハンター33巻No.348:覚悟
ハンター試験を受けに来た者を遠隔で調査するクラピカ。
嘘発見きすら通過する人物もダウジングチェーンを使えば、嘘をついているのかを判別することができる。
だが、本人が「嘘をついている」と自覚していなければ、ダウジングチェーンさえも通過することになるため、クラピカはミザイストムに記憶そのものを消すような能力者がいないか質問する。
その頃、カキンの王子であるツェリードニヒに電話がかかってくる。
相手は兄『ベンジャミン=ホイコーロ』
ライオンすら素手で封じ込めるほど、筋肉隆々の軍人っぽい見た目の男だ。
電話の内容は、暗黒大陸への渡航で生き残った1名を次期国王にするとホイコーロ国王が認めたというもの。
それを聞いたツェリードニヒは「ゴミどもを一掃できる」と邪悪な笑みを浮かべる。
どうやら2人はかなり仲が悪いらしい。
電話を切ったツェリードニヒは「自分以外が国王になることなど論外」と、やがて「自分のものになる」と確信するように暗闇に光る国を高い場所から見下ろす。
クラピカの質問に対して、記憶を消したり操作する能力者はいないと回答するミザイストム。
ミザイストム自身、協会員全ての能力を把握していないため、憶測による回答だが、十二支んの能力に関しては近いうちにメンバー内で共有することになる。
それよりも、ミザイストムが気にしているのは「十二支んの中に内通者がいるかもしれない」という点だ。
パリストンがあっさりと協会から出ていったのは「十二支んの中に内通者がいるから」だとミザイストムは考えている。
そこでクラピカと連携して、十二支んの内通者を探す。
ミザイストムは、レオリオとクラピカ以外の十二支んを呼び「この中にビヨンド側の人間がいるかも知れない。それでも能力を明かすことができるか?」と告げる。
ミザイストムの発言はメンバーに不信感を与え、カンザイに関しては今すぐにでも殴りかかりそうな形相だ。
だが、ミザイストムは疑っているわけでも、裏切り者扱いしているわけでもない。
もし自分が任務を受ける前にビヨンドと会っていたら、同じ立場にいたかも知れない。
敵が潜んでいたとしても能力を明かすことができるか?という覚悟の話なのだ。
そして、真っ先に自身の能力を明かす。
その間、モニター越しにダウジングチェーンを発動させるクラピカ。
鎖が反応したのはサイユウだった。
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター33巻No.349:蠱毒
ツェリードニヒの元へ、王位継承戦の正式メッセンジャーが『参加条件』と『参加意思の有無』を確認しにやってくる。
次期国王になれるのは、ブラックホエールに乗り出航セレモニーに参加した者のみ。
つまり、暗黒大陸行きの船の中で生き残った者だけが国王になることができるのだ。
問題がなければ、顔の形をした怪しい壺の中へ血を一滴入れ、壺の口へと手を入れると王位継承の儀式が完了する。
参加する者には『壺中卵の儀』によって、特別な力を授かることができるらしい。
カキンの王には8人の正妻と14人の子供がいる。
表向き正妻には序列がなく、子供の性別も王位継承順位に影響しない。
子供は産まれた順に第1〜14王子と呼ばれる。
王位継承戦が始まる前に王子の中の誰かが死ねば、継承戦は中止。
継承戦に誰が参加するのかも非公開。
ツボに血と手を入れるのは形だけの儀式ではなく、後に出てくる重要な役割が作動させるため。
この時はまだ誰も知らない。
- ベンジャミン(母:ウンマ)
- カミーラ(母:ドゥアズル)
- チョウライ(母:トウチョウレイ)
- ツェリードニヒ(母:ウンマ)
- ツベッパ(母:ドゥアズル)
- タイソン(母:カットローノ)
- ルズールス(母:ドゥアズル)
- サレサレ(母:スィンコスィンコ)
- ハルケンブルグ(母:ドゥアズル)
- カチョウ(母:セイコ)
- フウゲツ(母:セイコ)
- モモゼ(母:セヴァンチ)
- マラヤーム(母:セヴァンチ)
- ワブル(母:オイト)
実はツボの儀式は『守護霊獣』と呼ばれる存在を生み出すためのもの。
なんと、穏やかな表情をしたホイコーロ国王にも凶悪な守護霊獣が憑いている。
一方、ビヨンドは拘束されたままミザイストムの尋問(内通者について)にかけられていた。
しかし、ビヨンドは内通者など知らないと話し、クラピカのダウジングチェーンにも反応しない。
どうやら、ビヨンド自身は本当に何も知らず、パリストンとサイユウが裏で結託しているだけのようだ。
一般人を暗黒大陸(に見せかけた無人島)に連れて行くまでをカキンと契約しているビヨンドは、島に上陸するまで放置していても構わない。
問題は「サイユウをいつ捕獲するか」だ。
ベストは島に上陸直前での確保だが、もし物的証拠なしで捕まえてしまうと「覚悟覚悟」と言っていたクセに、裏で犯人探しをしていたミザイストムは十二支んから吊し上げられることになるだろう。
最悪の場合、みんなが疑心暗鬼になり任務どころではなくなる。
なんとか物的証拠を見つけなければならない。
ハンターハンター33巻No.350:王子
カキンの王子たちが、ネットでボディーガードの募集を始めたため、クラピカは5人に潜入依頼をする。
懐かしいメンバー勢揃いだ。
話し合いの途中で揉めかけるクラピカとビスケ。
だが、キルアが用意してくれていた解決策を実行することで、衝突を防いだ。
キルアが分かっていてもできなかった作戦とは・・・
ビスケをお姫様扱いすること。
ボディーガードの募集をかけている王子は6人。
全員が匿名で金額のみが表示されている。
しかし、思考停止をさせて選ぶわけにはいかない。
少しでもツェリードニヒに近づくために目には見えない情報から答えを探す。
- 一番早く依頼した者
- 一番後で依頼した者
- 報酬が最も高い物
- 報酬額を変えない者
- 採用条件がある者
- 採用条件がない者
- 審査内容を明記する者
- 審査内容を明記しない者
- 面接の有無
クラピカの標的はハルケンブルグ王子。
ハルケンブルグは、SNSで「唯一認めているのはツェリードニヒだけ」と発言していたことから、ツェリードニヒと繋がっている可能性が高い。
優秀なハルケンブルグの性格を考察した結果、面接があり、報酬額を変えなかった者に応募するクラピカ。
待っていたのは・・・
第14王子のワブルを抱えたオイト。
ハルケンブルグは腐り切ったカキンを根本的に変えようとしており、暗殺を狙う者も多いため、最初から護衛の依頼を出していなかったのだ。
ほとんど権力を持たないオイトは生き残る確率を少しでも上げるため、少ない情報でハルケンブルグまで辿り着ける人材を待っており、船で行われるのが王子同士の殺し合いだと明かす。
参加しない王子は敗走者扱い。そして、敗走者の末路は想像に難くない・・・
王位継承が殺し合いだと聞かされたクラピカは、ツェリードニヒに近づく条件を飲んでくれるなら全力で守ると約束する。
まだ何も知らないワブルを抱いて、何とも言えない表情を浮かべるクラピカ。
ハンターハンターをフルカラーで読むなら楽天koboハンターハンター33巻後半【感想・ネタバレ】 まとめ
33巻は暗黒大陸の厄災、パリストンとジンのやり取り、十二支んとビヨンドの立場、V5とカキンの政治的対策、王子たちの思惑など、話が複雑すぎて「よく分からない」という読者も多いかも知れない。
だけど、あまり理解せずに読んでも面白いからハンターハンターは凄い。
もちろん、しっかりと理解して進んだ方が世界観に浸り込めて、より面白く感じるのは間違いないけど。
一体、どんな頭になれば、これだけの設定を考えられるんだろう・・・
さて、次巻では物語の大半がヒソカとクロロの戦いになるぞ!
ずーっとヒソカが求めていた夢がやっと叶う!
果たして、勝利を手にするのはどちらになるのだろうか!?
絶対に見逃せない戦いが始まる!
では、最高に胸が踊る34巻でまた会おう!
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