こんにちは、宮本(@mangablog2)です。
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ハンターハンターネタバレ一覧
ゴン=フリークスの母親は誰なのか?
ゴンの母親については情報が一切出ていないが、ネット上では、さまざまな人物が憶測として挙げられている。
- ビスケ説
- エレナ説
- リンネ説
- サンビカ説
- チードル説
- シーラ説
- 身重の石でジンが産んだ説
など。
しかし、どれも根拠はなく、登場している女性キャラクターから無理やり母親へとこじつけている印象を受ける。
まずは作中で語られている情報を洗い出してみよう。
ミトの発言
ミト「それからあなたの母親については、実は何も知らないの」
ハンターハンター8巻より
ミトの発言が真実であるという前提なら、ヒントとなる情報は一切出ていない。
強いて何か導き出せるとするなら『ミトの知らない人物が母親である』ということぐらいだ。
しかし、ミトの交友関係はくじら島内に限られるため、母親を特定するには至らないだろう。
おばあちゃんの発言
おばあちゃん「”母親はどうしたんだい”って聞いても”別れた”ってそれっきりでね」
ハンターハンター8巻より
おばあちゃんの発言からも母親を特定する情報を得ることはできない。
ただ、「別れた」という言葉からは「死別した」と読み解くこともできる。
というより、個人的に死別している可能性は高いと考えている。
理由は3つ。
- ゴンの発言
- 母親からのアプローチが全くないから
- 生きているなら母親にゴンを任せればいいから
1つずつ順番に見ていこう。
ゴンの母親が死んでいる可能性①:ゴンの発言
ゴン「何となく母親の方は本当に死んでんだろーなって勝手に納得しちゃってさ」
ハンターハンター8巻より
作中でゴンの直感は基本的に当たっているため、根拠としては乏しいが、1つの可能性として挙げた。
ゴンの母親が死んでいる可能性②:母親からのアプローチ
ゴンはジンを見つけるためにハンターとなって旅をしている。
ゴンに会いたくないと言っているジンですら、手がかりを少しだけ残している。
一方、母親からゴンに対してのアプローチは作中では全く描かれていない。
もし、母親がゴンに会いたいと思っているなら、何かしらのアクションを起こしているはずだ。
つまり、導き出せる答えは『母親はゴンに対して興味関心がない』もしくは『母親はすでに死んでいる』のどちらかになる。
ゴンの母親が死んでいる可能性③:くじら島に連れてきた理由
母親が死んでいる可能性が最も高い理由は、ジンがくじら島にゴンを連れてきたこと。
もし、母親が生きているなら、くじら島に連れてくる必要があるだろうか?
最初から他人に預けるつもりなら、親権は別れた母親に渡した方が安心できるだろう。
そして、母親・息子のいずれからしても、親子で一緒にいた方が自然。
だが、ジンは実の母親ではなく、叔母・祖母に預けている。一般的に考えれば、ジンの行動は不自然かつ誰も得をしないと言わざるを得ない。
母親がよっぽどロクでもない人間であるなら話は別だが、ジンほどの洞察力があって見抜けないはずがない。
つまり、母親には預けられない理由があり、その理由とは『ゴンの母親はすでに亡くなっている』と考えるのが妥当だと判断した。
以上3つの理由から、ゴンの母親はすでに死亡している可能性が高いと考えられる。
父親は本当にジンなのか?
ネット上では、ゴンとジンは親子ではない説が、たびたび話題になっている。
しかし、作中でジン自身が「オレの息子」と明言してるうえ、否定するシーンは一切ないため『ジンが父親じゃない説』は、現段階では深読みのし過ぎと考えるのが妥当だろう。
作中には、ゴンのことをジンの息子だと強く感じている者も数多くいる。
おばあちゃん「あのコの目が持つ光は父親そっくりだ」
ハンターハンター1巻より
カイト「お前の親父の名はジンっていうんじゃないか!?」
ハンターハンター1巻より
船長「安心しなジン。お前の息子はいい子に育ってる」
ハンターハンター1巻より
ビスケ「あのコを強く育てるため…!!」
ハンターハンター15巻より
レイザー「こいつは間違いなくお前の息子だ」
ハンターハンター17巻より
パリストン「ジンさん息子さん大変らしいですね?」
ハンターハンター30巻より
チードル「明日旅立つそうね?選挙も息子さんも放りっぱなし?」
ハンターハンター32巻より
そもそも、ジンが本当の父親ではない説が出たのは、作中で『ドン=フリークス』という名前が登場したことが大きな要因だろう。
ゴンの父親がドン=フリークスという説は、現段階では根拠がない。
そして、ジンの出生に関しては、8巻でおばあちゃんの口から語られている。
おばあちゃん「ジンはあたしの長男の一人息子。ミトは次男の一人娘でね」
ハンターハンター8巻より
おばあちゃんの言っていることが真実なら、直近のフリークス家はくじら島出身で間違いないだろう。
時系列から導くゴンの母親の影
時系列に沿ってゴンの母親になり得る人物を考察してみよう。
ミト「ジンが試験を受けたのは、あなたと同じ12歳になる少し前…」
ハンターハンター8巻より
ジンは11歳で(21年前)くじら島を出たことになり、西暦で表すと1979年。
そして、グリードアイランドが発売されたのは1987年。くじら島を出てから8年が経っているため、ジンの年齢は19歳。
ミト「試験を受けに島を出たジンが戻ってきたのは10年後。その時には赤ん坊のあなたを抱えていたわ」
ハンターハンター8巻より
ジンがゴンを連れてくじら島に帰ってきたは10年前。この時点でジンの年齢は21歳となる。
ゴンの年齢が現在12歳であることから、当時のゴンは生後1年程度は経過していると考えられる。
また、ゴンと再会した時点で、ジンの年齢は32歳。つまり、ジンと年齢の近しい(3歳前後の)者が母親として最有力候補だ。
ゴン=フリークスの母親・父親 まとめ
今回の考察では、主にゴンの母親について考察をした。
個人的な結論として、母親はすでに死亡している説が最有力。
なぜなら、ジンはゴンをくじら島にわざわざ預けているから。
結局、誰なのか特定することはできなかったが、これ以上は妄想に近い形になってしまうため、作中で語られるのを待とうと思う。
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